潮路のとはずがたり雑記 **shioji's notes

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新九郎、奔る! 11

2022-09-17 15:30:00 | コミック

 過去最強と言われている台風14号が接近しているのですが、今日は朝からぱらっと雨が降ったくらいで、午後には風も止み普通に強い日差しが復活しています。まさに「あれ❓️」的な状態。

 でも、明日あたりから徐々に影響が強くなってくるんでしょうね。念のため、今日のうちに最低限の買い物は済ませておきました。明日の買い出しは天候次第です。もちろん近場だけで。

 

 昨日の記事、「フローリングワイパー買い換え💧その1」の続きは明日以降にして、今日は昨日買ったゆうきまさみ『新九郎、奔る!』(小学館)11巻の感想とコメントを先に書いておきます。

 

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  新九郎、奔る! 9 - 潮路のとはずがたり雑記 **shioji's notes

 

 連載そのものは雑誌の方で追っているので(※現在、40号掲載分まで既読)、あらためて読み直したような感じなのですが、以下ネタバレというか、史実で明らかなこととは別に作品の内容にも触れますので未読の方はご注意下さい。

 

 

 

 この巻の隠れ(?)テーマは「家督相続」ですかね? ただ「家督」に対して「相続」という言葉が付いてきていないので、当時の使い方は現在とは少し違っていたのかなという印象です(コトバンクの家督の記事。おもしろいですね)。

 

 今川の家督の方は裏技というか禁じ手というか、荒技を使って現状打破を試みることになりましたが、これがもう伊勢一族挙げての『スパイ大作戦』状態。史実で、実際にどんなことが行われたか気になりますが、やはり相当なことを仕掛けないと龍王(のちの今川氏親)の相続は難しかったんでしょうねえ。

 作中で、そのきっかけというかヒントをもらうことになったのが、荏原でのつるとの再会で(子供の実父が誰かというのは、この先もう触れられないのかも……実際、従兄弟どうしでそっくりって現実世界でもありますしね)。息子を弟の養子にして実家の跡継(家督)にというつるの目論見を知って、新九郎はショックを受けてましたけど、私はこの目論見、ごく自然なことだと思いましたね。弟よりもわが子、それが婚家の利害と一致するならオッケーオッケー、ってなわけで(^_^;。……。

 

 別の家督、将軍家の方も還俗させて跡継にした弟を排除してまで実子に継がせたのに、父子の軋轢がここへ来て顕著に(可哀想な義尚💧)。これも大変なことになるんですよねー、悲劇的というか。いやいや。

 

 あとこの巻では「未来の嫁、登場❗️」がありました💦。その流れ、最初に本誌で読んだとき感じたんですけど、『時地』(※諏訪緑作『時の地平線』、孔明主人公の三国志のコミック作品)の孔明と英(この作中の黄夫人)の初期のエピソードを思い出しました。いえ、似ているというほどでもないのですが、年齢差のある将来のカップルを描こうとすると、こういった空気が漂うんだなあと。ただ本誌の方を見るに、まだ先は長そうですけどね



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