《試練》――現在史研究のために

日本の新左翼運動をどう総括するのか、今後の方向をどう定めるのか

ブログ「試練――現在史研究のために」について(2)

2012-10-24 11:59:03 | 思いつくままに
一つお断りします。
このブログでは、「新左翼運動」と書いてありますが、主には、革命的共産主義者同盟、つまり中核派に関連するものであることをご理解ください。中核派以外の新左翼の諸潮流にも触れることもあると思いますが、失礼ながら、それも中核派との関連で触れるということになります。
もちろん、中核派に新左翼全体を代表させるつもりはありません。けれども、中核派に批判的なある知人が言っていましたが、「何らか運動にかかわると、良くも悪くも、中核派抜きにはものごとが前に進まない」というのは、その通りだと思われます。革共同あるいは中核派としての厳しい自己総括、その検証、そして継承と克服という立ち位置から考えることで、日本の新左翼運動全体を考えていくことができるようにしていきたいと思っています。

ブログのタイトルにした「試練」は、かつて1960年代後半に、革共同の本多延嘉書記長が自分の論文や編著書のタイトルに「勝利に向かっての試練」と付けたところから取ったものです。本多氏は、その後、カクマルによって無念にも虐殺されましたが、僭越ながら、本多氏を偲んで、「試練」の言葉をいただいた次第です。
また、3・11と福島原発事故から始まった新しい時代の中で生き、この人類史の転回における時代精神をつかみとりながら、前に向かって進んでいくこと自体が、まったく未曾有の新しい試練であると思います。

そろそろと手さぐりで歩んでいくつもりです。

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