巡りの星 01
気がつくと、私は知らない道を歩いていた。ここは何処で、そして、私は何処に向かっている...
巡りの星 02
アスファルトの道路、横断歩道、雑居ビル。カフェの看板に通りを行き交う人々。私はしばし...
巡りの星 03
話しながら、私とアサダさんは会社のオフィスビルの中へと入っていった。比較的新しいビル...
巡りの星 04
「え?なんです、それ?」 「シッ!ほら、会議室に部長いるよ…!」 会議室の目の前に立っ...
巡りの星 05
それからおよそ30分、橋爪部長は新たな新規事業の構想を私たちに語った。 従来の広告代理...
巡りの星 06
「あ、アサダさん・・・?」 戸惑い驚きながら掠れかけた声を何とか絞り出した私の顔を見て...
巡りの星 07
アサダさん、いや、ミキと別れて帰路に着いた私は、いつも通りの地下鉄に乗って、いつもの...
巡りの星 08
・・・いよいよ訳が分からなくなった。 自分の記憶がおかしくなったということで結論をつけようとした矢先に、自分の記憶を証明する物証といえる一枚の名刺が見つかった。 ...
巡りの星 09
スローテンポの穏やかな環境音楽が室内に響き渡る。徐々に音が大きくなるのと同時に、明る...
巡りの星 10
謎の女性社員『三芳 ひかる』。 昨日の橋爪部長の変貌や、アサダさんとの関係の劇的な変...