
巡りの星 65
「大丈夫かい?」と私が顔を覗き込みながら聞くと、小さなアサダさんは、うつむいたまま、首...

巡りの星 66
「こんなにきれいなお星さまがあったんだ・・・」 夜空へ向かってつぶやいた小さなアサダさ...

巡りの星 67
「・・・ミキちゃん、手を見せてくれない?」 「手?」小さなアサダさんは自分の両手を広げ...

巡りの星 68
懐かしいその声は、すぐに誰の声がわかった。 「おばあちゃん・・・!?」 私は思わずそ...

巡りの星 69
「あれ・・・」私はおばあちゃんに両手で撫で回された感覚がリアルに残る頭を触りながら、ひ...

巡りの星 70
それから少しして、叔父と叔母の二人の声が聞こえた時、小さなアサダさんは気がついたよ...

巡りの星 71
呆然とする私に、ヒカルは言った。 「巡りの穴よ・・・」 「めぐりの・・・穴!?」 「...

巡りの星 72
「未来の、存在?・・・ヒカル、一体キミは・・・」 私はこれまでに何度か尋ねても答えて...

巡りの星 73
上下左右の感覚を失い、先程まで確かに頭の中でとどめていた自分の意識や感情が、壊れたミ...

巡りの星 74
一本の長い長い道に、私たちは居た。 まるでCGソフトで絵をつくりはじめたばかりの、何も...