わたしの名前～さあか編～

さあかです
先日、去年受け持った男の子(年長)に相談されました。

ぼくさぁ、悩んでるんだよ。
ぼくには妹がいるでしょ?(０歳児クラス)まだ赤ちゃんで小さいから、スプーンの持ち方も
下手だし、歩くのだって危なっかしいし、この前だってさ、ぼくは「だめだよ！」って言ったんだよ？
それなのにやめないから消火器が倒れてきて大変だったんだよ。まぁぼくが助けてあげたからよかったんだけど。
ぼくは心配で心配で夜も眠れないよ…


言うだけ言ってため息をつきながら去っていきました
何かアドバイスが欲しかった訳でもなさそうだったので後姿に「頑張れ」をつぶやき見送ってみました(笑)

子どもってすごいな。
小さいながらにしっかりと「大切な人を守りたい!!」って心を持っているんだな、となんだか心がぽかぽかしました


さあかにも、３つ上の兄がいます
ブラコンではないけれどとっても仲良しで頼りになるお兄ちゃんです。
小さい頃から憧れの存在。どうやったらお兄ちゃんたちのあそびに参加できるか必死で考えたものです。
お兄ちゃんが秘密基地を作る!!といえば、基地で食べるお菓子をお弁当箱に入れて用意し、
忍者ごっこをやる!!といえば、転んだ時用にヨモギとアロエをビニール袋に集め医療班をかって出ました。
主力メンバーに入れなくてもいいのです。
お兄ちゃんに「よくやった！」と言ってもらえれば、その日の夜はニコニコで布団に入れました
(こうやって書くとデキのいいけなげな妹に思えますが…
本当にまぁ、わがままでめちゃくちゃな妹で、兄は何度となく涙をのんだコトと思います。）

お兄ちゃんに言われてシッポを振りたくなる言葉ベスト３
「いいか？あかり…」「あかり!こっち来い!!」「あかり、よくやった！」

わたしは苗字よりも名前を呼んでもらうことが好きです。
悪いことをして「あかり!!!!!!!!」なんて怒られることもしょっちゅうだったけれど、
でも、「あかり」って呼んでもらうと自分を認めてもらえている気がしてとても嬉しいのです。


名前は生まれて１番初めにもらえるプレゼントです。
世界でたった１つの大切な大切な贈り物です。
同姓同名だったとしても名前をつけてくれた人たちの想いまで同じなんてコトは決してないから。

わたしの名前は母が付けてくれました。
父は美幸に、祖父は緑にしたかったようですが譲らなかったようです。母は強し

明るく元気な子に育つようにと想いを込めて「明莉」と名付けてくれました。
小学校の頃は、お土産とかで売っている名前付きのキーホルダーとかがなくて嫌だななんて思ったこともあったけれど、
今は本当に自分の名前を大切に思っています。
自分の名前を自分が大切にすることは、
自分自身だけでなく自分を愛し育ててきてくれた人も大切にするということだと思います。


毎日何気なく呼んでいる子どもたちの名前も人数の分だけ想いがあると思うと、もっと大切に大切に呼んでいきたいな


皆さんは、自分の名前が好きですか？
自分の名前をつけてくれた人の想いを知っていますか？


明日はコーちゃんが更新してくれます

お楽しみに