昨日、お昼寝前にクラスの子どもたちと絵本を読みました。
「もっとおおきなたいほうを」
年少の子どもたちに、戦争のこと、平和のこと、いのちのことを伝えるのって難しいことなのかなぁ…
迷っていましたが、先日広島に行って、やっぱり、伝えたい、伝えなきゃと思いました。
子どもたちは難しい顔をしながらも絵本もそのあとの私の話も一生懸命聞いてくれました。
きっと話の内容はほとんど伝わっていないと思う。
でも、思いは素直にまっすぐ届いた気がします。
「ころぶといたい!ちがでるとないちゃうときもあるよ」
「いたいのいやだし、しんじゃうのいやだよねぇ」
「『ごめんね』と『いいよ』ってするとね、なかなおりできるよ」
自分の体験に置き換えながらお話してくれました。
話が進むにつれて少し難しくなったのか、子どもたちの眉間にしわが…
そんな時に一人の男の子が
「せんせい、へいわってなに?」と私に聞きました。
へいわってなに?って子どもに聞かれるとドキッとします。
「うーん、『明日も遊ぼうね』『また明日ね』のお約束が守れることかな。」
と答えました。
そしたら子どもたちは、ほっとしたやわらかい表情になりました。
「なぁ~んだ」「できるよねぇ」「そうだよねぇ」
子どもたちは、明日がまたいつものように来ることを疑っていません。
信じきっています。
子どもたちを守れる大人になりたいと思いました。
どうか、子どもたちの明日がずっとずっと続いていきますように。