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2015.4.1からふたつのブログを合体!!!

おかげさま。

2015年04月17日 16時32分56秒 | 日記
こんにちは、さあかです。

現在、保育から離れて子育て奮闘中。

今まで、「保護者支援」を保育士として大切に思っていたつもりだけれど、
「あ~、お母さんたちって、こういうところが大変だったんだな。」
と気づかされることがたくさんの毎日です。
「こうしたらいい」ってアドバイスがほしいわけじゃなくって、
「そっか、そっか」「そうなんだね」って受け止めてほしい時もあるんだな。
保育士時代、ゆっくりお母さんたちの話が聞けていたかな。
自分だけがしゃべってしまっていなかったかな。

息子は小さく生まれたので、一か月入院していました。
退院が近づいて、息子のことで不安になることがいくつか出てきたとき、
助産師さんが言ってくれました。
「お母さん、保育士さんだって、私たち助産師だって不安になってもいいんだよ」
「みんな一人ひとり子どもは違うんだもん。心配になることだってたくさんあるよ~」と。
どこかで、「保育士」であることをプレッシャーに感じていた自分にとっては、
本当に温かく、心に染み入ることばでした。
その時、なりふり構わず、たくさん失敗して、たくさんみんなに迷惑かけて、助けてもらいながら、
この子の母ちゃんにならせてもらおう!と思えた気がします。

横浜に戻ってきて、やっと落ち着いてきた今日この頃。
ようやくゆっくり…
とはならず(笑)

目やにがひどく眼科やら、乳児湿疹から悪化して耳鼻科やら…
飲み薬、塗り薬、点眼薬、点耳薬等、薬くすりのオンパレードです。

今日初めて耳鼻科に行ってきました。
土地勘がない横浜で、初めての病院に、生後1か月半の息子を連れて行くことは、なかなかな冒険です。
受付を済ませると、待合室の椅子は患者さんでいっぱい。

すると、みんなが一斉に少しずつずれて、私の座るスペースをあけてくれたのです。
ありがたい…
皆さんにお礼を言って座らせてもらうと、隣のおばあちゃんが話しかけてきてくれました。
「あらあら、何か月?かわいいわねぇ、ずーっと見ていても飽きない♪」
にこにこしながら息子のことをやさしく見つめてくれました。
息子も、そんな温かい雰囲気を感じたのか、そのおばあちゃんをご機嫌に見つめ返していました。

そのうちに、「あ~」とか「う~」とか声を出し、足や手をバタバタ動かす息子。
眠さもあるのか、少し声も大きくなってきてしまったので、席を立ってあやそうとした時、
おばあちゃんが
「まぁ!こんなにおててをぎゅ~って握りしめて!!どんな大事なものをもってるの?」
と言ってくれたのです。

うれしかったなぁ、そんな風に言ってくれて。
お母さんは、子どもと二人きりでお出掛けすると心細いのです。
たくさんの人がいるところで、大きな声出しちゃったら悪いな…って気がひけたりするのです。

おかげさま。
そんな温かな人がいてくれて、息子がいてくれて、母ちゃんにさせてもらっています。
母になって、息子と一緒にたくさんの人に支えてもらっているなぁって、本当によく感じます。

息子をだっこしながらカバンからものを出そうとして手間取ってしまった時に、
そっとカバンを押えてくれた子連れのお母さんがいました。
隣りに座った2~3歳の子が(赤ちゃんねんねしてるからシ~だね)と小さい声で話してくれました。
息子が生まれてから、ちょっとしたことですぐいっぱいいっぱいになって泣く私を受け止めてくれる旦那さん。
仕事で疲れていても私の話に付き合ってくれています。
おかげさま。
おかげさま。

あ~、みんなの温かさって嬉しいな。

子どもを、
お母さんを、
お父さんを、
みんなで育てる、
みんなで支える。

私にも出来ることってきっとたくさんあるんだろうな。

今日はみんなにありがとう。