前回までのルート:
1日目 (札幌→成田空港→(武蔵野・埼京・南武・横浜の205系)→横浜)
2日目 横浜→東神奈川→八王子→高麗川
[八高線 233D 高麗川9:07→高崎10:40]
《高麗川 9:07発》
キハ110の2両編成で、八高線をさらに北上します。
(編成:高崎方より)キハ110-207+キハ110-221
本日の目的は、秩父鉄道の1000系に乗ること。8月17日の1000系貸切列車に予約した話はすでに第1回でも触れていますが、日中を貸切列車に割くことになるので、他の列車に乗ることはできません。なにより、貸切り列車は1000系2本なのに対し、現存する1000系は3本。貸切り列車に使われない1010F(1010-1110-1210)に出会う機会がなくなってしまいます。貸切り列車に使われる1001F(1001-1101-1201)と1003F(1003-1103-1203)も、定期運用での姿を見ることができるかもしれません。
というわけで、定期で走る1000系をメインに秩父鉄道を全線走破すべく、秩父鉄道との接続駅・寄居を目指します。
うつらうつらしていると、大きな駅に着いたのか、乗客がぞろぞろと降りていきます。もう寄居に着いたみたいですね。
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寄居にはJRの他に東武東上線が乗り入れていて、このように10両編成……あれ?
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間違えた!?
《小川町 9:35着》
寄居まであと3駅というところで、まさかの足止め(原因は自分)となってしまいました。
次の八高線の列車は1時間後。そうすると寄居に着くのは11時3分になりますが、そこまで待っていられません。233Dを選んだ理由の一つは、寄居10時59分発のSLパレオエクスプレスを見たかったからというのがあります。
何か他に手段はないか……
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……あ。
東武東上線でもいけるんだった。
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小川町は東武が管理している駅で、中間に改札も何もありません。『横浜→寄居』の切符を手にしたまま、東武8000系と対面していました。2・3・4・6・8両編成とバリエーションが多く、20年で712両も製造されたことから、別名『私鉄の103系』と呼ばれます。この数は私鉄では現在も破られていません。2位の西武2000系でも444両であることを考えるとどれだけ多いかが分かります。
東武の電化営業線全てで、普通から急行まで活躍していた8000系ですが、旧型車を中心に廃車が進み、伊勢崎線の浅草~館林間と日光線からは撤退しています。しかし、末端ローカルを中心にまだまだ健在です。
20年以上にわたって製造されたため、103系1200番台似の前面(旧型)と211系似の全面(新型)がありますが、旧型は8111Fを残し引退してしまいました。
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池袋からの10030系の急行が到着。8000系をステンレスにしたような車両です。
東上線は池袋~寄居間ですが、池袋からの列車が乗り入れるのはここまでです。小川町まではほぼ全線複線(※)電化。そりゃ、八高線が非電化なままなわけです。現在小川町以南は10030系がメインとなり、8000系は末端に追いやられつつあります。
(※……JR八高線との交差部の工事を避けたため、嵐山(らんざん)信号場から小川町までの4.0㎞はいまだ単線)
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8000系の車内。旧型車の置き換えを狙った20メートル級の4扉通勤車という点は103系と同じですが、徹底的なコスト減を狙った103系とは異なり、空気ばね(乗りごこちはいいが、103系では採用見送り)や奥行きのある深くしたクッションなど、乗り心地の面で配慮がされています。長距離運用が多い8000系ならではです。現在も池袋~小川町の急行(約70㎞)などについています。
ちなみにこの車両は『81112』。4両編成はクハ8100-モハ8200-モハ8300-クハ8400となっているのですが、あまりに車両が多すぎため番号が足りず、5桁の番号を持つ車両が生まれてしまいました。
寄居まではワンマン運転のため、ワンマン改造がされています。
(編成:寄居方より)81112-82112-83112-84112
寄居からの8000系を待って発車です。
[東武東上線 Y1075 小川町10:00→寄居10:18]
《小川町 10:00発》
小川町~寄居は全て単線です。
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東武竹沢まではほぼ直線。八高線と並走します。八高線の方が後にできたため、この先で八高線が一旦右に離れた後東武線の下をくぐっています。
《男衾 10:08着》
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中間の男衾に到着。
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かつての側線の後が残ります。
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上り電車と交換。日中は20~30分おきと、八高線の2~3倍も走っています。沿線は森だらけなので、池袋方面からくる直通客がメインです。実際、発車数分前に池袋からの急行が来るまで、乗客が私1人でしたし。
《男衾 10:12発》
《寄居 10:18着》
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荒川を渡り街並みが見えてくると、そこはもう寄居。北側から、JR・秩父鉄道・東武鉄道が1面2線ずつホームを持っています。それぞれの間に側線があるので、駅全体としてはかなりの規模になります。
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寄居駅は秩父鉄道管轄の駅で、事情は小川町と同じ。
一旦改札を出た後、窓口で「秩父路遊々フリーきっぷ」(1400円)を購入。これで秩父鉄道全線1日乗り放題になります。学校休みの期間と土日祝のみだけなので、普通の時期に向かう場合は注意が必要です。
参考までに、羽生⇔三峰口の全線往復で2040円です。
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秩父鉄道のホームに降ります。
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木製の上屋にはでかでかと「SL列車」の文字が。この日は平日でしたが、夏休みということで運行されていました。
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急行も停まる主要な駅の一つですが、ホームは1面2線のみ。代わりに側線はホームを挟むように3本ずつあります。
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八高線のキハ110が停車中。(小川町起点で見ると)東回りで寄居に来た東武とは逆に西側から寄居に入るので、寄居駅に入る向きも逆になります。よって、これは上り列車。
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3番線に7000系の下り列車がやってきました。
元は東急8500系。元国鉄101系の1000系が古くなってきたので置き換えのためにやってきました。7000系が入ったことで、1000系は12本36両からから10本30両に減少しています。
本当はこの列車に乗って秩父駅あたりでSL列車を撮る予定だったのですが、駅スタンプ台に切符を忘れてしまい一旦改札に戻ることに。結局この列車に乗るのはあきらめ、ひとまずSLを見送ることにしました。
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10時52分。汽笛とともにSL「パレオエクスプレス」が到着します。
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あまりSLに興味がない静サツ(どちらかというと電車や気動車派)ですが、C58-363が元12系客車4両を引っ張る姿はなかなかに壮観でした。ホーム際で眺めると一層存在感があります。
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寄居駅には7分の停車です。最後尾には整理要員が立ち、客の多さを物語っています。
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1号車で見かけた手作りアイスクリームのワゴン。
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客車は客車で貴重なのですが、やはり人気が集まるのは先頭のSLです。
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テンダー部のナンバープレート。
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運転台。この時、運転士さんが石炭をくべる作業をしていました。11時を前に気温は30度以上(体感)に達していましたから、運転室内は(C58は寒冷地使用も考え運転室が初めて密閉構造となった)それ以上に暑かったことでしょう。
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子供たちにも人気。
一番びっくりしたのが、DSで写真を撮っている子供が複数いたこと。最新版のDS(DSi)にカメラがあるのは知っていましたが、実際に撮っている場面を見るとびっくりするものです。携帯やスマートフォンにもカメラがあるのでカメラ自体が身近になったのはうれしい限りですが、一方で「そんな(カメラ機能程度で)でいいのか」と思ったりもします。
私も携帯にカメラがついていて、かつてはビデオ撮影もしていましたが、画質と電池の問題もあり、現在携帯のカメラはほとんど使っていません。携帯は基本通信のためのものと割り切っています。
一眼デジカメのような新しいものもでてきましたが、カメラは基本的に凋落傾向。今ではデジカメすら少数派に入ろうとしています。数十年後には、デジカメが今のDSのような扱いになるのか……?
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先頭のC58-363。C58はローカル線用として427両も製造された客貨両用の機関車です。性能上高速運転には向かなかったので普通列車がメインの活躍となりました。
363号機は1973年に埼玉県鴻巣市の小学校に保存されましたが、1988年に熊谷市で博覧会が行われることになり、その目玉として復活。翌89年から秩父鉄道で「パレオエクスプレス」として活躍しています。
2012年には相次いで故障が起きたため運休となりましたが、2013年に復活。土日を中心に元気に動いています。
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天高く舞い上る煙。風向きがこちらを向いていたので、煤煙が流れ込んできてむせこみました。
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10時59分。SLは満員の客を乗せ、秩父へと旅立っていきました(発車動画を車庫にアップ中)。
ちなみに、客車は先頭の1両が指定席、残りの3両が自由席で、指定席は+700円、自由席は+500円が必要です。
この日の自由席は相当混んでおり、立ち客が出ていました。500円も払って立ち乗りって……
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SLが出て数分後、八高線の下り235Dがやってきました。東上線がなかったら乗っていた列車です。
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秩父鉄道ホームはというと、熊谷方面から7500系7501Fが到着。元東急8090系の7500系は7編成おり、現在秩父鉄道の主力になっています。7500系の登場で1000系はぐんと数を減らし、現在の3編成を残すのみとなったのでした。
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折り返し11時8分発の1602列車として発車待ちをする7501F。秩父方面は11時27分発の影森行までないので、ひとまず7501Fで東に向かうことにしました。
続く!
P.S. 横浜→寄居も横浜→小川町も1890円なので、実際は小川町→寄居の240円が追加となりました。
1日目 (札幌→成田空港→(武蔵野・埼京・南武・横浜の205系)→横浜)
2日目 横浜→東神奈川→八王子→高麗川
[八高線 233D 高麗川9:07→高崎10:40]
《高麗川 9:07発》
キハ110の2両編成で、八高線をさらに北上します。
(編成:高崎方より)キハ110-207+キハ110-221
本日の目的は、秩父鉄道の1000系に乗ること。8月17日の1000系貸切列車に予約した話はすでに第1回でも触れていますが、日中を貸切列車に割くことになるので、他の列車に乗ることはできません。なにより、貸切り列車は1000系2本なのに対し、現存する1000系は3本。貸切り列車に使われない1010F(1010-1110-1210)に出会う機会がなくなってしまいます。貸切り列車に使われる1001F(1001-1101-1201)と1003F(1003-1103-1203)も、定期運用での姿を見ることができるかもしれません。
というわけで、定期で走る1000系をメインに秩父鉄道を全線走破すべく、秩父鉄道との接続駅・寄居を目指します。
うつらうつらしていると、大きな駅に着いたのか、乗客がぞろぞろと降りていきます。もう寄居に着いたみたいですね。
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寄居にはJRの他に東武東上線が乗り入れていて、このように10両編成……あれ?
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間違えた!?
《小川町 9:35着》
寄居まであと3駅というところで、まさかの足止め(原因は自分)となってしまいました。
次の八高線の列車は1時間後。そうすると寄居に着くのは11時3分になりますが、そこまで待っていられません。233Dを選んだ理由の一つは、寄居10時59分発のSLパレオエクスプレスを見たかったからというのがあります。
何か他に手段はないか……
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……あ。
東武東上線でもいけるんだった。
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小川町は東武が管理している駅で、中間に改札も何もありません。『横浜→寄居』の切符を手にしたまま、東武8000系と対面していました。2・3・4・6・8両編成とバリエーションが多く、20年で712両も製造されたことから、別名『私鉄の103系』と呼ばれます。この数は私鉄では現在も破られていません。2位の西武2000系でも444両であることを考えるとどれだけ多いかが分かります。
東武の電化営業線全てで、普通から急行まで活躍していた8000系ですが、旧型車を中心に廃車が進み、伊勢崎線の浅草~館林間と日光線からは撤退しています。しかし、末端ローカルを中心にまだまだ健在です。
20年以上にわたって製造されたため、103系1200番台似の前面(旧型)と211系似の全面(新型)がありますが、旧型は8111Fを残し引退してしまいました。
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池袋からの10030系の急行が到着。8000系をステンレスにしたような車両です。
東上線は池袋~寄居間ですが、池袋からの列車が乗り入れるのはここまでです。小川町まではほぼ全線複線(※)電化。そりゃ、八高線が非電化なままなわけです。現在小川町以南は10030系がメインとなり、8000系は末端に追いやられつつあります。
(※……JR八高線との交差部の工事を避けたため、嵐山(らんざん)信号場から小川町までの4.0㎞はいまだ単線)
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8000系の車内。旧型車の置き換えを狙った20メートル級の4扉通勤車という点は103系と同じですが、徹底的なコスト減を狙った103系とは異なり、空気ばね(乗りごこちはいいが、103系では採用見送り)や奥行きのある深くしたクッションなど、乗り心地の面で配慮がされています。長距離運用が多い8000系ならではです。現在も池袋~小川町の急行(約70㎞)などについています。
ちなみにこの車両は『81112』。4両編成はクハ8100-モハ8200-モハ8300-クハ8400となっているのですが、あまりに車両が多すぎため番号が足りず、5桁の番号を持つ車両が生まれてしまいました。
寄居まではワンマン運転のため、ワンマン改造がされています。
(編成:寄居方より)81112-82112-83112-84112
寄居からの8000系を待って発車です。
[東武東上線 Y1075 小川町10:00→寄居10:18]
《小川町 10:00発》
小川町~寄居は全て単線です。
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東武竹沢まではほぼ直線。八高線と並走します。八高線の方が後にできたため、この先で八高線が一旦右に離れた後東武線の下をくぐっています。
《男衾 10:08着》
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中間の男衾に到着。
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かつての側線の後が残ります。
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上り電車と交換。日中は20~30分おきと、八高線の2~3倍も走っています。沿線は森だらけなので、池袋方面からくる直通客がメインです。実際、発車数分前に池袋からの急行が来るまで、乗客が私1人でしたし。
《男衾 10:12発》
《寄居 10:18着》
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荒川を渡り街並みが見えてくると、そこはもう寄居。北側から、JR・秩父鉄道・東武鉄道が1面2線ずつホームを持っています。それぞれの間に側線があるので、駅全体としてはかなりの規模になります。
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寄居駅は秩父鉄道管轄の駅で、事情は小川町と同じ。
一旦改札を出た後、窓口で「秩父路遊々フリーきっぷ」(1400円)を購入。これで秩父鉄道全線1日乗り放題になります。学校休みの期間と土日祝のみだけなので、普通の時期に向かう場合は注意が必要です。
参考までに、羽生⇔三峰口の全線往復で2040円です。
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秩父鉄道のホームに降ります。
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木製の上屋にはでかでかと「SL列車」の文字が。この日は平日でしたが、夏休みということで運行されていました。
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急行も停まる主要な駅の一つですが、ホームは1面2線のみ。代わりに側線はホームを挟むように3本ずつあります。
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八高線のキハ110が停車中。(小川町起点で見ると)東回りで寄居に来た東武とは逆に西側から寄居に入るので、寄居駅に入る向きも逆になります。よって、これは上り列車。
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3番線に7000系の下り列車がやってきました。
元は東急8500系。元国鉄101系の1000系が古くなってきたので置き換えのためにやってきました。7000系が入ったことで、1000系は12本36両からから10本30両に減少しています。
本当はこの列車に乗って秩父駅あたりでSL列車を撮る予定だったのですが、駅スタンプ台に切符を忘れてしまい一旦改札に戻ることに。結局この列車に乗るのはあきらめ、ひとまずSLを見送ることにしました。
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10時52分。汽笛とともにSL「パレオエクスプレス」が到着します。
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あまりSLに興味がない静サツ(どちらかというと電車や気動車派)ですが、C58-363が元12系客車4両を引っ張る姿はなかなかに壮観でした。ホーム際で眺めると一層存在感があります。
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寄居駅には7分の停車です。最後尾には整理要員が立ち、客の多さを物語っています。
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1号車で見かけた手作りアイスクリームのワゴン。
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客車は客車で貴重なのですが、やはり人気が集まるのは先頭のSLです。
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テンダー部のナンバープレート。
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運転台。この時、運転士さんが石炭をくべる作業をしていました。11時を前に気温は30度以上(体感)に達していましたから、運転室内は(C58は寒冷地使用も考え運転室が初めて密閉構造となった)それ以上に暑かったことでしょう。
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子供たちにも人気。
一番びっくりしたのが、DSで写真を撮っている子供が複数いたこと。最新版のDS(DSi)にカメラがあるのは知っていましたが、実際に撮っている場面を見るとびっくりするものです。携帯やスマートフォンにもカメラがあるのでカメラ自体が身近になったのはうれしい限りですが、一方で「そんな(カメラ機能程度で)でいいのか」と思ったりもします。
私も携帯にカメラがついていて、かつてはビデオ撮影もしていましたが、画質と電池の問題もあり、現在携帯のカメラはほとんど使っていません。携帯は基本通信のためのものと割り切っています。
一眼デジカメのような新しいものもでてきましたが、カメラは基本的に凋落傾向。今ではデジカメすら少数派に入ろうとしています。数十年後には、デジカメが今のDSのような扱いになるのか……?
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先頭のC58-363。C58はローカル線用として427両も製造された客貨両用の機関車です。性能上高速運転には向かなかったので普通列車がメインの活躍となりました。
363号機は1973年に埼玉県鴻巣市の小学校に保存されましたが、1988年に熊谷市で博覧会が行われることになり、その目玉として復活。翌89年から秩父鉄道で「パレオエクスプレス」として活躍しています。
2012年には相次いで故障が起きたため運休となりましたが、2013年に復活。土日を中心に元気に動いています。
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天高く舞い上る煙。風向きがこちらを向いていたので、煤煙が流れ込んできてむせこみました。
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10時59分。SLは満員の客を乗せ、秩父へと旅立っていきました(発車動画を車庫にアップ中)。
ちなみに、客車は先頭の1両が指定席、残りの3両が自由席で、指定席は+700円、自由席は+500円が必要です。
この日の自由席は相当混んでおり、立ち客が出ていました。500円も払って立ち乗りって……
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SLが出て数分後、八高線の下り235Dがやってきました。東上線がなかったら乗っていた列車です。
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秩父鉄道ホームはというと、熊谷方面から7500系7501Fが到着。元東急8090系の7500系は7編成おり、現在秩父鉄道の主力になっています。7500系の登場で1000系はぐんと数を減らし、現在の3編成を残すのみとなったのでした。
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折り返し11時8分発の1602列車として発車待ちをする7501F。秩父方面は11時27分発の影森行までないので、ひとまず7501Fで東に向かうことにしました。
続く!
P.S. 横浜→寄居も横浜→小川町も1890円なので、実際は小川町→寄居の240円が追加となりました。
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