Local-Liner ~静サツ雑記帳

静岡運転所札幌派出所=静サツへようこそ。
札幌圏の鉄道を軸に、気ままに書き連ねていく日記です。

広裕と結那の鉄道相談室 第4回 首都圏の205系

2013年11月21日 | 広裕と結那の鉄道相談室
※今回も前回と同じく『2013夏帰省』に関連する内容です。前半-1~5・14~16あたりのお話なので、読んでない人はどうぞ。

広裕「はい、こんにちは」

結那「『広裕と結那の鉄道相談室』へようこそ。司会の北浜結那と」

広裕「那智広裕です」

結那「今日のテーマは何?」

広裕「んーと、上(※)曰く、今日は『205系』がテーマらしいぞ」
(※:静岡運転所札幌派出所のこと)

結那「そういえば、今首都圏の205系が危ないんだっけ」

広裕「埼京線はあと2ヶ月(~2014年1月)でE233系に置き換わるな。横浜線と南武線も来年(2014年)から置き換わるって話だ」

結那「京葉線からいなくなってから何も変化がなかったから、そのままいくかと思ったけど……」
(※京葉線から~……京葉線カラーは2011年7月25日をもってE233系5000番台に置き換え。武蔵野線直通列車では武蔵野線用の205系がまだ使われているので、京葉線から完全撤退したわけではない。)

広裕「JR東日本のことだからいきなり置き換えるのはいつものことじゃないか。中央線の201系も一気に置き換えたし
(※一気に置き換えた……2006年12月からE233系0番台への置き換えが始まり、約1年でH4編成・H7編成(いずれも6連+4連)・『四季彩』(4連)を除く690両を置き換えた。ちなみにJR四国が全部で約500両である。)

結那「今回も置き換えるスピード早いよね。埼京線なんて、6月から置き換えをはじめたばっかりなのに、もう半分切ってるよ
(※半分をきってる……第8編成の廃車を皮切りに、2013年11月21日現在、32編成中18本が運用離脱している。)

広裕「JR東日本頑張りすぎだろ……」

結那「置き換えるとこんな車両になります」


(E233系7000番台)

広裕「中央線のE233系が出たとき、ウソ電で『埼京線カラーのE233系』を見たことがあるけど、まさか現実になるとはな」
(※ウソ電……ペイントソフトなどで作られたありえない車両の写真のこと(例えば青色(=常磐線中電)帯のE231系[中電は交流区間もあるので直流オンリーのE231系が入るはずはない])。帯の色を変更するのはウソ電ではメジャー)

結那「で、205系の何を紹介するの? またモーター?」
(※またモーター……第3回(101系)は終始101系の主電動機・MT46の話題で終わった。)

広裕「いや、今回はもういいらしい。205系のモーターって103系のとほとんど変わってないらしいからな。普通に走ってるのを紹介してけばいいだろ」
(※ほとんど変わってない……103系のMT54も205系のMT61も出力120kW。低速域での改良(弱め界磁など)が主だが、構造変更で103系に比べて騒音が抑えられたのが最大の改良点。)

結那「じゃあ、まずは走ってる路線の一覧だね」

〈205系の走行路線(2013年11月時点)〉
・埼京線(2014年1月まで)
・横浜線(2014年から置き換え開始)
・南武線(2014年から置き換え開始)
・南武線浜川崎支線
・鶴見線
・武蔵野線(京葉線東京~西船橋も含む)
・八高線/川越線
・日光線(東北本線小金井~黒磯も含む)
・相模線
・阪和線

広裕「思ったより結構走ってるな」

結那「ちなみに過去に走った路線だと……」

〈205系の走行したことのある路線(数字は走行していた年)〉
・山手線(1985~2005)
・京浜東北線(1987~1996)
・京葉線(1990~2011:武蔵野線用車両は現役)
・中央総武緩行線(1989~2001)
・東海道緩行線(1986~2006・2011~2013)

広裕「山手線の205系は有名だけど、京浜東北線とか中央総武緩行線にもいたんだな」

結那「どっちも新車までの中継ぎだったみたい」

広裕「まだ103系が当たり前のようにいた時代だからしかたがないか」

結那「ちなみに中央総武緩行線は黄色の帯だったんだけど、デビュー当時は『銀色の電車は東西線』って言ってたから、地下鉄に乗り入れない205系は混乱を招いたらしいよ」
(※銀色の電車は東西線……中央総武線は黄色一色の103系または201系だったが、地下鉄直通は銀色塗装の103系1200番台、アルミ車体の301系、アルミ→ステンレス車体の営団(現東京メトロ)5000系が交じっていた。『銀色』としたのは、国鉄/JR車が黄色帯なのに対して営団が青帯だったため。後に国鉄/JR車も青帯になる。)

広裕「なぜわざわざ誤解を招くようなことを……205系は地下は無理だってわかってただろうに」
(※地下は無理……地下線に乗り入れるためのA-A基準の中に『正面に貫通扉をつけること』が明記されているため、貫通扉のない205系は直通できない。)

結那「京葉線もあっという間に変わっちゃったね」

広裕「開業したての時に新規で導入した車両(12編成120両)は顔つきを変えたから、N205系とでも言うべき車両なのかもな……むしろ、JR東日本になってから入れたから、E205系か?」

結那「ないない」

 
(左:元山手線 右:新製車)

結那「中央総武線や山手線からやってきた車両も走ってたけど、正面を見ればその差は一目瞭然です」

広裕「面白いのは2度も投入された東海道緩行線(京都~西明石)だな」

結那「2011年に復帰したときはカラーリングを思いっきり変えたから、このままいくと思ったんだけどね……」

  
(左:阪和線の205系(車両は1000番台だが色は同一)。 右:2011年に復帰したときのカラー。)

広裕「207系や321系がいたから肩身が狭かったのか……」

結那「というわけで、ここからは現在の205系の状況を見ていくよ!…といっても、今回は首都圏エリア限定です」

広裕「他は当分消えなさそうだしな」


1.埼京線



結那「ラインカラーは深緑です」

広裕「これもあと2ヶ月で見納めかあ……」

結那「それまでは元山手線の103系でしたが、全線高架の埼京線では一種の騒音問題になってたみたい」

広裕「埼京線って新幹線建設の見返りでできた路線なのに、やってきたのが騒音マシーンの103系だからな。可哀そうに」
(※建設の見返り……東北新幹線を開業させるに当たって沿線住民がごねた結果、和解条件の一つとして埼京線が建設されたが、そもそも住民が反対していた理由の一つが新幹線による騒音だった。)

結那「というわけで、一気に23本(230両)も新製されました」

広裕「さすがJR東日本」

結那「その後、いろんなところからやってきたおかげで32本(320両)にまで増えました」

広裕「現在は絶賛置き換え中なので、今動いているのは14編成のようです」

結那「埼京線といえばこれ、サハ204」



広裕「6ドア車が2両なんて埼京線でしかありえない組み合わせだな」

結那「この6ドアは元々山手線の車両で、山手線が置き換わったときに、既存の編成のサハ205(4ドア)をサハ204(6ドア)で置き換えました」

       ←大崎 川越→
(置き換え前)クハ205+モハ205+モハ204+サハ205+モハ205+モハ204+サハ205+モハ205+モハ204+クハ204
(置き換え後)クハ205+モハ205+モハ204+モハ205+モハ204+モハ205+モハ204+サハ204サハ204+クハ204

広裕「よく考えると、先頭3両がT車(モーター無し)って……」
(※先頭がモーター無し……アップダウンの多い路線では先頭にT車が多いとスリップの原因になりやすいので普通分散させる。)

結那「ほら、新宿駅がアレだから仕方ないよ」



(※新宿駅のアレ……元貨物駅に作った埼京線ホームは全体的に南によっているので、メインの出入り口に近い川越寄りが混雑する。)

広裕「それもそうか……山手線から転属してきたのは何本だっけ」

結那「4本(第29~32編成)だね。なんと4本ともまだ現役です!」

広裕「埼京線用新製車はもう廃車も出てるのに」

結那「ところで広裕、なんで山手線から来た車両6ドアになってないの?」
(※6ドアになってない……川越車両センターにいた32編成(320両)中6編成は置き換え前と同じ組成だが、山手線転入組のうち元17編成の第31編成以外は6ドア無しの編成。)

広裕「知らん」


2. 横浜線



広裕「横浜線は山手線に次いで205系が投入された路線です……まあ、その前は山手線からやってきたお古の103系だったんですけどね」

結那「一応『新規車両の』投入順はこうなってます」

・205系の『新製』投入順
山手線(1985~:10両編成34本(※))→東海道緩行線(1986~:7両編成4本)→阪和線〈1000番台〉(1988~:4両編成5本)
→横浜線(1988~:7両編成(※)25本)→南武線(1989~:6両編成16本)→中央総武緩行線(1989~:10両編成2本)→埼京線(1989~:10両編成23本)
→京浜東北線(1989~:10両編成6本)→京葉線(1990~:10両編成12本)
→相模線〈500番台〉(1991~:4両編成13本)→武蔵野線(1991~:8両編成5本)

(※:山手線は1991年からサハ204を組み込み11両化・横浜線は1994年からサハ204-100を組み込み8両化)

広裕「山手線もJRになってから20編成を新しく作ってるから、今走ってる中ではかなり古いほうなんだな」

結那「山手線の初期車は京葉線にいたけど、ほとんど廃車されちゃったし……」

広裕「横浜線の特徴はこれだ」



結那「埼京線と同じ6ドアじゃん」

広裕「8両のうち1両が6ドアっていうのもすごいけど、実は構造的に205系とは別物なんだ」

結那「ええ!? ……そういえば、なんとなく205系の割にはこざっぱりしたような……」

広裕「このサハ204形100番台は一応205系ということになってるが、205系が生産終了した後に増備した関係で、工法や構造は209系のものを使ってる」

結那「……道理で、ナンバーの書体が205系らしくないわけね」

 

(書体比較)

3.南武線



結那「横浜線の次に投入されたのがこの南武線。横浜線同様、お古の103系が走っていました。ただ、横浜線とは違って全部置き換えることはしませんでした……ねえ広裕、なんで南武線は全部置き換える前に製造をやめちゃったの?」

広裕「うーん……当時はまだ101系がいたから、205系で全部置き換えるにはお金が足りなかったのかなあ……」
(※101系がいた……南武線は101系が最後まで残った路線の一つで、南武線では1991年に運転を終了している。)

結那「その後209系も入ったけど、結局103系を残したまんま……ほかの路線と違って中途半端な置き換えだよね」
(※209系……通称『走ルンです』。『重量半分・価格半分・寿命半分』をモットーに徹底的なコスト削減を目指した電車。ほとんどが京浜東北線(→千葉)に投入されたが、南武線にも2本だけ投入された。現在南武線には4本在籍。
 南武線の103系……中央線快速用の103系が引っ越してきたのが始まり。205系・209系投入後も15本が残った。)

広裕「103系が完全に引退したのは2004年……山手線から205系が引退したときだから、丁度一世代前か。確かに中途半端だな」
(※205系が引退したとき……山手線が103系から205系に置き換わったのは1988年。一方、その頃の南武線は101系と103系が旧型国電を駆逐したばかり。)

結那「そんなわけで、南武線の205系には最初から投入された15本(※)、山手線からきた16本の2種類があります」
(※:1本が中央総武緩行線→京葉線と移り、現在は武蔵野線にいる。また、ナハ4編成のモハユニット1組[モハ205-21+モハ204-21]は山手線からの転入組。)

広裕「いや、3種類だろ。こんなのもいるんだぞ」



結那「これって中間車を改造したやつだよね」

広裕「そう。1200番台。山手線からきたうち5本は、先頭車が足りなくてサハ205を改造して作ったんだ」

結那「これに加えて209系が2種類いるんだよね? 揃える気ないよね?」
(※2種類……新製車の0番台と京浜東北線からきた2200番台がいる。ドアエンジンの仕組みで番台が異なる。なんで2200番台転入で廃車になったのが205系じゃなくて209系0番台(1本)だったのか……)

広裕「もうこれは南武鉄道からの伝統じゃないのかな……」
(※南武鉄道からの伝統……南武線は南武鉄道を1944年に国有化した路線。元私鉄のため戦後も省線(=国鉄)規格の車両が入れず小田急と車両の貸し借りをしている。)

4. 武蔵野線



広裕「どの路線でも山手線から転属してきた車両の話をしてきましたが、武蔵野線ではさらに多くなります」

結那「初めっからいたのは5本だけで、あとは山手線とか京葉線からやってきた車両だもんね」

広裕「その『初めからいた車両』も、205系の中では最後のほうに作られた車両だけどな」


(初めからいたうちの1本・M35編成)

結那「初めは5本しかいなかったのに、今じゃ40本もいるんだ」

広裕「武蔵野線で特徴的なのは、ほぼ全ての編成(40本中36編成)がVVVF改造を受けていることかな。この改造受けたモハユニットは全て5000番台になっている。転入組は全部この改造を受けてるぞ」

結那「なんで? お古なのにわざわざ改造したの? 他の路線は更新してないのに」

広裕「車両が古いというより、武蔵野線特有の問題なんだ。武蔵野線の一部が京葉線に乗り入れてるんだけど、途中に急勾配があるから6M2Tの編成にしていた。ところが、山手線は6M5Tで、他の路線にも投入することにしてたから6M2Tで投入できなかった。だから、VVVF化して出力を大きくすることで、なんとか4M4Tで運行できるようにしたのさ」
(※京葉線の急勾配……越中島~潮見間で地下から高架へと一気に上がるため急勾配が存在する。貨物線として建設の進んだ京葉線・武蔵野線は、基本的に勾配は少ない。
  6M2T/6M5T/4M4T……武蔵野線では先代の101系/103系から6M2T[モーター付きが6両・モーターなしが2両]だった。これにサハ205を2両、サハ204を1両加えると6M5Tで山手線の編成になる。現在はモハユニット2組の中にサハ205を2両はさんだ4M4Tとなっている。)

結那「全線高架だから排障器(スカート)がついてないのも特徴かな」
(※スカート……車輪の下に巻き込まないためのものだが、武蔵野線には踏切がないのでつける必要がない。ちなみに、「スカートがついてない」ではなく「スカートをはいてない」ということもあり、会話では注意が必要。)

広裕「まあ、機器更新もすんでるから、あと10年ぐらいは見られそうだな」

結那「そんなことしてたらE237系が生まれちゃうよ……」

5.相模線



結那「みなさん、信じられないかもしれませんが、これも205系です!」

広裕「しかも、これの前は103系どころか電車でもなかったという……」
(※電車でもなかった……それまではキハ30系がたむろしていた。分岐制限25km/hなど、今でも痕跡が残る。)

結那「あまりに違いすぎるので500番台に区分されています。先ほどまでとは違いローカル色の濃い路線なので、ドアは半自動になってるよ」

広裕「といっても、前面を除けば他の205系と変わるところはないか」

結那「一部の電車は横浜線に乗り入れて八王子にも顔を出したり……ぐらいかなあ。当分置き換えはなさそうだし」

広裕「利用者からすると、むしろ4両(※)なことの方がショッキングかもな」
(※:横浜線は8両)

6.鶴見線/南武支線

広裕「さて、今まで紹介した路線は全て新規投入もあった路線ですが、鶴見線や南武支線は全てお古の車両で成り立っています」


 

(左:鶴見線 右:南武支線)

結那「鶴見線は103系、南武支線は101系だったけど、足して36両しかいなかったからね。置き換えるのは簡単だったんだろうな……」

広裕「どっちも南武線の1200番台と同じ改造先頭車になっている。南武支線用が1000番台(2両編成)3本、鶴見線用が1100番台(3両編成)9本だ」

結那「あれ、足しても33両しかいないよ?」

広裕「元々は予備の先頭車を用意して、1000番台を3両化して鶴見線でも使えるようにするつもりだったらしい。ただ、鶴見線が1本減らした9本でも十分運用を回せることがわかったからなしになったそうだ」

結那「そういえば、1000番台って阪和線にもいなかったっけ?」

広裕「ああ、それなら形式がかぶってないから大丈夫だよ」
(※かぶってない……阪和線の1000番台はクハ205-モハ205-モハ204-クハ204。南武線の1000番代はクモハ205-クモハ204。(いずれも1000番代は省略))

結那「そうなんだ」

7. 八高線/川越線



結那「八高線/川越線でも、先ほどの1000番台~1200番台と同じ改造先頭車の3000番台が使われています」

広裕「その前は103系3000番台・3500番台をつかっていました。3000番代なのはこの置き換えだったからです」

結那「205系3000番台は元山手線の改造車でわけありだけど、103系のほうもわけありだったよね」

広裕「おう。なにしろ、元は72系の足回りに103系の車体をくっつけた代物だからな」
(※元は~……1952年から製造された72系のうち、1974年に仙石線の20両が車内の改造を受けることになったが、丁度103系の製造が始まったため、試験的に103系の車体を乗せたモハ72形970番台・クハ79形600番台が誕生した。1985年までには103系に置き換えられたが、車体はまだ新しいため流用することが決定。101系や103系の下回りをやりくりして、新たに103系3000番台が生まれた。)

結那「205系3000番台は4両編成5本がいて、209系3000・3100番台と一緒に運用されています」

 
(左:209系3000番台 右:209系3100番台)

広裕「こっちも当面安泰だろう。まだ70-000形も引退してないし」
(70-000形……東京臨海高速鉄道りんかい線の車両。209系をベースとしている。埼京線に乗り入れているが、今のところ置き換えのアナウンスはない。209系3100番代はこの車両のあまりを流用している。)

8.日光線・宇都宮線



(左が宇都宮線用・右が日光線用)

広裕「最後は日光線と宇都宮線の600番台です。どちらも4両編成で、元は京葉線の205系。番号変更はあったものの、鶴見線などとは違い前面は改造をほとんど受けていません。」

結那「日光線は、前は107系0番台が運行されていました」

広裕「これだろ? 置き換わる一年ぐらい前にずいぶんと様変わりしたよな」



結那「世界遺産につながる路線ってことで、落ち着いたデザインになったよ。私は前の方が好きだったけど」

広裕「ああ、あの大きくNって書いてあったやつか」


(旧塗装)

結那「デザインを変えたのって、確か観光路線にしたかったからだよね」

広裕「日光線は東武に負けてたからな。車内も観光案内をつけたり、駅も英語の案内を増やしたりして、一応は観光路線の体をなしてる」
(※英語……日光は世界遺産登録以降外国人観光客が増えているそう。)

結那「それでも新幹線+日光線ってルートはちょっと……」
(※新幹線+日光線……JR東日本が勧める東京→宇都宮→日光というルート。外人なら「Japan Rail Pass」や「JREast Pass」で新幹線を利用できるので、値段を気にすることなく乗れるが……)

広裕「いや、それより観光路線にロングシートってのはどうなのよ……」
(※ロングシート……107系も205系もロングシート。本当に味気ない。)

結那「宇都宮線の205系は湘南色の帯で、107系100番台や211系に代わってローカル輸送(※)をしています」
(※:小金井~宇都宮~黒磯間限定)

広裕「こっちは別にロングシートでもいいよ」


広裕「以上で205系の紹介は終わりです」

結那「走ってる路線は多いけど、今度置き換えになる路線を除くと軒並み4両とかだよね」

広裕「おう。今は埼京線の10両編成が最長だけど、次は武蔵野線の8両だ……といっても、JR東日本はメガループに力を入れ始めてるから、いずれ新車はくると思うぞ」
(※メガループ……東京メガループ。山手線の外側を囲うように走る、横浜線・南武線・武蔵野線・京葉線の総称。2010年以降、本数増や直通列車の充実といったテコ入れが行われている。)

結那「そうなると最長は4両かあ……」

広裕「まあ、高崎に鋼製車(※)がいる限りステンレスの205系が消えることはないとは思うがな」
(※:115系・107系100番台があわせて100両近くいる。)



[参考資料:車両の詳細については『4号車の5号車より』様(http://tx-style.net/jr/index.php)を参考にしています。また。写真を一部Wikipediaから引用しています。]


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