虫愛でる主婦の日記

茅ヶ崎在住25年を超えました。
このブログも20年目を超えました。よく続くねぇ

備忘録20210602

2021-06-28 07:00:00 | 備忘録

 

5月。実家の父親が、癌になったと兄に聞いた。

 

母の日に、母の眼鏡(遠近両用)を新しく買い換えてやろうと思って実家に行ったとき、

兄が情報共有したい、と言ってきたので実家で会うことにしていたのだ。

 

兄は、少しややこしいのだが、母の兄(伯父・先日完璧な葬式をした人)の介護を4年間していた。

伯父は子が一人いるのだが、障害があるので介護はできなかった。

その代わりに、ということで兄に声がかかったのだ。

 

もちろん実の親ではないので条件付きでということで、

伯父の死後、家と土地を相続する、という約束だった。

弁護士も間に入っての契約だったので、最終的には伯父の家を売却するのだと思っていた。

(※ちなみに、葬儀の際の手続きは兄と弁護士がやっていた)

 

ところが、実家で会った際に聞いたのは、「相続放棄」。

それは、結局家と土地すべて、という約束が守られないということだったため。

3分の1が、実子の相続と遺言書にあり、兄の相続分は3分の2。

 

不動産の分割は、兄弟同士でも問題が起こりやすい。

その他にも、土地の特殊な事情により、いろいろ調べたところ分割相続しても、

相続税でマイナスの相続になってしまうことがわかった。

 

弁護士は最初からやり取りを知っていたはずなのに、肝心な部分を情報提供していなかったため、

弁護士の業務上の不手際があった、と申し立てを起こし、相続放棄の調定となった。

 

兄は、結局何も得るものがないまま、実家近くに賃貸マンションを借りて暮らしている。

その後実家の親の様子を見てくれていたのだが、そんな中で父親が前立腺癌だということが分かったのだ。

 

前置きが長くなったが、関連があるため兄の話がまだ続く。

 

兄は、父親の通院に付き添い、医師の説明を聞いたりしていた。

そのいきさつを情報共有として報告してくれたのだが、その中でさらに、

実は自身がPTSDを患った、ということを打ち明けた。

 

このPTSDの原因あるいは要因は、はっきりはしていないようだけど、

医師によれば、兄には伯父の介護の辛かった時の記憶があり、

父親の癌発覚により、再び同じような介護をしなければならないのでは、という意識が働き、

その時の辛い記憶が呼び起こされるからではないか、ということだった。

(きっと相続の時の揉め事も要因の一つだろうが)

 

そもそも父親はどうしようもないダメ人間なので、

伯父の件がなくても、付き添いしたり身近にいることはストレスになるはずだ。

 

兄は弱音を言わない人なので、大変だった経験もさらっとしか言わない。

吐き出す場所がどこかにあるのかもしれないが、

それは分からない。

 

通院について、付き添いで負担があるようならやめておきなさい、との医師のアドバイスがあったそうだ。

とにかく、父親との接点を少なくしたほうがよさそうだ。

ということで、次回からの通院は私が担当することにした。

 

ここで、一番言いたいことを書く。

 

私はこの父親が大嫌いだ。

まったく尊敬できない、人として大嫌いだ。

 

話すことも、顔を見るのも嫌なのだ。

程度の差はあれ、兄もそうだと思う。

 

昔、父親が飲酒運転で事故を起こしたとき、私はすでに社会人(独身)だったので、

身元保証人として付き添わねばならなかった。

幸いにも人身事故ではなかったので(自損と駐車中の車を傷つけただけ)、罰金で済んだのだが、

警察は「怪我がないかどうか病院に連れて行ってあげなさい」などと結構優しかった。

私はものすごく腹立てていたが、病院にも付き添った。

頭でも打っていたら大変だと思ったからだ。

 

救急でかかった病院の医師は、「飲酒運転なんかする人間(が入院するため)のベッドはない!!」と一喝してくれたが、

ちゃんと治療してくれた。

 

私はこのことを自分の会社に言えなかった、恥ずかしくて。

飲酒運転は最低だ。

その他にも、この人はくだらないことばかりしていた。

 

他人から見れば、悪人でもない(だが飲酒運転は犯罪)し、暴力をふるうわけでもないが。

とにかく、簡単に言うと「理解力のない、考えの浅い人間」なのだ。

後先が考えられない。どうなるか考えない。相手がどういう気持ちになるか考えない。

頭使えよ少しは!!!

そして

私の人生の邪魔をしないでくれ!!

 

と何度思ったことか。実際に言ったこともある。

 

病気はわざとじゃないから仕方ないのだけど、今までの所業が災いして、

気持ち良くフォローしてやろうという気持ちに、まったくなれない。

家族なんだから、親なんだから、なんて縛りは関係ない。そんなものに甘えて欲しくもない。

今、私の家族は夫と息子だし。

 

実家の母親には悪いけど、どこまで自分が手を貸せるか、分からない。

以前、母に「歩み寄れないの?」と聞かれたことがあるけど、

無理。

 

兄のサポートは全面的にしたい。

兄のサポートとして、フォローしていくだけ。

 

(2021年6月2日記録)

 

 

 

 

 


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