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TOYAMAキラリ のあとは、再び路面電車に乗って駅に戻り、
ランチの後、港のある「岩瀬」へ向かう。
↑ 富山駅に戻る路面電車の内部。
路面電車の車体は古いものが多いけど、こんなあえてのレトロデザインのものも。
一個ずつ分かれたクッション、折り畳み式の小さなテーブル付き。
床は板張り、照明もレトロ。
今回、【岩瀬おさんぽフリーチケット】というデジタルチケットを購入して行った。
このチケットは、路面電車(富山地方鉄道の市内軌道線)が乗り放題で、
1000円分のお買い物に使えるQRクーポンもついている(1人1,200円)。
実質200円で路面電車乗り放題!
富山市内は、こういったデジタルチケットがたくさんあって、観光にはとても便利でお得。
アプリをダウンロードすれば、いつでも使える。
岩瀬への路面電車は、打って変わって最新のカッコイイデザイン。2両編成のPORTRAM 【ポートラム】。
メインストリートを抜けた後、もとはJR西日本の「富山港線」だった線路に入る。
すると、それまでのようなのんびりとした路面電車の速度ではなく、
普通の電車のようにスピードアップして走り出す。
停車駅の間隔も、長くなる。
東岩瀬駅で降りる。
こちらの建物は、JR時代の駅舎と思われる。現在は使われていなくて、休憩所になっている。
PORTRAMの駅は踏切を挟んだ先にあって、上りと下りで駅のホームの位置が違う。
(この写真は、帰りの上りホーム側から撮影)
岩瀬に着いたら、雪が降りだした
↑ 廻船問屋・森家。
白いゴミのようなものは雪。
パラパラっと降ってきて、また晴れる、を繰り返している。
岩瀬港は、幕末から明治にかけて、北前船の交易で最盛期を迎えた場所。
岩瀬の街には北前船の廻船問屋の旧家がたくさんあったのだ。
この通りには、馬場家、森家、米田家、佐藤家、宮城家なそ多くの旧家があって、
そのうち馬場家と森家が、重要文化財として一般に公開されている。
まずは森家に入る。
↑ オイ と呼ばれる入口のような広間。
囲炉裏が切られ、天井が高く吹き抜けになって天窓がついている。
暖簾の模様は森家家紋の「ツルカタバミ(蔓片喰)」。
↑ 森家 前座敷(左)、茶室(右)
続いて、すぐお隣の馬場家へ。
↑ 馬場家 西門。
こちらは裏口(!)になる。
こちら側の通りは、昭和初期まで神通川に面していて、すぐ裏に海の玄関口があったのだ。
裏口とはいえ立派なつくりなので、こちらが入口だと思ってた。
西門から入って奥へ進んで、受付を済ませてから、座敷に上がらせていただく。
↑ 馬場家のオイ。広い!!33畳。
馬場家は廻船問屋の旧家の中で一番大きい。
建物内部にトオリニワという土間の通路もある。
↑ 暖簾が見える部屋と、囲炉裏のあるこちら側の部屋(オイ)の間が、トオリニワ。
天窓と、側面のガラス戸で明るい。
↑ 馬場家 縁側。
手前に向かってL字型に庭園を眺められるようになっていて、
ガラス窓の上の横柱は1本の木材でできている。
↑ 目を引いた茶棚。高岡の漆器の一つで、勇助塗というそうだ。
キレイ~
敷地内には大きな蔵も3つ4つ並んでおり、そのうちの一番大きい米蔵が、
現在改装されて地ビール醸造所になっている。
地ビールとともに美味しいフードも提供されているので、
こちらで一休み。
旧家の中は暖房していても寒かったからね~(全部開け放してあるから)
(長くなったので、また次へつづく。。。)
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