セロトニンは薬ではなく、脳内の神経伝達物質だった。これが不足した状態が五月病ってことらしい。とはいえ、五月というか、入学であるとか転勤であるとか、そういう時期になるから五月病なんだと思う。五月病の原因はまさにそういう時期であるわけだ。
要するにだな、うつ病はメンタルが弱いひとでなくてもなりうる、五月だけはな。これが五月病なる病名の意味じゃないかなと私は思うわけ。
ところで、セロトニンは幸せホルモンとも言われているらしい。これが分泌されると幸せ・・・あるいは幸せだからこれが分泌される・・・。
これ食べて幸せになろうぜ的な、セロトニン不足を補う食べ物があるらしい。でも、おかしな話なんだな。たとえば、バナナがセロトニン不足を補う食べ物だとしたら、これが嫌いで食べないひとが五月病になるわけではぜんぜんないんだから。もちろん、食べ物や薬物でセロトニンが増えるなら、それはそれで食べといた方がいいのかもしれない。でも、これらのものでは幸せどころか、セロトニン不足さえも補いきれるものでないことは明白である。というか、セロトニンなる物質がどこまで五月病の原因と言えるのか、そもそも私には疑問なんだな。
セロトニンが増えても、人間は幸せになれない。ウソや薬物で幸せになれたら、それこそ幸せな話だろう。幸せであるとは、身も蓋もない言い方だけど、ウソ偽りなく私は幸せであると感じることである。
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