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古代の英雄ヤマトタケル

8月16日

■緊急事態宣言が9月12日に延期されたようだ。22日、31日、12日と3回目だ。数字を見ながら延期してるようにしか見えない。目標を定め、なにがなんでも12日には目標に達するという気概は感じられない。

■私のワクチン接種の予定はちょうど翌日の13日。なので、緊急事態宣言を延期されても自粛などするつもりはない。

■安彦良和のマンガ「ヤマトタケル」をまた読んでみる。安彦氏は機動戦士ガンダムの作者です。彼のどのマンガの主人公もですが、ヤマトタケルもやはりガンダムの主人公アムロ・レイに似ている。



■マンガは筑紫征討から始まる。景行天皇の時代です。天皇は筑紫に息子のヤマトタケル(小碓皇子)を派遣するが、この征討はなにが目的だったのか?作者は日向国(邪馬台国)を「倭」の地図から抹殺することだと考える。

■東征神話は日本最古の冒険譚です。日向国のイワレヒコが、東への長旅を経て、現在の奈良の地にあったとされる大和国を平定すると、この地で最初の天皇(神武天皇)となった・・・というのがこの説話の一般的に知られている内容です。

■しかし、これが説話ではなく、史実だと考えるなら、「東のよき土地で大いなる国を治める」という野望だけで、このような壮大な冒険がなされたとはちょっと考えられない。安彦氏はまずここに説明をつけた。政略結婚だというのです。出雲国と日向国は大和国を第三の地としてここで合一を果たしたのだと。

■神武天皇が死ぬとすぐ世継ぎも死に、日向の血筋が絶たれる。こうなると、大和国は日向国は不要だ、「倭」は大和国一つだという機運を高める。

■神武の死後からだいぶ経って、第12代の景行天皇の時代にこの機運はピークに達する。マンガでは筑紫遠征はこのように始まったとされる。
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