職場の机の引き出しを整理していたら、こんなものが出てきました。
第4世代のiPod 40GBです。
2004年7月から2005年10月まで販売されたモデル。
販売期間の短さから、iPodがいかにものすごい速さで進化していったかがうかがえますね。
大きさはおよそ10cm×6cm×2cmで、重量は約180g・・・ずっしりと大きいのです。
40GBだと10000曲入るのだそうな・・・
わー、汚れてるなあと思ったらシリコンケースに入っていまして。
こいつを剝いてみたらみたら、意外ときれいでした。
頭部にはiTripというトランスミッターがついています。
2004年当時にはBluetoothなんてありませんので、こいつで飛ばしてFMラジオで受信してたわけです。
iTripもはずして拭いたらきれいになりました。
ケースに入っていたのですが、背面には歴史が感じられます。
どうせ作動しないだろうと思い、ヤフオクに出そうとしたのですが落札相場が3000円とみてやめました。
ダメもとでケーブルをつないでみたら、なんと電源が入りました。
バックライトもちゃんと点灯しています。
よく見ると画面には出荷時の保護シールが張ったままです。
ヘッドフォン再生は芸がないと考え、真空管アンプで鳴らしてみたら、これがいい音です。
なんか現在のiTuneに入れている音源よりもアナログっぽく聴こえるのは気のせいでしょうか。
4139曲も入れてました・・・自分でビックリ。
デスクワークの時にずっとシャッフル再生していたのですが100曲も聴けませんでした。
浜田省吾や甲斐バンド、井上昌己さんはもちろんのこと、松田聖子、プリンセス&プリンセス、辛島美登里、浅香唯、ARB、バービーボーイズなどなどが次々と再生され、当時の自分の楽曲に対する貪欲さを感じます。
なかには、息子の英語のテキストらしき英会話やらせせらぎの音なんかもあり、笑えます。
ヤフオクに出さなくて良かった。
これからのんびりと、仕事のBGMとして20年前の自分の選曲を楽しんでいこうと思います。
手元にラジオがないので動作確認できませんが、iTripも光ってますね。
今度、カーラジオで受信してみようか。
6月13日の追記です。
バッテリーを満充電して、連続再生が何時間可能かをテストしてみました。
再生開始後5時間、バッテリーの表示はすでに30%程度。
約7時間後、表示残量はほぼゼロ。
それでも再生は続きます、頑張れ第4世代!
そして9時間後・・・この直後に画面が落ちました。
20年近く経過している割にはバッテリーは頑張ってくれることがわかりました。
現実的には2時間ももてば充分ですから。
この実験を踏まえて、バッテリー交換はしないことにしました。
何事も実践して確かめることが大切ですね、危うく無駄な出費をするところでした。