突然ですんまへん、ふと・・思い出したんですわ~50年ちょっと前の事を
先ずは、1964年の第6回レコード大賞から入らせていただきます
レコード大賞は「愛と死をみつめて」「恋をするなら」「夜明けのうた」「ウナ・セラ・ディ東京」
「大阪ぐらし」「東京ブルース」「お座敷小唄」の中から、青山和子の「愛と死をみつめて」に決定
歌唱賞は「夜明けのうた」の岸洋子、そして今回、是非知ってほしかったのが、新人賞なんです
「アンコ椿は恋の花」の都はるみ、お待たせ!今回メインの・・・「君だけを」の西郷輝彦です
またまた寄り道を致しました・・・でも雰囲気図作りには欠かせないのでご容赦を
1964年に【君だけを】でデビューした西郷輝彦、いきなりレコード大賞新人賞やったんですね
さて、本題に入りますわ~・・デビューした翌年に出した「涙をありがとう」なんですが、御存じですか
西郷輝彦のお兄さんは彼の子供の頃に海で亡くなっていると云う伝説的事実を歌にしたもの
作詩が関根浩子、作曲が米山正夫で・・詩と曲がピッタリマッチして、今でも聞くと熱いものが込み上がって来ます
先ずはその詩を観て下さい
「セリフ」で・・・兄貴ィ~〈ここで感動的な前奏が・・・〉
①呼んでも帰らぬ 兄貴だけれど ②なぐさめはげまし かばってくれた ③あの娘の代わりに 今年は僕が
こんな時には さみしい時は つよい兄貴を うばった海を ひとりささげる 霧島つつじ
泣きにくるんだ 兄貴のそばへ じっとにらんで 墓標をだけば なにか云えよと 拳をにぎりゃ
涙を 涙を ありがとう 涙を涙を ありがとう 涙を涙を ありがとう
どこかでやさしい 声がする どこかで兄貴の 声がする 日暮れの空から 声がする
何といっても今から、52年前の歌です・・・今の人には受けるかどうか?分かりませんが・・・70代の方には
きっと 熱いものが込み上がって来ますよ~映画にもなっています・・どちらが先だかは?、たぶん歌が先と
私は、西郷輝彦の中では・・・ナンバーワンだと思っています・・・因みに
1964年デビュー曲が「君だけを」
1965年4月「涙をありがとう」、7月「星娘」
1966年2月「涙になりたい」、7月「星のフラメンコ」、11月「初恋によろしく」・・
最後にこの年のレコード大賞、青山和子は京都出身です、そして新人賞の都はるみも京都です・
それに・・・この青山和子は関西音楽学校の出身なんです・・・
関西音楽学校と云えば、一時私も出入りさせて頂いていました、〈京都の夜」の愛田健二のときです
青山和子から3年程後になりますが・・・その時、五木ひろしも居たんですよ・・
70代の皆様、だけでなく・・・一度聞いてみては如何ですかな
同じ九州生まれ、2年年下の西郷輝彦さんは他人とは思えません。
多感なその頃、宮崎県青島の海岸でしたがこの歌をずさみながら涙を流しました。