最終日にやっと行って来ました「木島櫻谷ー近代動物画の冒険」へ
会場の【泉谷博古館】へは今回初めてで、素晴らしい建物と雰囲気に興奮と感動
この素晴らしい雰囲気の中に入って・・・木島櫻谷の魅力に心が震えました
それではまず建物からご覧いただきましょう・・会場はもちろん撮影禁止
「木島櫻谷文庫」の白梅町から市バスにて、東天王町まで来ました、いよいよ坂を上がると目的地
左側にクマさんのポスターがすぐそこが入り口です、「泉谷博古館」の表札が博古館らしい
博古館と云うネーミングから、木造建ての家屋を想像していましたが凄く近代的な建物にびっくり
この贅沢な空間が何とも言えない落ち着きを感じるんです、そして中庭へ・・・
どうですか此処もまた、空間を見事に生かした中庭です、何処を向けても素晴らしいアングルです
この近代的な空間の片隅に梅の木??がさり気なく寒梅の咲くころにもう一度訪ねたいですね
中庭を眺めながら回廊を突き当たりと、そこにもクマさんがニッコリと・・・
そして、右に折れると向こうに木島櫻谷・近代動物画の冒険の世界が待っていました
入口に、写真撮影OKのステッカーが貼ってあります、木島櫻谷の世界を彩る貴重な絵具〈顔料〉
これらの瓶に入っている「顔料」があの見事なる櫻谷ワールドを作りだす
ここまでが撮影OKで、ここからが心が震えるほどの絵画の世界、近代動物画の冒険が始まるのです
ここからはネットから引き出した絵画で御辛抱の程を
まず会場に一歩入って圧倒させられたのが、今回初公開の「猛鷲図」〈もうしゅうず〉
この作品は「千總」が持っているのを、今回特別に出展となった
「千總」と木島櫻谷の関係は大変深く、櫻谷が展覧会に出品した最初の頃から買い上げていた
この作品はナント27歳の時なんです、「千總」さんが所蔵されているのは当然なんです
「千總」さんが明治36年に制作した染色壁掛け【天鷲絨友禅】の原画なんです
流石は「千總」さんですね、こんなに若い時から木島櫻谷の実力を見抜いていたんですね
木島櫻谷邸の「唐楓」がモデルなんです 「熊鷹図屏風」の右の部分です、素晴らしい屏風でしたよ
何といっても「寒月」が素晴らしかった・・・ただ茫然と見入ってしまいました、空間の美とでも云うのでしょうか
もっともっと素晴らしい「木島櫻谷ワールド」を観ていたいのですが
今回の「泉谷博古館」の近代動物画の冒険は来年に東京へ行くらしいです
京都が生んだ素晴らしい日本画家をもっと知って欲しい
伊藤若冲も20年程前まではあまり一般には知られていなかった様に・・・
木島櫻谷も今回でその素晴らしい画法が世に知らされることになった
本当に心振るえる一日でした・・
日本人に・・・そして京都人に生まれて感謝です
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