<祈り(Ⅰ)>
愛するお父様! ここに集いましたあなたの子供達を親しく主管してください。私達が持っている命が本当に私達が持っている命なのかどうかを知らない人にならない様にしてください。許された天の大きな恩恵を受けましたが、民族の前に残してあげる事ができない者にならない様にお許しください。
愛するお父様。この日、孤独な道を行く少数の集団がここに辿り着き、お父様の前に参り伏せております。彼らがあなたの愛によって一つになる様にお許しください。人間を見つけるためのあなたの愛の手が、6千年の歴史に代わるこの場所で、私達と結びつくことを許してください。こうして心が心を、体が体を結び、私たち全員が一つになるようにお許しください。
許可された恩恵は私たちだけのものではありません。それは全体の恩恵です。この恩恵が民族を通じて24億人の人類にまで広がることができる恩恵となるよう、お許しください。お父様。私たちの命の中心となり、私たちの愛の中心となり、私たちの希望の中心となって、お父様の恩恵の手に満たされ、今からずっと私たちの心情にあることを願っています。愛するお父様、切望しております。
お父様! たくさんの人々がこの日、お父様に敬意を表し、お父様に向かって礼拝していることを知っております。集まる場所ごとに、お父様の愛の手が共にあり、私たちに触れてくださいますようにお願いいたします。集まった者達が彼らの全体を代表し、お父様の深い心情の前にひれ伏すようにお許しくださいませ。
お父様の秘められた愛を彼らの前に示し、明らかにしてくださいませ。そして、終わりの定めを代わりに全世界の人類の前に現れるために、不足のない団体となるように許してくださいませ。お父様の力強い御業をこの時に許してくださいませ。私のお父様、切望し、願っております。
1
この日、私たちの心情をそのままお父様の祭壇に捧げます。相応しくない要素をすべて除いて、完全にお父様の聖なる御存在を讃え、感謝の心だけで満たされるように許してくださいませ。私のお父様、切望し、願っております。
それによって集まった、お父様の愛する子ども達の中に、一つの命でも、お父様の前に相応しくない命がないようにして下さる様にお願いいたします。自己中心的な罪の痕跡を残す息子や娘がいる場合、お父様! 炎のような聖なる霊の歴史を現して、罪の跡を持つ者達が恥じ入り、自ら悔い改めることができるこの時間を許してくださいませ。そして、四海民族を代表し、完全なお父様の前に、謙遜なる献身としてささげられる私達に再び形作られることができるように許してくださいませ。愛するお父様、切望し、願っております。
お父様、この日に参加できなかった家族もいますので、どこにいようとも同じ恩寵によって主管してくださいませ。あちこちに集まり、民族を代表し叫ぶ孤独な教団を祝福してくださいませ。お父様! その聖なる御手を通じて、檻の火がこの民族の前に現れるように許してくださいませ。そして、お父様の聖なる御意志が、お父様を敬慕する者達を通じて全世界の前に喜びの御意志として現れるように許してくださいませ。愛するお父様、切望し、願っております。
この一時を完全にお任せいたしましたので、三位一体の聖霊が主宰してくださいますようにお願いいたします。切望しながら、お父様の御名においてお祈り致しました。アーメン。
<祈り(Ⅱ)>
この地の審判を早く実現してください。今日ここに集まった愛する兄弟たちをお父様だけが守ってくださり、お父様だけが主管してくださいますように。ただこの一時でも、私を中心としたものが何もない時間をお許しください。
2
私の生命も私のものではありませんし、私の知識も私のものではありません。私の概念全ても私のものではないことを知るこの時間をお許しください。ただお父様の前に託されたものとして、天が動じれば私も動じ、天が決めれば私も決めるようにお許しください。
お父様、傷つき悲しい心で悩む兄弟たちがいますので、彼らの立場と状況をご存じのお父様にお願いします。彼らの身体と心に、天から降り注ぐ永遠の命の炎が灯るようにお許しください。お父様の前で、再生の歓喜が戻ることのできるこの一時をお許しください。
世界のどんなに概念が偉大であると言っても、天倫に比べることのできないものである事を知らせてください。世界の無知がこの地上に蔓延していることを知らせ、その罪深い影が全世界と関係を結んでいることを知らせてください。
それによって自己の不足を悟り、天倫の動きに感動し、全体に対して「皇恭な心」を感じることのできるこの時間をお許しください。愛するお父様、切望しております。
お父様、傍におりますので命令を下してください。集まって座っておりますので、お父様のご意志に沿った御言葉をお下しいただきますようにお願いします。復活の力を示し、阻まれた障壁の闇を打ち破り、進むことができる力と能力が爆発するように許してください。切望しております。
愛するお父様! ここに集いましたあなたの子供達を親しく主管してください。私達が持っている命が本当に私達が持っている命なのかどうかを知らない人にならない様にしてください。許された天の大きな恩恵を受けましたが、民族の前に残してあげる事ができない者にならない様にお許しください。
愛するお父様。この日、孤独な道を行く少数の集団がここに辿り着き、お父様の前に参り伏せております。彼らがあなたの愛によって一つになる様にお許しください。人間を見つけるためのあなたの愛の手が、6千年の歴史に代わるこの場所で、私達と結びつくことを許してください。こうして心が心を、体が体を結び、私たち全員が一つになるようにお許しください。
許可された恩恵は私たちだけのものではありません。それは全体の恩恵です。この恩恵が民族を通じて24億人の人類にまで広がることができる恩恵となるよう、お許しください。お父様。私たちの命の中心となり、私たちの愛の中心となり、私たちの希望の中心となって、お父様の恩恵の手に満たされ、今からずっと私たちの心情にあることを願っています。愛するお父様、切望しております。
お父様! たくさんの人々がこの日、お父様に敬意を表し、お父様に向かって礼拝していることを知っております。集まる場所ごとに、お父様の愛の手が共にあり、私たちに触れてくださいますようにお願いいたします。集まった者達が彼らの全体を代表し、お父様の深い心情の前にひれ伏すようにお許しくださいませ。
お父様の秘められた愛を彼らの前に示し、明らかにしてくださいませ。そして、終わりの定めを代わりに全世界の人類の前に現れるために、不足のない団体となるように許してくださいませ。お父様の力強い御業をこの時に許してくださいませ。私のお父様、切望し、願っております。
1
この日、私たちの心情をそのままお父様の祭壇に捧げます。相応しくない要素をすべて除いて、完全にお父様の聖なる御存在を讃え、感謝の心だけで満たされるように許してくださいませ。私のお父様、切望し、願っております。
それによって集まった、お父様の愛する子ども達の中に、一つの命でも、お父様の前に相応しくない命がないようにして下さる様にお願いいたします。自己中心的な罪の痕跡を残す息子や娘がいる場合、お父様! 炎のような聖なる霊の歴史を現して、罪の跡を持つ者達が恥じ入り、自ら悔い改めることができるこの時間を許してくださいませ。そして、四海民族を代表し、完全なお父様の前に、謙遜なる献身としてささげられる私達に再び形作られることができるように許してくださいませ。愛するお父様、切望し、願っております。
お父様、この日に参加できなかった家族もいますので、どこにいようとも同じ恩寵によって主管してくださいませ。あちこちに集まり、民族を代表し叫ぶ孤独な教団を祝福してくださいませ。お父様! その聖なる御手を通じて、檻の火がこの民族の前に現れるように許してくださいませ。そして、お父様の聖なる御意志が、お父様を敬慕する者達を通じて全世界の前に喜びの御意志として現れるように許してくださいませ。愛するお父様、切望し、願っております。
この一時を完全にお任せいたしましたので、三位一体の聖霊が主宰してくださいますようにお願いいたします。切望しながら、お父様の御名においてお祈り致しました。アーメン。
<祈り(Ⅱ)>
この地の審判を早く実現してください。今日ここに集まった愛する兄弟たちをお父様だけが守ってくださり、お父様だけが主管してくださいますように。ただこの一時でも、私を中心としたものが何もない時間をお許しください。
2
私の生命も私のものではありませんし、私の知識も私のものではありません。私の概念全ても私のものではないことを知るこの時間をお許しください。ただお父様の前に託されたものとして、天が動じれば私も動じ、天が決めれば私も決めるようにお許しください。
お父様、傷つき悲しい心で悩む兄弟たちがいますので、彼らの立場と状況をご存じのお父様にお願いします。彼らの身体と心に、天から降り注ぐ永遠の命の炎が灯るようにお許しください。お父様の前で、再生の歓喜が戻ることのできるこの一時をお許しください。
世界のどんなに概念が偉大であると言っても、天倫に比べることのできないものである事を知らせてください。世界の無知がこの地上に蔓延していることを知らせ、その罪深い影が全世界と関係を結んでいることを知らせてください。
それによって自己の不足を悟り、天倫の動きに感動し、全体に対して「皇恭な心」を感じることのできるこの時間をお許しください。愛するお父様、切望しております。
お父様、傍におりますので命令を下してください。集まって座っておりますので、お父様のご意志に沿った御言葉をお下しいただきますようにお願いします。復活の力を示し、阻まれた障壁の闇を打ち破り、進むことができる力と能力が爆発するように許してください。切望しております。
3
心は願いだけであり、肉体は弱いため、この弱い肉体を打ち砕くことができる力を示し、権能の手で導かれ、再創造の恩寵を与えてくださるお父様の手の前に、真実に負債を返すことのできる地となれるようにお許しください。栄光の姿に造り出される、柔和で謙虚な者となれるように許してください。愛するお父様、切望しております。
今日、不足な私達をお父様がお呼びくださったので、お父様の希望を成し遂げることができるようにお許しください。滅びゆくこの民族、途方に暮れているこの民族、哀れなこの民族の生きる道を見つけるために、祭壇を現すことをお許しください。今日、私一個体をお父様の前に立て、質問と回答ができる場に立たせてください。私の一個体が天倫が要求する使命を受け、果たすことができるようにお許しください。
すべての悪と戦い、区別することができるようにお許しください。善と悪を区別し、善の立場に立つことを許してください。善のものが残り、悪魔の悪事は清算されることを信じ、正しい道に進んで、お父様の栄光の中で生きる者となれるようにお許しください。お父様、切望しております。
お父様! 三千万の民族を憐れんでください。この民族のために涙を流す神の子女たちの涙が天に響くように許し、この民族が悔い改めることのできる天の感動的な歴史を示してください。悔い改めることのできる復活の歴史が、この民族全体を通じて現れるようにお許しください。そうして、お父様の望まれる新たな意志を新たな心で受け入れる民族となれるようにお許しください。お父様、切望しております。
ここに集まった、お父様の愛する子どもたちを一人ずつ呼び出し、個々の個性で区別してください。お父様、まずは心と身体、そして生活を永遠の理想に干渉させてください。この時間だけでも全体の意志の前、お父様の望まれる目的の前に、すべてを捧げ、お父様だけが受け取ることのできる供物として礼拝する時間となるようにお許しください。お父様、切望しております。
4
すべてを主管してください。主の御名においてお祈り致します。アーメン。
《祈り(Ⅲ)》
愛のお父様、哀れな民族に天の心情を伝えようとするものの、この地上に生きる人々はまだその心情を知らずにいます。彼らは天の内的な心情が地上とは全く関係のないものと考えているため、哀れな人々の無知をこの時間にお許しください。
お父様! 今日ここに集まった少数の子供達が天が彼らに大きな使命を求めていることを知り、その責任を果たす心を持てるようにお許しください。意志の前に立たせ、行動によって彼らを明らかにしてください。
意志に捧げる心情を持った子どもたちは何人いますか? 愛するお父様! 言わなくてもお父様の心情を理解できる人は何人いますか? 呼ばなくてもその意思を察し動く人は何人いますか?
お父様! 彼らが天から得たいとするものは大きいですが、天が私たちに対して求めることも大きいことを知っております。お父様! この時からでも少数の家族がお父様の意志を受け入れるため、不完全な身体をお父様の祭壇に差し出したいと願っておりますので、受け取ってください。傷ついたものを傷つきのままと見なさず、愛によって受け入れてください。
お父様が直接愛される私達でなければ、サタンの嘲笑を免れることはできないと知っております。お父様、全体を容認してください。天が秘めていた生命の出会いを分かち合えるお父様の恩寵を、この時間にお許しください。
5
ここに集まった人々を見つめるとき、不足な人々であることを知りました。お父様! 溢れる力を与えて下さり、彼らの力の不足なことを忘れ、罪の意識を完全に忘れ去ることをお許しください。彼らの前にはただ生命だけが現れることができるこの時間を、直接的に体験出来るようにしてください。
お父様! この日に集まった群衆が受け取る者の心で、からの器を持ち、お父様の前に逆さに返して差し出すことをお許しください。生命の水を注いで、からの器を満たし、真実を立ち上げてください。天に向かって、お父様の前に身を起こし、手を上げてすべてを捧げることができるこの時間をお許しください。愛するお父様、切望し、願い求めます。
この時間、彼らの前に立っていることで、伝える言葉が一生に一度しかない、歴史の過程に欠かせないキリストの重要な御言葉であることを悟らせてください。重い罪の重荷を負っている彼らが、御言葉の基盤の上で復活の力によって勝利の実績を持つことを知っております。
今日、私たちもイエス様の前に全てを委ね、十字架によって復活の条件を確立したその基盤の上で、天から再び生み直されることをお許しください。愛するお父様、切望し、願い、求めます。
この時間、全てを主管してください。主の御名によってお祈り致しました。アーメン。
6
<御言葉>
今日お伝えしたい言葉は、 「神様が知って下さる栄光に参加しましょう。」です。このタイトルでお話しします。
天輪の意味を証明すべきだった洗礼ヨハネは、全世界の前に自らの使命を果たせなかった事を原因として、イエス様は悪魔と戦わなければならない困難な関門の前に立つこととなりました。イエス様の状況を理解すべきイスラエル民族は、イエス様の事情を理解せず、悪魔がイエス様の前に立ちはだかる困難な苦難の道へと追い立てる立場となる中、天上のあらゆる存在があってもまずイエス様を理解するべきでありながら、誰も理解しない立場でイエス様は一人立ち、天の意志を知らない民族に対してその意志を伝えようとしました。
自らが知り得る内なる内容をこの無知な民衆の前に伝えなければならない使命を感じたイエス様は、自らの神を万民の前に立てるとともに、神だけが理解してくれるという一つの心を頼りに、新たな覚悟と新たな希望と新たな決心を民衆の前に宣言するために立ち上がったのです。今日の御言葉は、このような内容として重要な御言葉です。
人の幸福はどこから来るかと言えば、自分を理解してくれる人を持つときにやって来るものです。さらに、自分の過去を理解し、現実を理解し、さらには自分の未来まで理解してくれる友人、仲間、または師といった存在があれば、その人は幸せになるでしょう。
そして、人の安息の場は、そうした人々の膝元で形成され、またそうした人々が存在する環境を通じて喜びと幸福を感じることができるのです。
7
イエス様は天上におられる神が歴史を通じて自分を知り、30年の生涯を通じて自己を知り、永遠なる神のみ旨を通じて自己を知ることを悟られました。
イエス様は、神様が自分を知ってくださった様に、全ての人類に歴史を通して知らせなければならなかったし、彼らの生活を通して知らせなければならなかったし、未来を通して知ってくれる立場に立たなければならなかったのです。この事を知ったイエス様は、人間に神様を知らせるべき中心的な存在がまさに自分自身である事を感じれば感じるほど、どんな形でも民族の前に神様を証ししなければならなかったのです。
まず、イエス様が証明しようとしたことは、自分が神の意志の前に4千年にわたって経てきた神様の摂理と断ち切れない関係の縁を代表する存在であるということでした。4千年の摂理を通じて神様がイエス様を理解されたように、全てのイスラエル民族が神様に導かれるべき責任を感じたイエス様は、自らの生涯の経緯から神様の御旨を民族の前に示そうとしました。
また、彼の30年の生涯の摂理の中で、人類が自身の将来の理想と一体とならなければならないことを悟った時、イエス様は天から地上の人々が自己を理解する理想的な世界まで、自らの神様を通じて人々に知らせなければならない責任を感じました。
過去から現在へ、現在から未来へと続く永遠の天上界や地上の出来事、そしてどんな存在であれ、無限の時間を経てイエス様一人に至る摂理の歴史が残されていることを考えると、この摂理を天の前で明らかにすることはイエス様だけの使命ではなく、何千万もの聖徒たちの前で明らかにすることもイエス様だけの使命ではなく、歴史的な先祖たちの前で明らかにすることもイエス様だけの使命ではありませんでした。
8
イエス様は全体を代表して御旨の前に立つ存在として、神様が自分を知っていただくことと同様に、神様を代表して国民を知って頂かなければなりませんでした。イエス様が神様の代わりになるように、国民がイエス様を代わりにしなければなりませんでした。さらに、イエス様が神様を知っていただくように、国民がイエス様を知って貰う関係を築かなければ、イエス様は人生で真の幸福を感じることができないということです。イエス様は天上では神と共に喜びを感じることができましたが、地上では人々に知られずに喜ぶことができない立場にありました。
イエス様の御言葉は、天上だけを知ってほしいという御言葉ではなく、天上だけのための福音ではありませんでした。彼の言葉や努力、そしてすべての困難な闘いは、歴史的な国民のためであり、将来の国民を導くためのものでした。しかし、当時の人々はこのような事実を知りませんでした。もし地上の人々がイエス様を知り、彼の生涯を理解していたならば、それほど悲しみに満ちたものにはならなかったでしょう。
では、神様はイエス様をどの程度理解されたのでしょうか? 神様はどのようにイエス様を理解されたのでしょうか? 創造の始まりから人類の歴史の進行、歴史の関係を通じて、その時代の社会全体まで、さらにはイエス様の未来の理想までをも神様は理解されました。
無知な人々の前に現れたイエス様は、天の使命を受けて自身が神の子であることを証して労苦を重ねました。そして、歴史の舞台で神様が無限に労苦された悲しい思いに共感し、戦いました。また、歴史の中でご苦労された先祖たちを慰め、その悲しみを和らげようとしました。神様はイエス様をそのような存在として立てられたのです。
イエス様には神様のための心があり、その心を人々の前で伝えたいという悲しい思いがありました。このような悲しい心がイエス様に残っている以上、イエス様を扱われる神様の心も悲しい思いにならざるを得ません。人間が責任を果たせなかった結果として、神様が悲しみと悲嘆の中におられることを私達は知る必要があります。
9
それでは、神様はイエス様をどの程度までご存知でしたか? 神様はアダムとエバを中心とした夫婦の理念を通じて、子供たちの栄光を全世界に現す為の存在としてのイエス様として考えておられました。
では、イエス様は神様をどの程度ご存知でしたか? 自身が歴史を代表する存在と考える一方で、神様がマリアを中心とした家庭生活から現実の人生の経過まで、夫婦の信仰を自身を通じて地上に示し、善の栄光まで地上に現したいと望んでいることをイエス様はご存知でした。そのため、イエス様の言葉は歴史の怨みを解消する言葉でした。
イエス様はマリアの従順を神様がご存知であることを知っていました。マリアの状況も神様がご存知であることも知っていました。より謙虚な立場から出発点を築かなければならない夫婦の信仰が神様が望んでいることを知っていたのです。また、悲劇的な出生の中で善の期待を望まれていることも知っていました。このように、イエス様が神様を知る知識を人々が理解していれば、イエス様の愛の意志と人々が関係を築くことができたのですが、当時の人々はそれを知らなかったのです。
従って、イエス様は神様と話ができましたが、人々との話はできなくなってしまったのです。イエス様の知識と神様の意志、そして地上での救済計画を伝えることができる人がいなかったため、イエス様の悲しみは全世界を失った悲しみよりも大きなものであったことを皆さんは理解する必要があります。
愛は最初に天倫の愛を経て、親の愛を経て、夫婦の愛に至ります。私たちは堕落と人間の繰り返される過ちのために回帰の道を辿っているのです。
10
したがって、成人になるまでの人生では、親の愛を受ける時期です。その時期が過ぎた後は、自己を中心とした愛の時期であり、夫婦の時期です。その後は子供に対する愛の時期が訪れます。
では、神が6千年の歴史を経ておられる中で、イエス様が現れるまでどのような愛の時期であったでしょうか? イエス様を通して、神様が直接的に親として愛を与える時期でした。その後、イエス様が親の愛の領域を超えて自身の家庭生活を築く時期が夫婦の時期です。
では、今後進むべき時期はどのような時期でしょうか? それは夫婦の理念を地上で成就させる時期です。そのためには、地上でイエス様が内なる神様の意志を中心にし、家庭的な期待を展開する必要があります。そのためには、まず霊的な夫婦の生活を地上で展開しなければなりません。霊的な天の家庭生活を地上で展開し、地上で歴史を代表する家庭の形を形成する必要があるのです。
イエス様の後、2千年の歴史を経て、今は天と地が結びつき、内的な形と外的な形が結びついて一つの実体を形成し、それと関係を築く時期です。皆さんは自己を中心にし、新しい親の子供となるべきです。この時期、親は新しい子供を育てることができなければなりません。そして、その新しい子供を通じて新しい夫婦の理念を地上に確立するのです。これが歴史の中で残された理想です。
それでは、イエス様が来られた目的は何ですか? 内的な家庭型と外的な新郎新婦の理念と子供の生活を総決算する事でした。外的な基盤だけでなく内外が開いて相対的な基準を終結させる事で、天倫の願いは、誰にでも内的なものから一つの基準を立てる事ができる歴史的な家庭形態の復帰路程を経ていけるのです。誰もを通して現実と歴史的な事実だけでなく、決定的な事実として、皆さんは神様がイエス様を立てるまでの家庭的な生活様式を立てなければなりません。
11
イエス様が新約聖書を中心に2千年間摂理してきた信頼できる新郎新婦の実証的な内容を皆さん自身が持っていなければ、新郎新婦の基準を堂々と見つけ出せないでしょう。
皆さんが存在し、実在できる一つの具体的な善の子どもを地上に置き、恥じるべき子どもではなく、罪悪の歴史から完全に解放され、どんな敵もあざ笑えない子どもを立てた後、隠していた天上の秘密の心情を知り、実体である私を立てて天からの愛を受け、天と相談し、交わりを持つことができるでしょう。
皆さんが今日の信仰生活を通じて信じているイエス様、神様が知っておられたそのイエス様の目的は何でしょうか? 皆さんがイエス様を知る程度はどの程度でしょうか? 皆さんは夫婦の姿をイエス様と聖霊だけで知ることではいけません。
皆さんが一生を通じて家庭の具体的な愛を通じて、内面的な愛を経て永遠の命の基盤、永遠の救いを達成する勝利の基盤を残せなければ、天の理想や天の希望は皆さんとの関係を持たなくなります。さらに、それは神様のものになり得るし、イエス様と聖霊のものになり得るが、私のものにはならないということです。
そのため、皆さんはイエス様を知るためには、イエス様自身を知るだけではなく、イエス様を中心にして調和できる人である必要があります。そのような人は、神様がイエス様を知っておられた様に神の子として、イエス様と同等の存在となり得ます。彼は地上で歴史を代表し、現世を代表し、未来を代表して堂々と立ち向かうことができるでしょう。そのような存在がこの地上に現れるとすれば、彼自体が歴史を知り、イエス様の教えを知り、イエス様が望む世界を代表することができる存在であるでしょう。
12
そのような存在となるためには、どのような条件を提示しても神様の前で感謝できる人であり、どのような環境でも希望を失わない人となる必要があります。イエス様は、私が何を愛するかよりも強い神様の希望と愛が共にあるべきだと感じたのです。
そのため、環境が変わり、歴史が変わり、天地が混乱する中でも、最後の瞬間までイエス様が考えていたのは、人間でした。人間のために断ち切れない永遠の関係を結び、永遠の命と中心の心情を代わりにしようとしたのです。そのため、十字架もあるのです。そして、死も早く来ると言えたのです。
今日、皆さんが生活を通じて、人生を通じてそのような感覚を感じることができないと言えるならば、皆さんはイエス様を知っていても知らないことと変わらないでしょう。
ですから、皆さんは今後、御旨の全体的な歴史形態を代表し、全体の歴史を代表し、永遠の歴史を代表することで、永遠の神様の動的な心情と静的な心情にまで通じる関係を築かなければなりません。そして、歴史に結びついた罪を解消し、万民の前に現れなければなりません。そのような人として現れることができないと言えるならば、イエス様が求めている、つまり天が認める子どもではないことを皆さんは知らなければなりません。しかし、もしもそのような人が存在するとすれば、彼は自分が口にする一さじの食事でも神様に感謝し、息をするその一息からも神様の愛を感じることができるでしょう。
天地の運勢が無言で巡り行くのと同様に、私の心も新たに無限に巡りたいと願っていますが、なぜそれが叶わないのでしょうか? 天地の力と愛が結びついて天倫の原則の基準が連動していることを私達は忘れているからです。
13
ですから、今日の私達は自分の生活の中で、イエス様が神様を知ったように、イエス様を知らなければなりません。そしてイエス様が神様の心を知り、イエス様の唯一神の栄光が天に還っていったように、私を通じて私の栄光をイエス様に帰すことができるように、イエス様に従って行く心を持つ必要があります。イエス様が神様に従い、神様の愛の心を知っているのに、私達がイエス様を知らなければ、イエス様の使命的な願いはどこで成就されるのでしょうか? 今日、皆さんはこれを考えなければなりません。
今日、皆さんはイエス様のために瞬間瞬間を生きていると言えるでしょうか。皆さんは全ての国々と全ての民族のために存在できなければなりません。歴史の終末時代までその流れと天倫の心情を永遠に感じながら、万物の主役として天の栄光を讃え、天に栄光を帰すことができる集団とならなければなりません。
これこそがイエス様の希望であるならば、私自身がイエス様に代わって天の前で栄光を帰すべきです。したがって、皆さんは夢のような事実を夢ではなく現実で実践できるようにならなければなりません。神様の願いはそのような意図を成し遂げることです。神様とイエス様の心情に通じていたその要求と望みが皆さんを通じて現れています。
もしもこのようなイエス様の心情を通じて神様の内なる心情に従い、父の代理者となりイエス様の代理者となることができる、地上で真にイエス様を信じる人がいるならば、イエス様を知ってくれたことと同様に神が知ってくれるでしょうし、神様が知ってくれると同時にイエス様と聖霊も知ってくれるでしょう。また、イエス様と聖霊が知ってくれる同時にイエス様と聖霊と結びついている天使達も知ってくれるでしょう。しかし、今日の人々はこのような栄光の賜物を賜物として認識していないのです。
イエス様は神様だけを知ってくださったが、私達は神様も知ってくださり、イエス様と聖霊も知ってくれるでしょうし、天にいる無数の聖徒達も知ってくれるでしょう。ですから、私達は地上で神様を知ることができれば、イエス様と聖霊を通して霊界でも認められることになります。それゆえ、私自身がこのような認識の中で立ち、イエス様を通して2千年間も支配された神様の心を知ってくれる人々とならなければなりません。
14
神様の主管の理念は皆さんを通じて現れなければなりません。このことを考えると、私達は恵まれた群衆です。イエス様が十字架に向かわれた時よりも、より恵まれた立場にあることを知らなければなりません。
イエス様は神様のために独りで死に向かわれました。しかし私達は神様のために、またイエス様と聖霊のためにも死ぬ覚悟をしなければなりません。そして、無数の聖徒達は私達の進む道を支え、私達を歓迎する存在とならなければなりません。
私は悟りました、お父様の御働きによって無数の聖徒達が今日私を通して慰めを受けることができるようにお願いします。私達はできる限りの事を行う者とならなければなりません。その時、皆さんは天の主管全体を代表し、勝利の栄光を示すことができるということを知らなければなりません。
≪祈り≫
お父様! 信じる者達は、お父様の前で悪臭を放ちながらも自己を悟りませんでした。お父様! 天上の心を通じて私自身を知ることをお許し下さい。また地上にて私自身を知ることをお許し下さい。
天上と地上が結びつく栄光の一つの意味を、私自身が知ることを許して下さい。また、お父様、今日ここに集まった子ども達を愛して下さい。そして、お話したいお父様の悲しい心さえも理解できるようにお許し下さい。お父様を中心に天を向かう心をお許し下さり、永遠なるお父様の人生の道を私達が知り、天を知り、天の栄光を崇拝する子ども達となるようにお許し下さい。熱望して願っております。
15
この日に集まった全ての子ども達が、お父様から流れる愛の力を受けて、お父様が動かれるならば私達も動き、お父様が定められるならば私達も定めることができる相対的な祝福をお許しください。私達が通じて、お父様の全体的な心配を軽減し、歴史的な支配を代わりに果たすことができるようにお許しください。
また、天上と地上を左右することができるお父様の永遠の王国を築き上げることによって、神様が知り、イエス様、聖父、聖子、そして全ての聖徒が知り、地上の全ての聖徒まで知ることをお許しください。
お父様の知識の栄光を勝利の条件とし、悪魔の支配を打ち破り、勝利の舞台を形成することができるようにお許して下さい。熱望しお願い致します。
すべての御言葉を主の御名においてお祈り致します。アーメン。
文鮮明先生御言葉選集 1 - 13. 復帰の価値を示す(1956年7月18日)
復帰の価値を示す 1956年7月18日(水)、元本部教会。
聖書拝読 使徒行伝1:6-11
<祈り(Ⅰ)>
愛するお父様! 3日間、お父様の愛の庇護の下で過ごした後、この夕方再びお父様の前に身と心をかがめ、礼拝するために集まったすべての子ども達の頭上に、お父様の栄光が共にあらんことをお願いいたします。
耐えられながら、摂理されてこられたお父様の愛の手が同様に現れ、彼らには人々がお父様を礼拝せざるを得ない心の感動が生じるようにお許し頂き、そしてそのために柔和で謙虚な心でお父様にひれ伏し、礼拝することができるこの一時となるようお許し頂きますように。
16
愛するお父様! 慈悲深いお父様! 私たちだけでは、私たち自身の力だけでは善と悪を判断し、善を高めることはできません。しかし、父が天に隠された善の力と、天に秘められた愛の力を復活の力として示し、私たちが善を行う能力をお許し下さい。復活の栄光を備え、心と身体を捧げてお父様に敬意を表し、心と身体を捧げて栄光を示すことのできるこの時をお許し下さい。愛するお父様、熱望し、お願い致します。
今、伏せたすべての子どもたちの心を、お父様、聖別して祭壇の供え物になる様に主管して下さい。それぞれの内面に応じて聖別の手を差し伸べて、個々の心と身体を明らかにできるようにして下さい。一つ一つ聖別して下さり、正しくない要素を排除しなければなりません。お父様、自ら判断の主人となって下さり、心情の主人となって下さい。
善悪を判断し、悪を処し、善だけを持った犠牲として、一つの中心を通じてお父様の御前に捧げられるように許して下さい、私のお父様、熱望致します。
お父様! 今、集まりましたので、顕現するお父様の姿の前で、不完全な自我を認識できるこの時間をお許し下さい。過去の罪悪の力を受けて死の中にある自我を発見し、お父様の前で、善の栄光の祭壇の前で自己を明らかにすることのできるこの時間をお許し下さい。過去の正しくない習性や、お父様を信じない概念を排除して下さい。新たな善の刺激を受け、お父様の御姿の新たな価値を感じ、心と身体で衝撃を受けることのできるこの時間をお許し下さい。悔悟(かいご) と感動の歴史を繰り広げていける様に、愛するお父様、熱望し、願っております。
お父様、少数の集まりがここにありますので、主導していただきますようお願いします。ここに集まった子どもたちの中で、悪魔の支配を受ける子どもがいないようにお許し下さい。お父様の再創造の苦労の歴史と全能の歴史を経て、今日の世俗的な思いを捨てることのできるこの時間をお許し下さい、お父様、熱望し、お願い致します。
17
合理的でなく、正しくないすべての罪悪の要素をこの時間、お父様、除去してください。直接介入し、主導することができる栄光の要素だけが集まった聴衆全体に満ちに満ちて働いてください、満ちに満ちて主管してください、愛するお父様、熱望し、お願い致します。
お父様、この夜は孤独な集まりが各地に広がり、民族を代表して天に敬意を表する時間であることを知っております。孤独な集まりを友として受け入れ、彼らと共に働くお父様、彼らと供に働く私のお父様、彼らが置かれたどんな環境や立場においても、お父様、彼らの天に対する忠誠と献身だけは変わらないようにお許し下さい。
悪魔の冷笑に困惑することが山のように立ち塞がっても、それを踏み越えて進むことのできる天の勇者として立てて下さい。終わりの時に託された使命を果たし、父の願いを達成した後にも残り続けるように導いて下さい。戦い続けることができる変わらぬ天の力を共に与えて下さい。私のお父様、切に願い求めます。
この夕べ、われわれの民を代わって集まる数多くの祭壇の上にも、人類に代わって集まる数多くの祭壇の上にも、聖三位一体が同じ歴史として臨まれますように。終わりの成就を彼らに予告し、立てられ、求められなければならないお父様の本来の御旨を早くこの24億の人類の前に明らかにされるように、この地上に現れることをお許しください。愛するお父様、切に願い求めます。
最初から最後までただ使命に委ねられた献身として、お父様がお供えになれる祭壇を築き、喜びの体現となる歴史と能力と栄光だけが現れるようにお許しください。主の御名においてお祈り致します。アーメン
18
<祈祷(Ⅱ)>
一つの目的を達成するために努力し、多くの人々が知らない孤独な旅路であったことを知った時、ヤコブが歩んできた21年の生涯が私たちの信仰の道として残っていることを考えると、その苦労の足跡ごとに涙とため息が湧いてくることを感じるでしょう。
お父様、今日ここに集まった方々も、ハランの荒野を前にラバンの家に向かって歩んでいたヤコブの道を見本とし、御旨の道を歩むために立ち上がった集団でありますので、彼ら心情を知り、彼らの友となってくださる様にお願い致します。彼らの道を守ってくださる様にお願い致します。
私達の進む道の前には多くの悪魔が立ち塞がっていることをご存知でしょうか? 闇の支配が妨げとなっていることをご存知でしょう、愛するお父様! ヤコブが歩んだ道を見本とし、歩もうとする子供達の心に、揺るぎない中心だけが残るように許してください。一途に天徳の御旨だけを心に抱き、肉体のあらゆる条件を忘れて駆け出す子供達になることを許してください。
そして、最後の戦いの勝利をお父様の前に差し出すまで辛抱しながら戦い続けなければならない道が残っていることを知るのです。お父様! 力を与えて下さい、能力を与えて下さい。ヤコブの孤独な心情を受け継ぐ、大地から天の果てまで降り立った階段を、天の天使達が上り下りするその栄光を見つめる恩寵を、この場にお許し下さい。
この方々が最後まで協力し、天にいらっしゃることを知らせて下さい。お父様の忍耐の心情を知らせて下さい。お父様の永遠の御意が成就するその日まで、戦いの勇者として戦い、勝利を収めさせて下さい。愛するお父様、切望致します。
19
今、全てをお任せしました。私達がお父様に願い求めた切望の心をお分かり下さい。心からお受け取り下さい。心身を一つに結びつけ、献身的な犠牲として捧げることができる恩寵をお許し下さい。お父様、切望しております。
お父様! 今、この時間全てが許された恩寵に感謝できる時間となるようお許し下さい。私達の個人的な主張を防いで悲嘆の群れとなり、悪魔の陰謀を抱えることがないようお許し下さい。勝利の栄光を受け入れ、温和で謙虚な献身の犠牲として、心身を捧げて天の勝利の犠牲となることができる時間となるようお許し下さい。愛するお父様、切望致します。
心と体を完全にお父様の前に差し出しましたので、全体を勝利の栄光の下に統率して下さい。喜びの恩寵をこの時間で分かち合えるようお許し下さい。切望しお願い致します。主の御名によってお祈り致しました。アーメン。
<祈り(Ⅲ)>
お父様! 一人の心が天の前で中心を失った時、その影響が集まった人々に大きく及ぶことを、各自が認識できるようにお許し下さい。もし私の一身が不完全であり、悪魔に惑わされると言われるならば、準備された祭壇全体がお父様の前に捧げられないことを知らせて下さい。
もし天の歴史が現れ、区別の歴史が生まれると言われるならば、中心を失った者はカインの道を歩むことになり、中心を保った者はアベルの道に立つことを知っています。この集まりの中に多くのアベル的存在をなせる様にお許し下さい。カイン的な立場に加わることができないようにして下さい。
20
お父様!この時、区別された歴史を創っていかなければならないので、今、各自が自らの心を明らかにできるようお許し下さい。私達の心に中心を築き、天の右側に立つことができるようお導き下さい。
左側に立ちながら右を見て迷う心を持たないよう許して下さい。天が喜ばれる場所に向かい、温和で謙虚であり、何ものにも屈しない姿勢で父の前に謙遜である者になれるようご協助下さい。天上の中心と調和するために、全力を傾けることをお許し下さい。お父様、切望しお願い致します。
この夜、お父様の愛する子供達が命の御言葉を受け入れることができるようにして下さい。身と心に天からの新たなる炎の御言葉を伝え、私達一人一人が自らがどの位置にあるのかを悟ることができるようにお許し下さい。
そうして天が喜ばれるその日の心を見つける事が出来るようにお導き下さい。適切な姿勢を立てるようにごお許し下さい。お父様の祭壇の前に喜びの存在として立つことができるようにお許し下さい。切望し、お願い致します。
本日の夕食の時、幼い子供達の前で許しを得てお話をさせて頂きたく思います。お父様、ふさわしい御言葉をお示しいただき、御心と御望みがこの一時に実現されるようお許し下さい。
21
私達にあるあらゆる邪悪な心を取り除き、善い心の基盤の上に喜びの栄光の霊を受けることができるようにお許し下さい。
この時間、御言葉を伝える者の心や受け取る者の心がお父様の姿に似て一つの姿を備え、交わる時間となるようにお許し下さい。そうして天が私たちを通じて動くことができる貴重な時間となるよう、お許しを願います。
聖霊の炎によって全体を導いていただけるよう、切望いたします。愛に満ちた主の御名によってお祈りいたしました。アーメン。
<祈り(Ⅰ)>
愛するお父様! 3日間、お父様の愛の庇護の下で過ごした後、この夕方再びお父様の前に身と心をかがめ、礼拝するために集まったすべての子ども達の頭上に、お父様の栄光が共にあらんことをお願いいたします。
耐えられながら、摂理されてこられたお父様の愛の手が同様に現れ、彼らには人々がお父様を礼拝せざるを得ない心の感動が生じるようにお許し頂き、そしてそのために柔和で謙虚な心でお父様にひれ伏し、礼拝することができるこの一時となるようお許し頂きますように。
16
愛するお父様! 慈悲深いお父様! 私たちだけでは、私たち自身の力だけでは善と悪を判断し、善を高めることはできません。しかし、父が天に隠された善の力と、天に秘められた愛の力を復活の力として示し、私たちが善を行う能力をお許し下さい。復活の栄光を備え、心と身体を捧げてお父様に敬意を表し、心と身体を捧げて栄光を示すことのできるこの時をお許し下さい。愛するお父様、熱望し、お願い致します。
今、伏せたすべての子どもたちの心を、お父様、聖別して祭壇の供え物になる様に主管して下さい。それぞれの内面に応じて聖別の手を差し伸べて、個々の心と身体を明らかにできるようにして下さい。一つ一つ聖別して下さり、正しくない要素を排除しなければなりません。お父様、自ら判断の主人となって下さり、心情の主人となって下さい。
善悪を判断し、悪を処し、善だけを持った犠牲として、一つの中心を通じてお父様の御前に捧げられるように許して下さい、私のお父様、熱望致します。
お父様! 今、集まりましたので、顕現するお父様の姿の前で、不完全な自我を認識できるこの時間をお許し下さい。過去の罪悪の力を受けて死の中にある自我を発見し、お父様の前で、善の栄光の祭壇の前で自己を明らかにすることのできるこの時間をお許し下さい。過去の正しくない習性や、お父様を信じない概念を排除して下さい。新たな善の刺激を受け、お父様の御姿の新たな価値を感じ、心と身体で衝撃を受けることのできるこの時間をお許し下さい。悔悟(かいご) と感動の歴史を繰り広げていける様に、愛するお父様、熱望し、願っております。
お父様、少数の集まりがここにありますので、主導していただきますようお願いします。ここに集まった子どもたちの中で、悪魔の支配を受ける子どもがいないようにお許し下さい。お父様の再創造の苦労の歴史と全能の歴史を経て、今日の世俗的な思いを捨てることのできるこの時間をお許し下さい、お父様、熱望し、お願い致します。
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合理的でなく、正しくないすべての罪悪の要素をこの時間、お父様、除去してください。直接介入し、主導することができる栄光の要素だけが集まった聴衆全体に満ちに満ちて働いてください、満ちに満ちて主管してください、愛するお父様、熱望し、お願い致します。
お父様、この夜は孤独な集まりが各地に広がり、民族を代表して天に敬意を表する時間であることを知っております。孤独な集まりを友として受け入れ、彼らと共に働くお父様、彼らと供に働く私のお父様、彼らが置かれたどんな環境や立場においても、お父様、彼らの天に対する忠誠と献身だけは変わらないようにお許し下さい。
悪魔の冷笑に困惑することが山のように立ち塞がっても、それを踏み越えて進むことのできる天の勇者として立てて下さい。終わりの時に託された使命を果たし、父の願いを達成した後にも残り続けるように導いて下さい。戦い続けることができる変わらぬ天の力を共に与えて下さい。私のお父様、切に願い求めます。
この夕べ、われわれの民を代わって集まる数多くの祭壇の上にも、人類に代わって集まる数多くの祭壇の上にも、聖三位一体が同じ歴史として臨まれますように。終わりの成就を彼らに予告し、立てられ、求められなければならないお父様の本来の御旨を早くこの24億の人類の前に明らかにされるように、この地上に現れることをお許しください。愛するお父様、切に願い求めます。
最初から最後までただ使命に委ねられた献身として、お父様がお供えになれる祭壇を築き、喜びの体現となる歴史と能力と栄光だけが現れるようにお許しください。主の御名においてお祈り致します。アーメン
18
<祈祷(Ⅱ)>
一つの目的を達成するために努力し、多くの人々が知らない孤独な旅路であったことを知った時、ヤコブが歩んできた21年の生涯が私たちの信仰の道として残っていることを考えると、その苦労の足跡ごとに涙とため息が湧いてくることを感じるでしょう。
お父様、今日ここに集まった方々も、ハランの荒野を前にラバンの家に向かって歩んでいたヤコブの道を見本とし、御旨の道を歩むために立ち上がった集団でありますので、彼ら心情を知り、彼らの友となってくださる様にお願い致します。彼らの道を守ってくださる様にお願い致します。
私達の進む道の前には多くの悪魔が立ち塞がっていることをご存知でしょうか? 闇の支配が妨げとなっていることをご存知でしょう、愛するお父様! ヤコブが歩んだ道を見本とし、歩もうとする子供達の心に、揺るぎない中心だけが残るように許してください。一途に天徳の御旨だけを心に抱き、肉体のあらゆる条件を忘れて駆け出す子供達になることを許してください。
そして、最後の戦いの勝利をお父様の前に差し出すまで辛抱しながら戦い続けなければならない道が残っていることを知るのです。お父様! 力を与えて下さい、能力を与えて下さい。ヤコブの孤独な心情を受け継ぐ、大地から天の果てまで降り立った階段を、天の天使達が上り下りするその栄光を見つめる恩寵を、この場にお許し下さい。
この方々が最後まで協力し、天にいらっしゃることを知らせて下さい。お父様の忍耐の心情を知らせて下さい。お父様の永遠の御意が成就するその日まで、戦いの勇者として戦い、勝利を収めさせて下さい。愛するお父様、切望致します。
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今、全てをお任せしました。私達がお父様に願い求めた切望の心をお分かり下さい。心からお受け取り下さい。心身を一つに結びつけ、献身的な犠牲として捧げることができる恩寵をお許し下さい。お父様、切望しております。
お父様! 今、この時間全てが許された恩寵に感謝できる時間となるようお許し下さい。私達の個人的な主張を防いで悲嘆の群れとなり、悪魔の陰謀を抱えることがないようお許し下さい。勝利の栄光を受け入れ、温和で謙虚な献身の犠牲として、心身を捧げて天の勝利の犠牲となることができる時間となるようお許し下さい。愛するお父様、切望致します。
心と体を完全にお父様の前に差し出しましたので、全体を勝利の栄光の下に統率して下さい。喜びの恩寵をこの時間で分かち合えるようお許し下さい。切望しお願い致します。主の御名によってお祈り致しました。アーメン。
<祈り(Ⅲ)>
お父様! 一人の心が天の前で中心を失った時、その影響が集まった人々に大きく及ぶことを、各自が認識できるようにお許し下さい。もし私の一身が不完全であり、悪魔に惑わされると言われるならば、準備された祭壇全体がお父様の前に捧げられないことを知らせて下さい。
もし天の歴史が現れ、区別の歴史が生まれると言われるならば、中心を失った者はカインの道を歩むことになり、中心を保った者はアベルの道に立つことを知っています。この集まりの中に多くのアベル的存在をなせる様にお許し下さい。カイン的な立場に加わることができないようにして下さい。
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お父様!この時、区別された歴史を創っていかなければならないので、今、各自が自らの心を明らかにできるようお許し下さい。私達の心に中心を築き、天の右側に立つことができるようお導き下さい。
左側に立ちながら右を見て迷う心を持たないよう許して下さい。天が喜ばれる場所に向かい、温和で謙虚であり、何ものにも屈しない姿勢で父の前に謙遜である者になれるようご協助下さい。天上の中心と調和するために、全力を傾けることをお許し下さい。お父様、切望しお願い致します。
この夜、お父様の愛する子供達が命の御言葉を受け入れることができるようにして下さい。身と心に天からの新たなる炎の御言葉を伝え、私達一人一人が自らがどの位置にあるのかを悟ることができるようにお許し下さい。
そうして天が喜ばれるその日の心を見つける事が出来るようにお導き下さい。適切な姿勢を立てるようにごお許し下さい。お父様の祭壇の前に喜びの存在として立つことができるようにお許し下さい。切望し、お願い致します。
本日の夕食の時、幼い子供達の前で許しを得てお話をさせて頂きたく思います。お父様、ふさわしい御言葉をお示しいただき、御心と御望みがこの一時に実現されるようお許し下さい。
21
私達にあるあらゆる邪悪な心を取り除き、善い心の基盤の上に喜びの栄光の霊を受けることができるようにお許し下さい。
この時間、御言葉を伝える者の心や受け取る者の心がお父様の姿に似て一つの姿を備え、交わる時間となるようにお許し下さい。そうして天が私たちを通じて動くことができる貴重な時間となるよう、お許しを願います。
聖霊の炎によって全体を導いていただけるよう、切望いたします。愛に満ちた主の御名によってお祈りいたしました。アーメン。
<御言葉>
「使徒行伝」1章6節以下の箇所を中心に、「復帰の価値を示す」というタイトルでお話しいたします。
神様が堕落した人間を救いたいと思われる目的は、皆さんがよくご存知のように、人間に創造本来の状態を回復させるためにあります。神様の御意志を先に悟った数多くの先知聖賢たちは、その時代時代を経て出てきながら、このような復帰の目的を担い、その意志を成し遂げるためにこの一つの目標に向かって努力してきました。
22
すなわち、イエス様がおいでになる前までの約4千年の歴史もまた、そのような歴史であり、イエス様がこの地においでになり30年以上の生涯を闘った労苦もその目的を達成するための労苦であり、お亡くなりになった後の約2千年間、聖霊と共に闘いの歴史を展開されたこともまた、この一つの目的を達成するための闘いの労苦であったということです。
イエス様がこの地上においでになった目的は、歴史の復帰のためであり、また自己の復帰を超えて世界の復帰の使命を持っておいでになったということです。ですから、イエス様がこの地上においでになられて伝えられた福音の御言葉は、過去のイスラエルの歴史を復帰するための御言葉であり、30年以上のご自身を復帰するための御言葉であり、さらには世界人類を復帰させるための御言葉であったのです。
その経緯から、現代まで人々はイエス様が遺してくださったその御言葉を通じて復帰の使命を分担しながら、歴史の過程を経て出てきているのです。
そして、今日の皆さんは、2千年前にイエス様が授けてくださった新約の御言葉を中心にし、過去6千年の歴史を蕩減し、また未来の永遠の生涯に代われる忠臣の姿勢を備えて、自己を復帰しつつ、歴史を復帰し、未来を復帰することができる勝利的な価値を見つけなければなりません。そうしなければ、イエス・キリストがこの地においでになり、4千年の歴史に代わりご自身の30年以上の生涯に代わった福音の御言葉や万民を復帰するための生命の御言葉として遺されたその福音の御言葉は何の成果も結ばないということです。
今日の皆さんは、4千年の歴史に代りイエス様の恨みを解いていく子ども達にならなければならず、30年以上の生涯を通じて万民の前に新たな復帰の理念を確立し、天の勝利的な基盤を築こうとしたイエス様ご自身の復帰の使命、また聖霊と共に2千年間努力されたその使命を完成させる子ども達にならなければなりません。
23
そして、皆さんは歴史を代行した立場から勝利的な復帰の栄光をお父様の前に差し上げ、勝利的な生涯を過ごされたイエス様時代の価値を超えた価値として、お父様の前に栄光を差し上げなければなりません。
また、イエス様が新たな福音の御言葉を宣言することで2千年の救済の使命を果たされたように、今日の皆さんも再び天から新たな御言葉を引継ぎ、全体的な復帰の使命を終結させ、それを後世に長く伝えていかなければなりません。このような使命が今日の皆さんに残されていることを、皆さんは一瞬も忘れてはいけないのです。
イエス様自身が神様の復帰の歴史を達成するために、人類の前に完全な立場で現れて歴史を進めてきたかと言われれば、そうではありません。イエス様は具体的な復帰の内容を示すことはなく、復帰の歴史を進めてこられたという事実を私たちは原理を通じてよく知っています。
自らを隠し、象徴的な証の御言葉を通じて天の意志をこの地上に実現するための復帰の歴史を遂行され、天の栄光も完全に人の前に示さずに復帰の使命を果たされたということです。そのため、私達は使命の具体的な内容を明確に示さずに復帰の歴史を推進してこられたイエス様の内的な心情を知らなければなりません。
では、皆さんが今日復活の栄光を得るためには何を知る必要があるでしょうか?
24
まず、皆さんはイエス様が示せなかった隠された復活の価値を生活を通して知る必要があります。次に、心を通してイエス様が表せなかった隠された復活の価値を知る必要があります。その後、永遠の命の価値をイエス様が示せなかった隠された復活の内容を知らなければなりません。
そして、神様が天倫の復活の栄光を完成させようとされる時、私たちは何を知る必要があるでしょうか?
イエス様が30年以上の生涯の中で心の奥深くに隠しており、全ての人々の前で語り明かせなかった内容は何であるかを知る必要があります。
もし、このような内容を皆さんが知らなければ、皆さんを通じて天上と地上の全ての復活の価値の内容を示すことはできません。
今日、私たちがイエス様が明らかにした福音の御言葉を見てみると、その中にはイエス様の具体的な生活内容は全く書かれていません。では、イエス様は何を暗示したのでしょうか。それは奉仕の生活を通して、自身の隠れた生活の一面を暗示したのです。つまり、自らを高められる栄光の子であったにも関わらず、栄光を受けた自己の身を低くし、すべての罪人の足元に入り奉仕する生活を通して、隠れた一面を示したのです。また、イエス様は誰にも話すことができない心の中に隠れた一面を言葉ではなく生活によって示したのです。イエス様は自身の周りにいる12人の弟子達にさえ、自身の内面を明かせなかったのです。
25
そのような秘密を公表できなかった理由は、天上の秘密を心に秘めていても、その秘密を理解し受け入れる人がいない場合、その秘密を公表すれば悪魔に利用される可能性があるとイエス様はご存知だったからです。つまり、イエス様は父なる神から知らされた真実を独りで抱えていて、人々に伝えるべき悲しみと情熱を持っていましたが、そのような心を理解し受け入れる人がいなかったため、天上の秘密を人々に公表することができず、隠した心の一面を人々に示すことができなかったのです。
そのため、イエス様は最終的に十字架の最高峰に至り、公会堂の指導者やピラトの前で自分自身をユダヤ人の王と称する罪で尋問を受けることになりました。その時、イエス様は黙っていましたが、ピラトが「おまえはユダヤ人の王か?」と問われた時にようやく自身を明らかにされたのです。
善良で正義を重んじる天の側の人々がイエス様を彼らの王として受け入れ、彼を永遠の栄光として礼拝すべきであったのに、イエス様はピラトの前で囚人として尋問を受ける立場になりました。このように避けられない状況で悪魔の尋問を受けることになった時、神様の悲しみに代わる立場から、黙っていた口を開いて真実を証言されるようになったのです。
これを見ると、どれほど天の歴史であっても、悪魔が天の側に対して真実を明らかにし、疑問を投げかける場合、天の側でも隠された心を明らかにすることが避けられず、また悪魔の側でも神の側にある聖徒たちが悪魔の隠された秘密の心を暴き出すと、それを明らかにして非難せざるを得なくなることを私たちは理解できるようになります。
イエス様は、自身の内に誰にも明かされなかった復帰の内容を持ち、日常の生活の中で奉仕を通じて天の法則を実践し、その実践の面でも他の誰よりも先駆者の立場に立って隠された復帰の内容を示されました。ですから、皆さんはこのような復帰の理念を代わりにできるイエス様の心に触れ、「あなたの心もそうでなければならないのではないか」と問いかけることができる人にならなければなりません。
26
もしもそのような人が現れないのであれば、歴史がどれほど経過しても、イエス様の心に隠された法則の秘密はこの地上に明らかにされることはないということを皆さんは確かに知る必要があります。
そして、今日の皆さんはイエス様が生活を通じて示された再臨の秘密を知る必要がありますし、心の中にある再臨の内容を知る必要があります。その後に、皆さんは神様に自信を持って立つことができるし、サタンに自信を持って立ち向かうことができる人、つまり一つの勝利的な生命を再臨によって完成させた人になることができるということです。
イエス様は30年余りの生涯を通じて、4千年の歴史を総括し、天上と地上のすべてを代わりに再臨の中心を完成させました。しかし、今日までにこのようなイエス様の完成された価値、つまりイエス様が持っていた心の中の秘密や明らかにされていないイエス様の生活の価値を引き継ぐことができる人がいなかったのです。
従って、そのようなイエス様の内的な秘密や生活の秘密を誰が代わりに持ち、現れたのかというと、それは聖霊であったと言えます。
今日の皆さんはイエス様の福音の言葉を信じていますが、その言葉自体を信じるだけでは再臨することはできません。そこに必要なのは、聖霊が私たちの生活に協力し、私たちと共に共同生活しなければならないということです。
27
従って、イエス様が奉仕と犠牲の道を通って十字架の頂点に至ったように、皆さんも同様の道を進んで、聖書の中に秘められたイエス様の生活の秘密がイエス様と聖霊を通じて初めて明らかになるのです。そして、内なる秘密も同様に現れるのです。
そのため、今日の私たちは聖霊が協力する生活を通して、聖霊の心と一体化し、心と生活が一つになり、イエス様と聖霊が一つになるつながりを私自身を中心に形成しなければ真の生命は存在しえないことを理解しなければなりません。
このように、私たちは今日、聖霊の協力を受けて、イエス様が生活の中で隠されていた復帰の秘密や、心に秘められた復帰の内容を実現する重要な過程にあります。従って、私たちはそのような過程にあるとき、私たち自身がイエス様と聖霊と一つになり、聖霊と私が中心となって三位一体の形を持つ基準を持つことが、この地上で神の勝利の基盤を築くための平面的な期待を実現することを知る必要があります。
また、私たちは真の生命の内容を探求する上で、イエス様と聖霊の協力を受けた生活をしているとしても、その生活は全体的な生命の復帰において一部に過ぎないことを認識しなければなりません。なぜなら、全体的な生命の復帰の秘密はまだ天上の秘密として残っているからです。従って、イエス様と聖霊を通して生命の価値の内容をある程度まで完成させたとしても、それだけでは完結しないということです。まだ神様がイエス様と聖霊を通して明らかにしていない生命の隠された部分があるということです。
今日、私達が達成すべき全体的な復帰の価値を完結させるためには、イエス様の生涯の秘密の価値をすべての人に示す必要があります。また、イエス様が持っていた秘密の価値を代わりに引き受け、イエス様と聖霊が合わさった宇宙的な生命の価値を再び神から認められなければなりません。
28
では、現在の皆さんはどのような状態にありますか? 皆さんはイエス様を愛したいという心は持っているものの、十分に愛することができていないということです。
ですから、イエス様と聖霊が協力して人々が神様を愛するために奉仕と仕える生活を続けてきたこと、そしてイエス様が全宇宙を代表して苦労されたその価値に相応するだけの愛の内容を学ぶ必要があるということです。
今、皆さんがその愛の内容を知り、実践しなければ、天のみ旨を解き明かし、神様の残された復帰の歴史をこの地上で完結させることができないということです。
ですから、イエス様の3年間の共生の使命と十字架の使命、そして昇天から2千年にわたり、イエス様と聖霊が共に努力してきた協力の使命を通じて、生命の復活と完成の目的に向かって進んでいる私達にとって、今必要なものは何でしょうか?
それは、神様がイエス様と聖霊を愛され、6千年間にわたり宇宙全体を包み込み愛されたその善の基準の心を見習い、私達の心とイエス様と聖霊の心が一つとなり、愛の中心を確立することです。もし私達がそうできないのであれば、生活的な復帰、心的な復帰、生命的な復帰を成し遂げ、全体の命と栄光の価値を完結させるために神の愛との関係を築くことはできません。
29
今日の私達が神との愛の関係を築くためには、どのようにすればよいでしょうか? 私達はイエス様が歩まれた生涯の中心的な内容を経て、2千年以上にわたり人類のために努力されたその心を知って歩む必要があります。
つまり、歴史の過程で万民に対して憐れみをお持ちになったイエス様の内面的な思いを通じて、イエス様の昇天後に至るまでの歴史を通じて明らかにされた聖霊の内面的な思いを通じて、創造以来6千年にわたり秩序を保たれてきたし、また将来訪れる理想的な世界を実現するために努力される神様の慈(いつく)しい内面的な思いを理解し、共感することが重要です。もし私達がそうできないのであれば、私達は永遠に続く生命の栄光を代わりにすることができる神の愛を中心に置いて、全体的な復帰の価値を完結させることはできません。これを心に留めておく必要があります。
したがって、皆さんはイエス様が歩まれた道と同じく、聖霊がなされたことと同じ道を歩むべきです。そして使徒達が歩んだ道、つまり自己の意識を忘れて、ただ神様とイエス様と聖霊のために生きる使徒達の生活を見習わなければなりません。
そのような道を歩むことによって、初めて私達は自分の心と生活を主管することができ、私達の生命が溢れ出て神の愛との関係を築くことができるのです。また、イエス様の愛が私を通して現れ、聖霊の愛が私の生活の領域にまで臨むことになります。皆さんはこれを確かに知る必要があります。
<祈祷>
愛するお父様! 涙と涙が交わるその場所で、断ち切れない天倫の調和が通じるようにお許し下さい。
30
天倫の道が通じる場所には、生命の縁が結ばれており、それは天上に隠されていた愛の縁が現れることであるを知っております。また、その縁が地上を通じて続く必要があることも知っております。
天が望む復帰の園は、愛の園であり、勝利の園であり、栄光の園であることも知っております。そのような園を築くために、今日私達の一心が奉仕の生活を通じて神が喜ぶ生命と愛と栄光を再び見つけ、自己を磨かなければならないことも知っております。
心の中に天倫の意志を抱きながらも、人々にその意志を十分に示せず、伝えるべき悲しい心を持ちながらも、人々の前で言葉にできないままであり、人間にその悲しい心と事情を解釈してもらいたいと願うイエス様の心情や聖霊の心情を知らなければなりません。
イエス様と共に話さなければならない部分を残しておられるご心情を理解している集団でなければなりません。
しかも、これを知り、解釈し、伝えることによって、天の前にそれがお父様の隠された秘密の意志ではないかと明らかにしなければならない、残された歴史があることを私達は知らずにおりました。
31
従って、今日私達は、イエス様が地上に残していった使命までをも完遂しなければならない責任が私達にとどまっていることを考えると、聖霊もイエス様も、そして今日の人々も、これまで目的を成し遂げるために犠牲になってきた人々も、知らないまま神の内に隠された内的な心の願いを三位一体で協力しながら明らかにしなければならないことを知っております。
そして、私達がお父様が語れなかった熱望がこれではなかったかと発見し、明らかにするとき、お父様の心の中に抱かれた至高の愛を受けることができ、それによって私達がお父様から与えられる愛の中心を人々に示すことができる人とならなければなりません。
お父様、今私達はお父様の愛を受けていることを知り、感謝しております。この使命を私達が引き受け、果たすことができるようにお許し下さい。私のお父様、熱望し願っております。
この使命が達成されることで、イエス様の心に秘められた願いが成就され、6千年にわたって御旨を導かれたお父様の願いも実現されることを知っています。
ですから、お父様、創造以来抱えてこられた復帰以上の基準を私達を通して確立して下さい。そして、その基準を土台にして千年王国を建設し、父の理想圏に到達することを目指し、数え切れないほど永遠に続く父の内なる心情がこの地上の人々に完全に伝わるようにお許し下さい。
32
私達が天と地を代表する存在として、悪魔の前で嘲笑されるような条件を残さずに、完全な復帰を達成し、全うするために導いて下さい。私達を通して、父の全体的な価値の栄光を完全に回復できる子女達となることをお許し下さい。愛するお父様、熱望し願っております。
これまで私達は非常に卑しい立場で苦闘してきました。他の人を相手にしても自己を主張するために戦う存在であり、集まりの中でも自己を示すために争ってきたのです。しかし、イエス様は全てをご存じで、自己を示せなかったことを知り、神の体面を考えて謙虚な心で頭を下げました。また、敵の前で模範を示すために進んだことを知っています。ですから、私達もそのような道を喜んで進むことができるようにお許し下さい。
お父様の心に残された憤りを人々が解放できなかったことを知るイエス様であったからこそ、自己の利益よりもお父様を慰めたように、今私達もそのようなイエス様の心を知り、慰めることができる真の孝子・孝女とならなければなりません。愛するお父様、私達を導いて下さい。熱望し願っております。
お父様、6千年間隠されていた悲しいその心を、イエス様と聖霊を通して私達に知らせ、明らかにして下さい。そして私達がその心を慰め、勝利の栄光を代わりに果たすことができる復帰の主役となるように導いて下さい。お父様、熱望し願っております。
人間が知らない生活の中で、心の中で、生命力の中で、愛の労苦の中で勝利の主役とならなければ、そのような事が完結されないことを悟らせて下さい。無縁の王にならない限り、この事が完結されないことを悟らせて下さい。また、悪魔との闘いで最後まで勝利しない限り、この事が完結されないことを知る様にして下さい。
33
今、私達は一から全体の闘いの過程を経て、神様の前に立ち、お父様の心を私達の心に伝えるために祝福の御言葉を宣言することができるように導いて下さい。勝利の絆を築き、お父様の意志を代わりに果たせるようにお許し下さい。
私達の全てを父のものに返し、悪を私のものとし、悪魔に対して闘い勝利することによって父の栄光の遺産を継承できる者、万物を完全に復帰し、勝利的な主役の資格を備えた者になるまで、お父様、守ってくださいませ。聖三位一体で協助して下さい。
すべての御言葉を、主の御名によって祈ります。アーメン。
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