昨日に引き続き、池子2丁目のマンション敷地法面の土砂崩落事故についての話題。
令和2年2月5日に事故が発生した7日後、当該マンション住民から「池子2丁目がけ崩れに関する陳情」が議会へ提出されました。
がけ地を所有するマンション住民を始めとした有志にて結成された「池子がけ崩れを撲滅する会」代表から出された陳情には「ご遺族へのご配慮、事故の復旧、再発防止策について各関係所管を超えた連携を図るプロジェクトチームの発足を図り、命を守る全市を挙げた取り組みを図ることを陳情します。」と書かれています。
マンションの敷地の法面が崩落したこと以外、なんら詳し情報が無い中で、当事者の一人であるマンション住民からまるで他人事のような陳情内容に違和感を覚えました。
2月14日に開かれた議会運営委員ではこの陳情を2月28日の本会議にて上程し、3月3日の総務常任委員会で審査する事が決まりました。
ここでは、この陳情に対して、他の議員も私同様、疑問の声が上がり、会の終了後、陳情をお呼びして考えを聞いてはどうかとの、話も出ました。
しかし、3月3日陳情者より取下げの申出があり、審査前に取下げられた経緯があります。
その理由は「応急復旧工事等、補正予算をお認めいただいたため」とありますが、そもそも陳情にあった「ご遺族へのご配慮、事故の復旧、再発防止策について」はこの時点では何も解決していません。
この陳情には深くかかわっている(焚きつけて代筆した?)議員がいて、「陳情者を呼ぶ。」との話から、一転取下げを行ったのでは?との噂もあります。
こういった、一部のマンション住民の当事者意識の欠落が、発生当初からあり、令和2年議案第73号「和解について」を認めなかった一つの要因です。
陳情者の氏名は公表されていますが、取り下げていることからここでは黒塗りといたします。