延命寺が所有する絹本著色 仏涅槃図(けいぽんちゃくしょく ぶつねはんず)を2024年1月24日付で、逗子市重要文化財に指定しました。
仏涅槃図とは釈迦の入滅にゅうめつを描いた仏画で、中央に沙羅さら双樹そうじゅの下に横たわる釈迦の姿を、その周囲には集まった弟子や民衆、動物たちを描いています。
本図は、細部の画風などの特徴から、15 世紀前半に製作されたものと考えられますが、神奈川県内においても中世(鎌倉~室町時代)までさかのぼる仏涅槃図は数点しか知られておらず、また後世の大きな補修がほとんどなく元の姿をそのままに伝えているなど、文化財的価値は極めて高いと考えられます。
釈迦が亡くなった日に行われる涅槃会ねはんえの際、本堂内に掲げられます(令和6年2月15 日(木) 午後1時30 分~3時) 。
それ以外の日に拝観することはできませんのでご注意ください。