■ 2020年04月22日 昭和天皇も登られた安戸山
栃木県那須塩原市にある安戸山(やすとやま)を訪れました。
安戸山は栃木県の那須野が原の西に位置し、山懐の深い山域で静かな山歩きが楽しめる山です。栃木県南須塩原市関谷の「道の駅 湯の香しおばら(アグリパル塩原)」駐車場に車を置き、鷹八幡神社の登山口から山頂を目指すと、登山道の要所には行先表示があり道に迷う心配はなさそうです。
登山口付近からイチリンソウ、ニリンソウ、カタクリ、ヤマブキなどの春の花が咲いていて、中腹の林道沿いにはカタクリ、ショウジョウバカマ、イワウチワなどの花が散りばめられたように咲いていました。林道から安戸山山頂への分岐付近にはコバイケイソウ?の群生地があり花の季節に再度訪れてみたいものです。
コースマップ・・・参考:山と渓谷社 栃木県の山、下野新聞社 栃木百名山ガイドブック
ルート写真
▼ 道の駅 湯の香しおばら(アグリパル塩原)
▼ 肩切地蔵を左折
▼ 鷹八幡神社を左折
▼ 登山道要所には行き先表示がある
▼ 送電線鉄塔
▼ 送電線鉄塔下からの眺望・・・那須野が原が一望できる。右方向から蛇行して進んでいるのが箒川、手前の開けたところが関谷地区、その先に見えるのが今も残る山林地域。那須野が原が扇状地であることがよくわかる。
▼ 登山道
▼ 林道に合流し林道を進む
▼ 林道の途中、「御野立所碑」の看板を左に入り、赤テープに従って進むと「御野立所碑」に至る
御野立所碑(http://www.city.nasushiobara.lg.jp/44/001727.html)
昭和天皇が摂取宮殿下当時の大正12年(1923年)8月10日、松方公爵(千本松農場主、元首相)の案内により安戸山にお登りになられたのを記念して建立された碑。
▼ 碑文、正面:「摂政宮殿下御野立所」左面:「大正十二年八月十日御登山」
▼ 碑正面方向の眺望・・・昭和天皇がここに立った大正12年(約100年前)には那須野が原の開拓地が一望できたと想像、現在は植林の間から那須野が原がかろうじて見える程度
▼ 安戸山登山道と林道の分岐・・・右側に広場がある、この周囲コバイケイソウの群生地。ここを左の林道へ進む。
▼ 安戸山登山道分岐・・・笹の踏み跡を進む
▼ 安戸山山頂
▼ 安戸山で一番きつい坂
▼ 林道に出会ったら右へ
▼ 林道途中にある「アグリパル塩原」の看板を左に進む
▼ 林道途中にある「アグリパル塩原」の看板を右に進む
安戸山で見た花
▼ ニリンソウ
▼ ヤマエンゴサク
▼ ヤマブキ
▼ タチツボスミレ
▼ ハルトラノオ
▼ カタクリ
▼ イワウチワ
▼ モミジイチゴ
▼ ニワトコ