野口聡一さん乗せた米民間宇宙船クルードラゴン、打ち上げ成功…16日深夜にISS到着!
【ケネディ宇宙センター(米フロリダ州)=船越翔】米航空宇宙局(NASA)は15日午後7時27分(日本時間16日午前9時27分)、日本の野口聡一・宇宙飛行士(55)ら4人を乗せた米民間宇宙船「クルードラゴン」を、フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げた。宇宙船は約12分後に予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。国際宇宙ステーション(ISS)への到着は16日深夜(同17日昼)の見通しだ。
野口さんの宇宙滞在は、2005年、09~10年に続いて3回目。日本の飛行士として初の民間宇宙船の搭乗となった。また、08年に53歳でISSに行った土井隆雄飛行士を上回り、日本人最年長での宇宙滞在となる。野口さんは半年間の滞在期間中、米国の飛行士らと、日本の実験棟「きぼう」での医学実験や超小型衛星の放出などに取り組む。
クルードラゴンは、船内装置にタッチパネル方式を採用した最先端の宇宙船で、電気自動車大手「テスラ」などを手がける実業家イーロン・マスク氏の米宇宙企業スペースXが開発した。
今年5~8月に実施された有人飛行試験で地球とISSの往復に成功した。2回目の有人飛行となる今回は、定期的に飛行士を運ぶ運用段階開始との位置付けで、米国での民間有人宇宙開発が本格化することになる。野口さんの同僚の星出彰彦飛行士(51)も来春、クルードラゴンに搭乗することが決まっている。
日米宇宙飛行士のISSへの輸送手段をめぐっては、11年のスペースシャトル引退以降、ロシアのソユーズ宇宙船に依存してきた。NASAは、ソユーズの搭乗料が高額で、打ち上げ時期も自由に選べないことから、14年にスペースXなど2社に委託し、新たな有人宇宙船の開発を進めてきた。
【画像文章はネットより拝借いたしました。】m(__)m
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