バカウヨと自民党ザコ 2020-06-22 16:10:33 | 日記 詩織さんは今年6月8日、これら虚偽の内容のイラストを描かれたうえ、リツイート(転載)で拡散されて名誉を傷つけられたとして、漫画家のはすみとしこ氏と、リツイートした医師とクリエイターの男性2人の計3人を相手取り、損害賠償や投稿の削除、謝罪広告を求めて東京地裁に提訴した。 2017年5月に最初に顔を出して記者会見して以降、ツイッターや巨大掲示板、動画投稿サイトなどネットを中心に、詩織さんを誹謗中傷するツイート(投稿)やイラストの投稿が出てきた。 「首をしめてやりたい」「死ね」。攻撃の対象には家族や友人も含まれ、家族や友人らの写真がさらされた。「自分(が攻撃される)以上に傷ついた」という。 今回の提訴会見。新聞やテレビ、ネットメディアのフラッシュやカメラがたかれるなか、詩織さんは「誹謗中傷について裁判の舞台にいくことが精神的にも難しかった。提訴まで3年かかってしまった」 「3年の間に色々な言葉が蓄積され、拡散され、第三者がそれを見て傷つく、ということも聞いてきた。なにかをしないといけないと思い、提訴を決意した」と経緯を説明した。ときおり唇を噛みしめ、一言ずつ語りかけるように答える姿を見て、彼女の心の負担の大きさを改めて感じた。 詩織さんの訴訟では、事前に評論家・荻上チキさんらのチームがツイッターやヤフーのコメント、YouTube、2ちゃんねる(5ちゃんねる)などから詩織さんに関する書き込み計70万件を分析。 このうち、名誉毀損になりうるものが3万件にのぼることを突き止めた。ツイッターだけでも約21万件のうち4.5%、9450件で誹謗中傷の言葉が含まれていた。異常な数字だ。 詩織さんは会見で「見なければいいではないかという風にも言われるが、オンライン、インターネットは欠かせないツールになっている。見なくても見たくなくても目に入ってきてしまう。それが日常的に3年続き、精神的にはどんどん負担になっていた。一方で、裁判の準備も苦しかった。見返したくなかった言葉をまた見ることになり、気にしないと思っていても、言葉が胸に刻まれていった」と打ち明けた。 傷つきながらも提訴を決意したのは、痴漢被害に遭ったある女子高校生の話を聞いたからだったという。 この高校生は、性被害者に向けられたネットでの誹謗中傷コメントを見て、自分の被害を親にも言い出せず悩んでいた。「セカンドレイプ的な言葉を無くすにはどうすればいいのか」。そう尋ねられた詩織さんは「ネット上の誹謗中傷を、自分だけの問題にしていてはいけない」と考えたという。 性暴力や差別への抗議の声を挙げると、ツイッターやヤフーのコメント欄などには賛同だけでなく、攻撃的なコメントが並ぶ。その多くは匿名で、物陰から悪意の石を投げつける。その様子を面白がり、他の匿名のものたちが次々と攻撃に加わる。その投げた石の波紋が広がっていく。 私自身、官房長官会見への出席を始めた2017年6月以降、一部の政府寄りメディアやニュースで何度も取り上げられ、ネット上では「反日左翼活動家」「取材をしていない」「北朝鮮のスパイだ」などと中傷を受けるようになった。そうした記事や書き込みで触発されたのだろう。会社には殺害予告の電話もかかってきた。警察に届けたり、家族を避難させたりした。 私は匿名のツイートや書き込みは読まないが、ネットにはネガティブな書き込みが相当数あるという。「法的措置をとればいい」と助言されることもある。なので、弁護士や知人の助けもあり、違法行為やネット上の誹謗中傷については記録を残してもらっている。 ただ、裁判で争うことのハードルは低くない。 一つは膨大な時間と労力、費用がかかり、自分の本業に専念できなくなることだ。もう一つは、メンタル面の負担だ。訴訟準備のためには、自分自身に向けられた悪意の一つ一つと向き合わなければならない。訴訟のためとはいえ、再び自分に向けられた悪意と向きあっている詩織さんの負担は計り知れない。 こうした書き込みがはびこる背景には、性暴力被害を受けた女性への偏見が根強いと感じる。 東京新聞の5月31日付紙面の「あの人に迫る」の欄(https://www.tokyo-np.co.jp/article/32302=コピペか検索で記事を探し、ぜひご覧ください=編集部注)で詩織さんを取り上げた際、読者からは詩織さんを励ます手紙を何通も受け取った。一方で、ある女性読者からは「彼女が正しいと思いません。女性!そして若いというだけでこんなに多く取り上げられて元記者も大変だと思う」という手紙も届いた。悲しくなった。 「胸の空いた服を着ているからいけない」「酔った方が悪い」・・・。男性からだけでなく、批判は同性も少なくない。詩織さんを傷つけるだけでなく、他にも声を上げようとしている人の口を塞いでしまう。これがジェンダー格差世界153カ国中121位の日本の現実だ。 ジェンダー格差を変えるには、男性側だけでなく女性の側にも意識の変革が求められる。現在、法務省で始まっている性犯罪に関する刑事法検討会はじめ、見直しが進んでいる。 でも、法律を変えるだけでなく、性犯罪に対する日本社会の意識の変化や理解を深めることも必要不可欠だ。詩織さんの今回の提訴には、声を上げた人を潰そうとする現状を変えていきたいという公共目的がある。 「これ以上、傷つけることがないようみんなで行動を起こしてほしい。現在も、オンラインストーキングやオンライン・ハラスメントをどうしていいかわからない人がたくさんいる。法的整備だけでなく、声を上げられる受け皿を考えてほしい」。詩織さんが口にした言葉には、ひときわ力がこもっていた。 ユーチューバーとしても人気のタレント「せやろがいおじさん」が、詩織さんの提訴に関連して「『誹謗中傷あかんで』と、その誹謗中傷を拡散してもあかんでと。声を上げた女性に攻撃的な日本の風潮を変えるべき。人に変われというだけでなく、自分自身の中のミソジニストを見つめ直し、誹謗中傷やセカンドレイプに対する認識を日々アップデートしていく必要があるんじゃないのか」と語っていた。 これには多くの人が共感のメッセージを寄せていた。私たちの自身の中にある、差別や偏見の目にいまこそ目を向けよう。声を上げた人たちを守っていく先に、私たち自身が住みやすい社会や政治が見えてくるはずだ。安倍友を必死で庇う性犯罪バカ共が死ぬほどウザイ。つーか、#お前らケツ掘られろ。