gooブログ以外で、「この人のブログって、いいなぁ」と思っている物の一つに、小林Scrap Bookがあります。失礼ながら僕はこの方のブログを、数ヶ月前まで知らなかったのですが、他のブログをいろいろ巡っているうちに、WEBサイトに関するエキスパートであることを知り、こうして半分いちゃもんめいた事を書くのは、ちょっと気が引けちゃうのですが……
でも書くっ! ←死
以降、BLOCKQUOTEタグ(点線で囲まれています)あるいはQタグ(
僕はまさにそういうことが目的でブログをやっているのですが、「ステータスを大いに上げた」かというと、ちょっと疑問がありますね。
確かにブログの流行以前よりは、そうした面が活発になったかもしれませんが、小林さん自身が別の記事のコメント欄で仰っているように、
という事ですから、個人サイトのユーザーがブログに流れているわけで、使い方が変わらないのは当然でして、「Web上に自分の主張などを書き、発表する」人の絶対数は増えたとは思うけど、ブログユーザー全体の人数と比べた場合、ブログの流行以前のそうした人の割合と、そう大きな違いが無いような気がします。
ブログによってそうした行為が活発になったように感じるのは、そうしたブログの割合が多いからではなく、意見の食い違いなどから時として「おまつり」状態に近いことが起きるから、ネットユーザーの注目を浴びやすいからではないでしょうか。
えぇ、いつものとおり、数値的な根拠はまったくありませんが。
Blog に関する調査でも書かれているように、トラックバックの使用者の数を見ても、ブログを有効利用している人の数は決して多くなく、ステータスを大いに上げたとは、言い難いような気がします。
これはブログがもたらした効果の中でも、一番大きなものでしょう。
HTMLを知らなくても、そこそこ立派なサイト形態を作ることができるし、FTPソフトを使う必要が無いので、誰でも簡単にサイト主になることができます。
もっとも、簡単に始められる分、簡単にやめる人の数も多く、今日現在9万件程度あるgooブログのうち、実際に稼動しているものの数は、恐らく半分にも満たないでしょう。
ユーザーの絶対数が増えるから、良質な情報も増えますけど、クソ情報も同様に増えるので、読み手としては「ゴミの中から宝を探す能力」を問われることになります。
小林さんの別記事「BBSは荒れるけどブログは荒れない」の時にも、思ったのですが、僕はそんなことはないと思ってます。もちろん、小林さんの仰るような方向で進むことが望ましいのですが、「ニュースに言及したブログが読みたい 」でも書いたように、「共感を持てない記事は読みたくない」人はかなり多いです。反対意見を書いたトラックバックをしようものなら、即「荒らし認定」する人もいるようで、そうした人の一部からは、名無し・捨てハンドルで嫌がらせ的なコメントが多く寄せられるのも事実。
「議論」の方向に進むのは、確かに理想ではありますが、そうしたケースは非常に少ないものではないでしょうか。もっともこれは、ブログ主の采配による部分が大きいのかもしれません。僕も含めて、そうした采配能力に長けていない人が多いだけなのかも。
……と、ここまで書いてきて、僕は小林さんの記事を誤読していたことに今気付きました。
が、やはり僕は「記事を書くこと」のステータスが上がったとは思えません。ブログを書いていることを、知人に公にしている人は、一体どのくらいいるのでしょう。有名人であれば、ブログをやっていることで、よりインテリジェンスの高いイメージや、ファンとの距離の近いフレンドリーなイメージを植え付けることができるかもしれませんが、我々一般ピーポーは、むしろブログをやっていることを、他人に知られたくない人が多いような気がします(僕だけ?)
……と、小林Scrap Bookに対するいちゃもんは、これまで。
2005年のブログに関するメモの記事内の「2005年のブログはどうなっていくか」、という部分は特に興味深い所でありますので、「ブログそのもの」について興味のある方は一読をオススメします。
でも書くっ! ←死
以降、BLOCKQUOTEタグ(点線で囲まれています)あるいはQタグ(
この色の文字です)で括られた部分は、断り書きのある場合を除いて、小林Scrap Book:2005年のブログに関するメモよりの引用です。
この1年で、ブログがもたらした最も大きな効果は「Web上に自分の主張などを書き、発表する」という行為のステータスを大いに上げたこと、だと言えるでしょう。
僕はまさにそういうことが目的でブログをやっているのですが、「ステータスを大いに上げた」かというと、ちょっと疑問がありますね。
確かにブログの流行以前よりは、そうした面が活発になったかもしれませんが、小林さん自身が別の記事のコメント欄で仰っているように、
何といいますか、たぶん、BBSもブログもやってる人はほぼ同じ層のインターネットユーザーだと思われるのでなので、そういう意味では同じようなものになっていくのは自然の成行きではないかと思います。
という事ですから、個人サイトのユーザーがブログに流れているわけで、使い方が変わらないのは当然でして、「Web上に自分の主張などを書き、発表する」人の絶対数は増えたとは思うけど、ブログユーザー全体の人数と比べた場合、ブログの流行以前のそうした人の割合と、そう大きな違いが無いような気がします。
ブログによってそうした行為が活発になったように感じるのは、そうしたブログの割合が多いからではなく、意見の食い違いなどから時として「おまつり」状態に近いことが起きるから、ネットユーザーの注目を浴びやすいからではないでしょうか。
えぇ、いつものとおり、数値的な根拠はまったくありませんが。
Blog に関する調査でも書かれているように、トラックバックの使用者の数を見ても、ブログを有効利用している人の数は決して多くなく、ステータスを大いに上げたとは、言い難いような気がします。
・使いやすく簡単なツールによって多くの人がメッセージを発表できる
これはブログがもたらした効果の中でも、一番大きなものでしょう。
HTMLを知らなくても、そこそこ立派なサイト形態を作ることができるし、FTPソフトを使う必要が無いので、誰でも簡単にサイト主になることができます。
もっとも、簡単に始められる分、簡単にやめる人の数も多く、今日現在9万件程度あるgooブログのうち、実際に稼動しているものの数は、恐らく半分にも満たないでしょう。
・みんなが参加できるから情報の絶対数が増え、良質な情報も増える
ユーザーの絶対数が増えるから、良質な情報も増えますけど、クソ情報も同様に増えるので、読み手としては「ゴミの中から宝を探す能力」を問われることになります。
・トラックバックやコメントで交流が増え、議論の中でメッセージが洗練される
小林さんの別記事「BBSは荒れるけどブログは荒れない」の時にも、思ったのですが、僕はそんなことはないと思ってます。もちろん、小林さんの仰るような方向で進むことが望ましいのですが、「ニュースに言及したブログが読みたい 」でも書いたように、「共感を持てない記事は読みたくない」人はかなり多いです。反対意見を書いたトラックバックをしようものなら、即「荒らし認定」する人もいるようで、そうした人の一部からは、名無し・捨てハンドルで嫌がらせ的なコメントが多く寄せられるのも事実。
「議論」の方向に進むのは、確かに理想ではありますが、そうしたケースは非常に少ないものではないでしょうか。もっともこれは、ブログ主の采配による部分が大きいのかもしれません。僕も含めて、そうした采配能力に長けていない人が多いだけなのかも。
……と、ここまで書いてきて、僕は小林さんの記事を誤読していたことに今気付きました。
情報の質が上がることで閲覧者も増え、情報を流す行為のステータスはますます上がる
という良いスパイラルが生まれていき、ブログを書くことのステータスは、それまでの「ホームページを作る」に比べて、かなり高いものになりました。
「Web上に自分の主張などを書き、発表する」という行為のステータスというのは、意見を述べることに対するステータスではなく、どんなことでも良いから何かしら記事を書くステータスと言う意味だったのですね。よく考えたら「ネット上に流される情報」は、必ずしも何かに対する意見・批評である必要性はないですもんね。日常生活で見つけたちょっとした出来事を綴るのも、もちろん「情報の発信」です。
が、やはり僕は「記事を書くこと」のステータスが上がったとは思えません。ブログを書いていることを、知人に公にしている人は、一体どのくらいいるのでしょう。有名人であれば、ブログをやっていることで、よりインテリジェンスの高いイメージや、ファンとの距離の近いフレンドリーなイメージを植え付けることができるかもしれませんが、我々一般ピーポーは、むしろブログをやっていることを、他人に知られたくない人が多いような気がします(僕だけ?)
……と、小林Scrap Bookに対するいちゃもんは、これまで。
2005年のブログに関するメモの記事内の「2005年のブログはどうなっていくか」、という部分は特に興味深い所でありますので、「ブログそのもの」について興味のある方は一読をオススメします。