EKKEN♂

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そのトラックバックはどうだろう?

2004-12-30 | Trackback
 久しぶりに面白い「トラックバックについての記事」を読んだ。
 徒然キャッチー:「正しい」トラックバックとは? …絶対的な「正しさ」など無い!(nmpfさん)
 題名がイイ。
 仰る通り「正しいトラックバック」なんて存在しないと思う。
 意見主張型のブログと、映画・本の感想系ブログ、日記が中心の馴れ合い系ブログでは、トラックバックの使い方が異なっていますよね。
 しかしそれでもある種のルールというか、「こんなトラックバックは嫌われる」というのは存在します。
さて、かいつまんで言うと、トラックバックは「相手ブログへリンクを知らせるため」に行うらしいが、僕の個人的な意見としては「そんなの無駄でバカバカしい」と思う。
二度手間なことをやってると思う。
リンクされたかどうかなんてアクセス解析で分かるんだし、
いちいちリンクしたこと自体を通知する意味は無いと思う。

 この引用文で述べている「かいつまんで」言われた所は、ブログとは?:トラックバックとは?という記事です。実は僕もブログとは?:トラックバックとは?の説明は、誰もが不快に思わないトラックバックの使い方ではあると思うけれども、
「自分がリンクしていないのに、先方にだけリンクさせる」というのは、マナー違反として嫌わます。こうした行為は「トラックバック・スパム」と呼ばれて、最近非難されますので、気をつけて下さいね。(^^)

 この説明はちょっと違うんじゃないかと、という点まではnmpfさんに同意なんです。
 ブログとは?の吉本さんは トラックバックとは、「あなたのブログを、私のページで紹介しました(リンクしました)よ」の自動通知機能と仰ってますが、トラックバックの際にリンクするのは、スパムと受け取られない為のことであって、必ずしもリンクを貼る必要はないでしょう。僕は自分が「リンクは必要」と感じればリンクするし、読者の立場に立ったときに、必要性を感じなければ貼らないこともあります(大体貼っているけど)
 実際、映画などの感想を述べるブログは、どこにもリンクを貼らずとも、同じ映画のことを取り上げたブログへトラックバックを送りまくっているし、特にトラブルが頻出したという話も聞いたことがないです。
 そういう意味では、
たとえばあるブログ作者が、自分のブログの記事と同じテーマの記事を別のブログで見つけたら、そこにトラバを送る。(出来れば相手からもトラバを返してもらう)
そうすれば、あるブログのある記事を読んだ訪問者が、その記事の内容に関連する
別のブログの記事をどんどんサーフィンしていけるようになる。

は、特に新しいトラックバックの考え方でもなく、感想系ブログではかなり前から行われていたことなんですが、このやり方が「普通のトラックバック」となることを訴えようとしているのであれば、僕は反対します。
 なぜなら、言及はしていないが、関連した別の記事なんてものは、わざわざトラックバックを送ってもらうまでもなく、ブログの検索で簡単に知りえることだから。「関連した記事」というのがどの程度「関連している」事を指しているのかが、nmpfさんの記事からは不明なのですが、彼が件の記事からトラックバックを送ったあるところは、たまたまトラックバックに関する話をしていたということだけが関連し、トラックバック先の記事を読んだとは思えず(推測でものを言うのはなんですけど)、「トラックバック」という単語で検索をかけて該当した記事に対して送りつけたものでしょう。
 それであれば、単なるスパムと解釈されても仕方がないでしょう。
 nmpfさんの意見って、ちょっと独善的なんですよ。
リンクされたかどうかなんてアクセス解析で分かるんだし、
いちいちリンクしたこと自体を通知する意味は無いと思う。

 これには同意しかねます。
 アクセス解析をつけておけば、確かにその通りなのですが、goo ブログ無料版のように、そもそもその機能もなければ、自分で設置すらできないものもあります。GoogleAlltheWeb.comでリンク元検索を使えば、ある程度分かるものの、リンクしてくれたブログが、検索ロボットの巡回率が低いところだとなかなか割り出してはくれないでしょう。
 チラッと名前を出しただけというのなら、わざわざトラックバックをくれなくても良い、という人は多い(※)ので「リンクの通知の為」のトラックバックは不要だと思いますが、その記事について言及するためにリンクした場合は、「どうせアクセス解析で拾ってくれるから」と何もしないよりかは、相手に通知する方が親切ではないでしょうか。特に相手の意見に対して批判めいたことを行う際、リンクはするがトラバはしないという行為は、陰湿な感じさえします。
 ※ ARTIFACT ―人工事実―:| TrackBackによってあなたの評価は上がってますか?の記事を書いている加野瀬さんのトラックバックスタンスが有名だと思います。
 「リンクしたということは、トラックバックまでしなくとも、アクセス解析で分かること」と言うnmpfさんは、その記事のコメント欄にて、Leftyさんが残したコメント
>リンクされたかどうかなんてアクセス解析で分かるんだし、
> いちいちリンクしたこと自体を通知する意味は無いと思う。
それを言うなら、「同じテーマの記事」は、検索をかければ分かるんだし、いちいちTB飛ばす意味はないんじゃないかと思います。
に対して、
いちいち検索かけるのは面倒でしょう。
また、PCに詳しくない人は、上手い検索の仕方を知りません。
と仰っていますが、これ、すごくおかしな話だと思いませんか?
 検索の仕方を知らないようなPC初心者は、ブログにアクセス解析を設置する方法を知らないかもしれない、ということをなぜ考えなかったのでしょうか。

 既存のルールに縛られない、新たなトラックバックの使い方(実は全然新しい使い方ではないのですけど)を訴えようとする気持ちは買いますが、nmpfさんのその方法、やはりスパムと解釈されてしまって、広まることはまずありえないでしょう。

 ちなみに昨年の12月の時点で絵文録ことのはの松永さんが、次のように書いています。
リンクしないでトラックバックする行為が、【A】【B】といった「知名度アップ用のトラックバック」と誤解されかねない、という問題が出てきます。つまり、自分からはリンクしていないのに、相手のブログ記事には自分の記事へのリンクを張っている場合、「ページランク泥棒」とか「目立ちたがり」と思われる可能性がなきにしもあらず、ということ。

 関連する記事へのトラックバックは、決して否定されるべきものではないでしょうが、宣伝と誤解されるケースは非常に多い、無用なトラブルを避けるためにも、リンクは貼っておいた方が良いという考え方は、別に狭量でもなんでもなく、極めて常識的な考え方だと思いますけど。
 そもそも、せっかく「関連しているからトラックバックする」と思っても、相手の方がそう解釈してくれなければ、何の意味も無いわけで、そんなトラックバックを貰って喜んでいるのは、ふだん滅多にトラックバックを貰ったことの無い、辺鄙なブログなんじゃないの、と思うわけです。
 まぁ、中にはあからさまなスパムトラックバックを貰っても、わざわざ相手のブログに「TBありがとうございます」とコメントを残しに行く人もいるからなぁ・・・・・・
 
 
 参考になる記事として、文中でも触れたARTIFACT ―人工事実―:TrackBackによってあなたの評価は上がってますか?
 絵文録ことのは:トラックバックの有効な使い方を考えるの他、 
小林Scrap Book:【ブログ初心者講座】トラックバックの使い方をオススメします。


 追記:2005/01/04 
 巡回先の
日の幸せ
において、トラックバックに関する話題がありました。
 noharmのおうち:ブログをはじめて良かったなあと感じたことは?のコメント欄において、トラックバックに関する、ちょっとした考え方の違いから、何度かやり取りがあった模様です。
 noharmさんはトラックバックを有効に使いたいからと、かなりのトラックバックを送っていて、コメント欄において好評を得ているようですが、記事を読む限り、相手へのリンクがありません。
 リンクがないトラックバックをしちゃいけないわけではないですが、今のところたいした問題になっていないようなものの、送っている(と推測される)量を考えると、アクセス稼ぎの宣伝トラバと受け取られても仕方がないことでしょう。
 ちなみに「今のところ」問題となっていないのは、noharmさんがトラックバックを送った先には、他人からトラックバックを貰った経験が少ないところばかり、ということが多大に考えられ、もしそれが意図的なものであれば、やはり宣伝目的のトラックバックと(第三者が)考えても無理はないでしょう。
 理由は追記前の本文で書いてある通りなので、省略。
 

あけましておめでとうございます

2004-12-30 | goo BLOG
 本年もよろしくお願いします。
 
 
 
 
 ……
 
 
 
 早いってか。
 
 
 だってさ、2005年1月1日00:00っていったら、きっと下の画像のような状態になっているに違いないのよ。あ、クリックしたら大きくなるかんね。




 一人か二人くらい、送信のタイミングを誤って、2004年中に投稿していたりするのよ。
 でね、「明けましておめでとう」という、えっけん的には「これ以上くだらない記事はねぇ!」と言うようなどうでも良い記事で埋め尽くされて、サーバーに負荷がかかりすぎて、数分後に「表示できません」てなことになるのよ。
 そんでもって、スタッフブログに、またくだらない怒りのコメントがずらーっと並ぶのよ。
 
 
 
 予想が的中しそうで、今からキヒヒと笑っております。



 この記事の結果が書かれたものがこれです。
 あけおめ記事を考える。