EKKEN♂

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個人情報の漏洩とプロフィールの公開

2005-10-29 | WEBにまつわる話
 ときどき大手企業のWEBサイトなんかで、事故あるいは故意に顧客の個人情報が漏洩したりすると、そりゃあもう大騒ぎなワケです。
 そりゃあ僕も、自分の個人情報が知らない誰かの手に渡ってしまうのは、あまり気分のいいことではないし、そうしたことは二度と起こしてほしくないとは思うものの、よく考えたら、そこで流れた情報から、大きな事件に巻き込まれたとかいうハナシ、あまり聞いた事がないですよね。
 住所とか職業などが流れたところで、せいぜいダイレクトメールが増えるくらいで、肉体的・金銭的なトラブルに発展するということは、ほとんど無いんじゃないかなぁ。いや、だからと言って、そういう情報の漏洩が好ましいわけではないですけど。
 
 ところで、こういうITに関わる企業の不祥事と言うヤツは、誰でもマスコミごっこが出来るようになったブログというツールにおいて、格好のネタにされるわけですが、とりたてて大した主張もない、単に「みんなが話題にしているから私も記事にしました」というノリで「これで記事一本書いちゃいました」な人に、ちょっと多いのが、こんな人。

 「個人情報流したら、絶対ヤバイよね」とか「ちょwwww凄すぎwwwwwww 」とか、[これはひどい]とか書きながら、実は自分のブログのプロフィール欄などで、しっかり詳細に自分の個人情報を垂れ流している人。
 それも「誰が読むんだ?」というほど、自分の誕生日から血液型、引越し履歴とか、通った学校名、付き合った異性の数から離婚暦まで「これでもかーッ!!」というくらいに詳しく書いちゃってたりするケースもあったりして、越後屋、思わず「なんじゃこりゃあーッ!?」とジーパン刑事に変身ですよ。
 
 個人情報を他人に流されることを怒り出す人が、詳細な自己紹介をしているということは決して珍しいことではないようです。
 プロフィール欄などを用意していなくても、普段の記事や、常連同士の何気ない書き込みなどから、かなり狭い範囲で住所や個人を特定できることもあり(常連さんがネットを離れても知人だったりすると、危険性高し)、危機管理が甘い人が多いんだなぁ、と思うことがよくあります。
 自分のサイトの性質によっては、プロフィールが明らかになっていることで、より質の高いコンテンツを作ることも出来ますけど(タレントさんのブログっていうのは、書いている人が特定できているからこそ、面白いと思います)、多くの場合、公開される個人情報は最低限必要なものだけに留めておいたほうが良いんじゃないかなぁ、と、最近更新を停止したブログを読んで、思いました。
 
 WEB上に流した情報は、本人の意図とは無関係にリンクされて、拡散していくものです。そういう行為をネットマナーに反する、と怒る人もいます。しかし、通常、ネット上に公開されたものは、リンクをされて当たり前と考えるべきであり、他人のネットマナーを責めるよりも、自分のネットリテラシーの低さを省みるべきでしょう。
 
 
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