EKKEN♂

このブログは http://ekken.blog1.fc2.com/ に移転しました

村井さんにツッコミ!

2005-11-07 | goo BLOG
 gooブログチーフ・村井さんが書かれたスタッフブログの記事に、なんとなく感じた違和感。

gooブログ スタッフブログ:「コメント」「トラックバック」メール通知機能について

「え??メールで通知??そんな機能があるの」って思った方。
是非、こんな機会なので使ってみたらいかがでしょうか?
ケータイに飛ばすと 意外と便利ですよ。

 昨年の五月頃でしょうか、僕は自分のブログに寄せられたコメント・トラックバックの報告を、ケータイに飛ばしていました。
 その頃はまだ、そうした使い方があまり認知されていなくて、コメントを入れると即レスをしていた僕は、「いつどんな時もPCの前にいる人」と印象があったようですが、PCの電源さえ入っていれば、ケータイがブルブル震えた時にモニターの前に座ればよかったのです。
 しかし、この方法は、もらえるコメントの数が増えるにしたがって、鬱陶しくなり、すぐに中止。
 コメントが入った事がすぐに分かると、コメントレスに対する義務感も強くなり、ブログを続ける事が窮屈になるのです。
 
 ……そんなことは別にして、村井さんの記事に感じた違和感なのですが、僕がケータイにコメント通知を飛ばすのを止めた後、gooブログの利用規約を改めて読み直すと、こんな記述が。

gooブログ利用規約 - goo ブログ

5.会員が会員情報として登録するEメールアドレス(PC)及びEメールアドレス(携帯)は、会員本人のみが使用するEメールアドレスに限られるものとし、Eメールアドレス(PC)として携帯電話のEメールアドレスを登録すること及びEメールアドレス(携帯)としてPCのEメールアドレスを登録してはならないものとします。また、会員は、会員本人以外の者が使用している又は使用できるEメールアドレス及びメーリングリストのEメールアドレスを登録してはならないものとします。

 コメント・トラックバックの通知機能である「お知らせメール」の配信先は、個人情報登録画面での「Eメール(PC)」となっている事から、この配信先をケータイに飛ばす為には、「Eメール(PC)」の欄にケータイのメアドを入力する必要があり、まぁ、なんだ、これって、gooブログの利用規約違反になるんじゃないかッ!!

個人ブログにポッドキャスティングは定着しないと思う

2005-11-07 | WEBにまつわる話
 対応するブログサービスも少しずつ増えているみたいですけど、どーなの、コレ。
 有名人が運営するブログや、ごく一部の、優れたコンテンツ作成能力を持ったブロガー以外には、定着しないんでないの?
 っていうか、ぶっちゃけ素人の作ったWEBラジオ、聴く気がしないんですよ。
 もちろんそういうコンテンツに面白さを見出す人もいるだろうし、実際に面白い物を作っている人も、いるのでしょうけど、テキストで書かれたものと違って「斜め読み」ができないので、その面白さが「全部聴かないと分からない」のは、閲覧者(視聴者というのが正しいのでしょうけど)にある種の苦痛を強いているような気がします。
 ネット友人の作った物だとか、好きなブロガーが配信している物であれば、聴いてみたい気がするのは分かるのですが(ちなみに僕は、どうでもいい)、ブログ以前の個人WEBサイトにて最も嫌われるコンテンツの一つして「音の出るサイト」があったことから考えても、積極的な訪問者って、(今はまだ目新しいから多いかもしれないけど)すぐに激減すると思うなぁ。テキストと違って、ネットを見ている環境によっては、音声を流したくない場合もあるでしょう。僕は自宅のパソコンでさえ、普段はスピーカーのスイッチを入れていません。
 テキストを書いて他人に面白がってもらうのも、そう簡単な話ではないと思いますが、音声の場合は面白さに対する閾値が高くなってしまうと考えます。
 お笑い芸人のコントと違って、素人のおしゃべりには「これをやったら笑わなければならないお約束」がないから、純粋に面白いコンテンツ(決して笑える物じゃなくても良いのですが)が求められます。
 素人ブロガーのポッドキャスティングの利用法として考えられるのは、「オフ会の様子を配信」「自作コント配信」「一人おしゃべり」「自作曲の公開」などがありますが、どれもイマイチぱっとしないなぁ。自作曲の公開で、イイモノを作れば僕は聴きたいと思うけど、それを見つけ出す作業が大変そうだし、せっかく優れた楽曲を作っても、他人が作った著作権侵害スレスレのどうでもいいものに埋もれてしまいそう。
 芸能プロダクションとブログサービス会社がタイアップして、ポッドキャスティングを用いて、ブロガーの中から新人芸人発掘、とかいうようなイベントを行えば面白いかもしれないけど、お笑い芸人も供給過剰だしなぁ。
 
 実のところ、ポッドキャスティングが爆発的に普及するには、エロコンテンツが認められるか否かに掛かっていると思います。
 淫らな姿の画像と共に、エロボイス垂れ流しでアクセス倍増、ポッドキャスティングの認知度、さらに倍! 篠沢教授も真っ青!
 んでもって、そういうサイトからの宣伝トラックバックが大量に寄せられ、結局うざがられてアンダーグラウンドな世界に埋没しちゃうの。

無断リンク禁止2.0への道

2005-11-07 | WEBにまつわる話

モヒカン族 - 二酸化モヒカン倶楽部 (otsune) - 何年たってもループするから「無断リンク禁止論争」と呼ばずに「批判的リンクはマナー違反なので禁止だ論争」と正確に呼ぶほうがいい

「ソーシャルブックマークは無断リンクなのでマナー違反です」とか「ジャニーズネットは無断リンク禁止なので、ジャニーズ系ファンサイトもリンクしないのがマナーです」とか「学校のホームページ(←Webサイトの事をこういう間違った言葉で表現しているらしい)への無断リンクを禁止します」みたいな論争が何年経っても繰り返される。
だから啓蒙する人たちは「無断リンク禁止」という言葉を使わずに「批判的リンク」などと言葉を変えてみよう。
 一瞬「お、それはいい考えだ!」と思ったのですが、「無断リンクはマナー違反」と考える人の多くは「相手を批判する為のリンクはマナー違反」と考えている傾向があるし、無断リンク肯定派の多くは、批判的リンクをマナー違反とは考えていないので、結局ループし続けるのでした。
 無断リンク禁止派が、「何故無断リンクは嫌なのか?」については、もうちょっと考える所がありますね。
 「無断」で行われるのが嫌なのか、「批判的言及」が嫌なのか?
 これを個別に考えたほうが、より説得力に増す展開ができそうです。

 無断でリンクされるのが嫌なら、リファラ弾きをしたら良いとか、パスワード制を導入したら良い、という話があります。ほんの数年前までなら、このような防衛手段をとるのはそれなりに知識と技術が必要で、無断リンクを嫌がる多くの初心者にとっては、敷居が高く、決して「簡単な方法」ではありませんでした。(実のところ、僕も「そういうものがある」事は知っているし、解説サイトを読んだ事はあるのですが、それを自分のサイトに組み込むことはできません)
 しかし、今は自分のブログにパスワードを導入する事は、非常に簡単です。
 そういう機能を持っているサービスはいくつもあります。
 個別の記事に対してURIを生成し、リンクとトラックバックによって他者との交流を得やすいことが、ブログの持っている最大の特長だと思います。しかしあえてその特性を捨て、勝手にリンクをして欲しくないのなら、実効性の無い「無断リンク禁止宣言」よりも、パスワード制や閲覧者許可制を導入する事のほうがよほど効果的なのに、そういったことをせず、時には何かを批判する文章を書いておきながら、それに対する反論の為の記事を書くことを禁ずるのは、ちょっとムシが良すぎるのではないでしょうか。(うわー、またしてもループしてますよ!)
 今現在自分の使っているブログサービスには、そういう機能がない、という方もいらっしゃるでしょう。引越しするのは面倒だ、という言い訳もあるかもしれません。でもいくら「ローカルルール」として「無断リンク禁止」と掲げていても、現実に行われるのを避ける術は無いのだから、「お願い」と言う形にして守ってもらおうとするよりも、確実なんだけどなぁ。通りすがりの読者(検索などで辿り付いた人)が、本文に書かれていないローカルルールを、いちいち読むとは思えないし。
 引越し作業の面倒さと、無断リンクを続けられる苦痛を天秤にかけて、リンクされる苦痛のほうが重ければ、即引越し&アクセス制限をかけたほうが良いと思うんですけど。
 
 このところ「無断リンク禁止に関するエントリ」が多くなりすぎている(言っている事は、どれも大差ない)ので、ここらでちょっと整理。
  • 無断リンクはマナー違反か?
  • 無断リンク禁止サイトに無断リンクするのはマナー違反か?
  • 無断リンク禁止を宣言するのはマナー違反か?
  • ソーシャルブックマークは悪か?
  • 批判的リンクはマナー違反か?
  • リンクタグで括らないでURIを記すのはどうだろう?
 今後は、以上の観点を個別に取り上げて考えていこうと思います。
 
 
 「無断リンク禁止という主張」をする権利だって保証されねばらなないという主張もあります。言論の自由の観点からすると、確かにその通りでしょう。
 「無断リンク禁止」の宣言する事自体は、確かに自由かもしれませんが、その宣言は万人が守るべき宣言ではないし、それが守られなかった事について「マナー違反だ」と騒ぐのは、なんとも滑稽な事で、かえって「リンクは自由である」と考える人からの注目を浴びて、揶揄されるきっかけを増やす事になるのです。