しみちゃんのダラッと日記

趣味で描いているイラスト、大好きなイギリスのことなどなど

9月12日ラウンドアバウトに振り回される

2017-09-30 21:58:50 | 旅行
3日目にあたるこの日、姉妹は緊張していた。
ロイヤルナショナルの無料朝食も2日目なので若干慣れ
バターは紅茶のカップに当てて柔らかくする、とか
オレンジとグレープフルーツはシロップに漬かっている、なるべく底の方からよそう…など
小細工を駆使して何とか少しでも美味しくいただけるよう…

でも、なんか二人、無口です。
それは…その日
「一日レンタカーでオックスフォード~ハイクレア城近辺、
時間あったらストーンヘンジまで行こうじゃぁないか!」
の予定だったからです。
二人とも車はかれこれ20年以上の運転経験があり、現在も普通にマイカーを
大いに活用した生活をしていますが
慣れない土地で、ラウンドアバウトっつー、なに?ロータリーみたいやつ?
のルールみたいのが今一つ勝手分からずで、不安で不安で不安でいっぱいだったのです。

…で。レンタカーを借りまして、オートマにすると1万円くらいアップするってことなので
マニュアルで。
運転できるけどさ、マニュアルって何年振り?
iPadで道順入れ、さあ…出発です。
運転手は姉。私はナビと励まし係
いきなりラウンドアバウトです。色々各方面からクラクション鳴らされ、
ナビ通りには行かず、なんか適当なところで抜けました。
そしてまたチャレンジ。なんとか奇跡的にナビの示す方角に抜けられ
ほっとするのもつかの間。またラウンドアバウトです。
つーか、ラウンドアバウト多すぎます!!!

なんとか無料の高速に乗り、真ん中車線をキープして一息。
でも暗黙ルール(高速では高性能ウォッチカメラが各所で待ち構えていてA地点で何キロ出しているか撮影し、
B地点で何キロ出しているか撮影し、その平均でアウトかセーフを判断するそうで。
A地点とB地点を把握していれば途中はガンガン飛ばしていいって事は誰でもわかるけど、
そのチェックポイントがどこなのかはわかりませんので。私たち)
でもまぁ、遅い車は抜かしていけ~ってな感じでガンガン抜かされますが、
そこで焦るのもおかしな話。ゆっくり行きましょう。ビジタービギナーなので。
運転していて思ったこと。
日本では、例えば車線変更するときに、車間が詰まっていたり、割り込むには無理があるよなって場合は
ウインカー出さずにタイミングを見て良さげなタイミングでウインカー出すが、
こちらでは「入るよー」と入りたいときに知らせる。
後ろの車が詰まってようが、なんだろうが。
基本譲り合いのジェントルな国なので「入るよー(ウインカーカチカチ)」「そうかい、わかったよー(減速)」というルールらしい。
そんなのも運転していて何時間も経ってから何となく気が付く。
でも私たち、行ける?無理?って自分たちの意思を相手の顔色うかがうからなかなか思い通りに行かない。
そしてあちらの人たち、車間つめて走るのが普通らしい。
そんなこんなで、高速出口もちょっと違うところから出てしまい、あれ?あれ?などと高速に戻るよう運転していたら
なんか素敵なところに着いた。

リゾートホテルみたいなところに、ドライブインの大きいのみたいなところが併設されています。
ちょうどよかった。トイレタイムにしましょう。
そして二人とも極度の緊張をしていたから、コーヒーブレイクもしたいね。
そしてもう、そこはオックスフォード。
降りたら降りたでラウンドアバウトに悩まされなんとかかんとかコインパーキングを見つけ
管理しているおじさんにやり方を教えてもらい
到着しました。オックスフォード大


イギリスっぽい紋章。クイーンのオペラ座の夜や華麗なるレースの
ジャケットのようだわね!!!

有料で入れた、ここ。なんだっけ?ハリポタの撮影現場になったところ



スバラシイ。絵葉書のようですね。
さてお次はクライストチャーチです。
普通の街並みも絵になります。




ガーデンも素敵です!!



ステンドグラスも美しかった!
キリスト教ではないのであまり詳しくないけれど、美しさに圧倒されました。




さて、時間がないので駆け足で次の目的地へ。
ダウントンアビーの世界です。このために2週間前からDVDを借りて一気に観ました!
もう第一話から予習だなんだって事も忘れ、お話に夢中に…
侍女のアンナが結婚式を挙げた教会。


戦争で亡くなった人たちへの慰霊碑を建てた場所…かもしれないところ
何となく見覚えがあったというだけなので違うかも。

そこで、初めて有料トイレへ。
なんせカードばかりで現金が無く、二人で一緒に入る。これも姉妹ならではなんだろうな。
色々とお店などもみたが、なんか、あまりそそられない…
絵葉書とか、ニット製品とかなんかいろいろあったけど。お金落とさないケチな日本人でごめんなさい。
だって、なにもかも高いんだもの~~

そうこうしている間に、結構時間をくってしまって
急いでハイクレア城へ。
実は写真がない。
と、いうのも…
優秀なグーグルマップに従いラウンドアバウトに緊張しながらなんとかかんとかその地の入口まで行きました。
途中門番の役目だと思われる警備の(道路工事の時によくいるようなシャカシャカジャージを着た)若い男
になにかゴニョゴニョ言われ、誘導された道を進むと
羊がいたり、広大な緑の丘が見えたり、まさしくダウントンアビーの平和で優雅な世界が拡がった。
一気にテンションが上がった二人の前に…
「Good Bye」の看板が…。なんか、出ちゃった…みたい。
あれ?とおもってもう一度入り口まで行くと同じ兄ちゃんが
どうやら、「もう閉館したので入れません」と言っていたらしくどうにもこうにも建物に近づくこともできなかった。
今思えば、「日本からわざわざやってきた。今日を逃したらもう二度とここへは来られない。
お屋敷の外観だけでも観られないだろうか…」と訴えたら
じゃ10分だけですよ~なんて通してくれたのかもしれないが、ショックが大きくてそんな事を言ってみようかって
知恵も働かなかった。それ以前にそんな感情に訴える一言が英語で言えた自信もないけどさ。

そんなんで、きゅ~っと上がったテンションがひゅ~~ん、と下がり。
そこでまた近いうちに来ないとならないじゃん!絶対来ようね!!と二人でお屋敷の見えない、
でも多分近いであろう場所で誓ったのである。

それから、その運のなさを引きずったのか、高速では、高速の乗り換えをするラウンドアバウトで間違った車線に入り
また戻って今度はまた違った車線に入り、高速迷子になってしまった。
帰りはものすごく時間がかかってしまって、ナビ役の私が間違った指示を出してしまった事が
はっきり言って原因だったのだ…
帰り道は私がドライバー…と思っていたのだが
姉が「ようやく少し慣れてきたって感じだから、このままでいこう…」
(私の運転技術とビビリな性格を考えると、任せられない…と、やんわりお断りされてしまった。)
まぁ、私もナビ慣れてきたし、指示は的確になってきたし、励ましも上手だし…とかうぬぼれていたら指示を間違った。
というわけです。
人間何事もちょっと慣れてくると緩むんですね。初心忘れるべからず。

夕方にロンドンにもどる途中、大きな大きなラウンドアバウトを通らなくてはならず
3車線のラウンドアバウトでみんな飛ばして円を描く走り方についていけず、またしても各方面からクラクションの嵐
2回目、ほんと、まぐれで希望する方角に向かうことができ、無事にレンタカーを返却することができた。

で、疲労マックスだったが、ホテルに行くには早すぎる。っつーことで
シャーロックホームズの店まで行くことに。
あたりは薄暗く、ポツポツと雨が降ってきて…思ったのだが、この季節だからなのか
午前中は暑いくらいの強い陽が差し、お昼12時を過ぎたとたんに曇り、雨が降る。
滞在中きまってこのパターンだった。だから緑が生き生きと美しいのだなと思った。
(植物にはありがたい条件だものね)

で、冷たい雨に当たりながら


時間が遅かったのでもちろん閉まっておりました。
今日の緊張感からか、久しぶりにお腹すいたと腹が訴え
適当に入ったチキンの店で

コールドビール!コールドを強調してなんとか手に入れた今回初アルコール。
が出されたグラスがあったかい。食洗機から出したばかりかってぐらい常温でもなくあったかい…
ドリンクバーのコーナーにシンクがあったのですかさず水でグラスを冷やして…ああ、うまい。

ここの店はのちに知ったことだが、最近ロンドンで好評なチキンのチェーン店だった。
この鶏のマークが目印らしい。
そのメニューにあったペリペリチキンなんとなく、カリカリなイメージだったので頼んで、
二人だったら絶対足りないよって言われたが日本人の食べる量なら十分だろうと思って
足りなかったらまたあとで頼むって何とか伝え、やってきましたペリペリチキン

でっかい皿に手羽先3個。
さすがにお皿が寂しい感じ・・・・
もう一皿はサイドメニューが付いてくるものだったので

まーまー普通。
で、味は…すごく好みの味だった。
焼いたチキンはめちゃ美味かった!サラダもポテトも美味しかった…
特にチキンは、変なソースとか味付けをされても困ると思ってシンプルな塩味。
それが良かったのかもしれません。
腹も満たされ、また地下鉄駅まで雨の中てくてくと歩き帰ってきた。
その日、たまった疲労と雨で体調を崩さないよう二人してアスピリンを飲み
お風呂で温まって寝ました。
※※その日のドライブインで買ったポテチ

これは結構おいしくて、その後スーパーで大袋2個=£1だったので買って帰ったのですが
帰りの、まさしく「お荷物」になったのは言うまでもない。






9月11日変態ブーツを観に行く!

2017-09-27 22:13:06 | 旅行
翌朝5時。時差ボケのせいか、なぜかスッキリ目が覚めた。
今日は朝から活動です。
まずは腹ごしらえ。ホテル朝食。
さんざん色んなブログでみなさん酷評していたロイヤルナショナルのホテルの無料朝食です。
みなさんのおかげでどんだけ酷いもんかと、半ば楽しみにホールへ向かいました。
はい。想像通り。パン、シリアル、フルーツにコーヒーか紅茶。以上。
そして同じメニューが二列になっていて大量のバターとどんだけ食うんじゃってくらいのジャムの数。

パンは日本ではサンドイッチ用に用いられるうっす~い食パン(白いのと黒いの)をカリカリに焼いて
でっかいバッドに大量入ってて、電熱で温められているのと(残念ながらアツアツではない)
と、常温の丸いパン。

もちろん、オプションでスクランブルエッグとソーセージだかが付くのもあるよってコーナーもあった。
私たちは当然オプション無しでいきましたよ。
丸いパンはお話にならないくらい美味しくない。パッサパサである。
食パンはカリカリでバターを付けて食べたらまーまーうまい。
(実は我らシスターズは香ばしカリカリ系が大好きなのである)
しかもバターが美味しかった。
でも、バターはキンキンに冷えていて、パンの上でトロけない

フルーツはオレンジとグレープフルーツのみで何れも缶詰らしい。

で、紅茶。ロンドンで初めて飲む紅茶。
ミルクがお冷タンクみたいのに入っていて紅茶を入れた後好きなだけミルク入れられる。
そんで、感動した。
ミルクティー美味い。日本でももちろん飲んだことはあるが
なぜだろう。ロンドンで飲むから美味いのか?いまだ謎であるが
多分、やっぱり紅茶が美味いんだと思う。

以上、朝食シーンでしたが、一枚も写真がありません。

朝食ネタでずいぶんスペースを取ってしまいました。本題はこれからです。
向かった先は

ロンドン塔です。
さすが世界遺産、圧倒されました。そしてじっくり観ちゃいました。


カラスを大切にしていたとのことで、飼っていたそうです。
このカラスちゃん、人が近くにいても全く逃げることなく、食べ物を狙うでもなく、
堂々と、ロンドン塔の一部になっていました。

タワーブリッジは遠くから観ただけでしたが素晴らしかった~
ロンドン塔を後にし、次へ向かう途中、なんだ?あれ…

スタバでした。
もちろんスルーしました。
で、ダブルデッカードに乗り、着いたところは…

セントポール大聖堂です。
中は撮影禁止だったので、写真は無理だったのですが・・・
それはもう、もう、もう、圧倒されました。
天井画、彫刻、装飾…ああ、素晴らしかった。
じっくりと見て回りたかったのですが、恥ずかしながら足がもうダメダメで、疲れてギブアップ。
そのあたりで確か昼くらいでした。
それからまたダブルデッカードに乗り、次の目的地ナショナルギャラリーへ。

こんにちはライオン君。
トラファルガー広場です。

ナショナルギャラリーです。

なんか著名な方なんでしょうか、歴史的人物でしょうか…
と、思いきや反対側には

いいね…?
親指異常に長いんですけど、これって有名な方が作ったんでしょうか?
なんかこっちだけ、イマドキなオブジェでとっても違和感ありました。
だけど、この歴史的建造物と現代アートの融合がロンドンなんですね♪

隙間からビッグベンも見えました。

ゴッホ、クリムト、セザンヌ、有名絵画が観きれないくらい沢山ありました。
ここでも、観たい絵を事前にマークして、そうじゃないところはスルーです。
今度はナショナルギャラリーだけで1日費やしたいです。ホント。

外へ出ると…雨が降ってたらしく

ものすごくびしょびしょなってました。
真ん中のポールの先は…

こんなんなってました。
さて、そろそろ夕方です。朝の無料朝食のほかは何も食べていなかったシスターズ。
次の目的までちょっと時間があったので、レストランに入ってみました。
なんか喫茶店の広い感じ?すごくカジュアルなおみせでした。
そこで頼んだのが

ナチョスとチキンナゲット。姉は紅茶で、私はダイエットペプシ
ビールって感じだったのですが、ビール飲んだら間違いなく寝ると思うので止めました。
ナチョスはサルサソース、アボカドソース、サワークリームが…
カリカリナチョスに最初っから乗っかって出てきました。
ソースに浸されて、ナチョスはゴワゴワ、サルサソースはタマネギ強すぎ、なんとも食べられたものではなかった
ナゲットはこっちでいうから揚げっぽい感じで塩コショウで美味しく食べました。
ついてきたソースは激マズでした。
この店に来るまでにまた雨が降り、お互い折りたたみ傘を使ったのですが、
姉がこの店に忘れて置いて行ってしまいました。
そして今日のメインイベント、タイトルにもなっている「変態ブーツ」
キンキーブーツのミュージカルを観ました。
ブーツ型のライトが飾られていました。

始まる前にバーカウンターがオープンし、みんなワインとかシャンパンとか飲んでいました。
小さいけど売店もあり、パンフレットとか買おうかなと思ったけど
何となく…別にいいかって感じ。

これはオープニングのセットです。
なんと席は2列目。真ん中よりちょっと右寄り。
なんかすごい席です。
そして、途中休憩が入り3時間たっぷり楽しみました。
ほんと、ミュージカル、観てほしい!本場の、苦しいレッスンに耐え、
激しい競争を勝ち抜いて、役を勝ち取ったってのがわかります。
本格的なんだなー。
歌も踊りも素晴らしかった。9月で終了するステージらしいが、劇場は満席でした。
最後の、ドラッグクイーンのおネェ様たちのダンスが素晴らしすぎて、感激して泣いてしまいました。
泣く映画じゃないのにね…
実は、映画大好き姉妹なんですが、舞台は苦手。
劇団四季の「オペラ座の怪人」とか観たことあるんですけど、30分後に寝てしまいました。
どうもあの、舞台ならではのオーバーアクション、不自然に入ってくる歌、踊り、
特に歌は日本語に翻訳されて、歌詞が不自然…と、ミュージカル映画とかでもあまり好きではなく、
字幕版なら自然なのに、やはりメロディに乗せるのって難しいんですね。
ま、とにかく、本当に、苦手だったんです。
そんな我々がとても感動したので、もともと舞台が好きな人はきっとたまらないだろうなと…

ここはアデルフィ劇場。歴史ある古い劇場だそうです。コヴェントガーデン駅近くでした。


帰り道、先ほど寄った店に、傘忘れたんだけど無いですか?って
聞きに行きました。当然 ありませんでした。

そうして、あわただしい2日目のスケジュールが終わりました。
ホテルに帰り、あ、そうだ途中で換金してきました。
一人5000円分くらい。当時のレートで手数料引かれて£67.82…
これで明日はお掃除してもらえる…笑笑

9月10日@ロンドン1日目

2017-09-25 23:16:34 | 旅行
空港から出たのが確か午前9時半くらい
ホテルに着いたのが午前10時半くらい
旅行代理店現地スタッフの方がホテルまでついてきてくれて
まだチェックインできないから荷物を預けるのに言語的なヘルプをしてくれた。

そして「それでは、楽しんでください~」と風のように去っていき、
束の間、ほっとした。

そして一番初めにしたことは…
ホテルから出たところで喫煙休憩…あー、ホントこれで一息ついたって感じですわ。
ホテル内はどこも禁煙でお部屋でもそうで、でも建物から一歩外へ出ると
「どこでも自由にお吸いなさいな~」な環境。ある意味そこは素晴らしかった。
場所探さなくていいのでね。
色んな人がそこらで吸っていたし、罪悪感なんてこれっぽっちも感じなかった!!

で、ホテルは左右に分かれた建物で、色んなブログでも読んだ通り広い!でかい!
チェックインは混むとか朝食最悪とか部屋は紫とか色々不安要素はありますが
でもまず、荷物を預けたからホテルには、チェックインの14時までは用はなし。
さて
まず一番先にやったこと。
ホテル近くの公園へ行きました。


その公園を横切って
まず最初の目的地「大英博物館」へ!きゃー!!


そこそこ混んではいたものの、割とすんなり入場。
入場料はあなたの「寄付」というお心遣いで…というシステムなのですが
換金は日本では一切せず、現地クレジットカードのキャッシングという方法でゲットしよう。
という計画だったため、実は現金1ペンスも持っていなかったということに…マジでその時気が付き
ごめんね、ごめんね、という気持ちでスルーさせていただいた。

さて、この巨大博物館。
1日でも足りないという話だが、NHK好きの姉が「2時間で巡る大英博物館」という番組を録画しており
出発前ミーティングでみっちり頭に入れてきたのだ。
それはそれはものすごく丁寧な番組で、入口入ってまず左側へ進んでください。など道案内までしてくれる。
もちろん、画面の隅に館内地図まで出ていて、
「目に入るものすべてじっくり観たいでしょうがぐっとこらえて奥へ行きましょう」と
2時間で厳選されたものを確実に観て回れるようとにかく詳しいのです。

世界各国の貴重なお宝…エジプトやギリシャ…行ってられないし、ここで観られるなんて
そして館内各国別のブースになっていることもあり、その国にしばしトリップ…な感じがしました。
何よりも展示物が大きいと圧倒されるよね...
考古学者や海賊さんたちありがとう…。

そうして、ロンドンに着いて間もなく色んな国へ飛び回ったような感じで、そしてあまりに色んな出来事が
ほんの数時間で起こったせいか、頭の中で処理能力が付いて行かず、正直あまりよく覚えていない…
やはり旅行は、滞在期間に見合った数の見物が適当なのでしょう。

そんなこんなで、それでも3時間くらいか、大英博物館を堪能し、そこのカフェでコーヒー飲んで
あ、もうチェックインできるね。ホテル行っちゃうか?ってことになり
すでに棒となった足に鞭打ってホテルへ戻った。ああ、ホテルが近くてよかった・・

さて、ロイヤルナショナルホテル。
チェックインは空いていてすんなり。部屋数も多いから迷子になる?と思ったら
エレベーターのすぐ近く。
しかもエレベーターは、この先何十回と呼び出すことになるのだが、
一度も待たすことなくスッと開く。
部屋は…紫ではなかった。やや黄色に近いクリーム色のベッドカバーに同じくやや黄色に近い白木のインテリアで
暗~い感じもなく、最悪をむしろ楽しんで想定していたのに、「意外と、まともじゃん…」
な部屋でした。
荷物を整理し、5分くらい休憩して、次の目的オイスターカードを買いに出かける。
地下鉄ラッセルスクエア駅は歩いて5分以内。
カードで£20位購入。せっかくカード買ったんだから、フレディんち行くか?行くか??
と、まるで友達の家に行ってみるか?ってなノリでプチテンション上がり、初チューブ体験。
小雨降る中、アールズコートに到着。駅着いて自分が地図に対してどっち向きかしばしあたふたしながら
何度もグーグルマップで確認したのでなんとなく見覚えのある通り…
5分かそこら歩いてローガンプレイスまでたどり着き
角を曲がるといよいよガーデンロッジとご対面…

ありました。
フレディマーキュリーの住んでいたお屋敷
今はもう縁もゆかりもないお金持ちの方が住んでいるそうで、ドアもグリーンではなかった。
多分こういったビジターには迷惑しているんだろうなと…思ったが
ドアには一枚厚手のビニールがかかっていて、亡くなった当初はドアの前に色々と訪れた方が来た証拠を残したらしい。
多分、もう、ドアには何も書かないでね…というメッセージか?
でもなんだか来るファンにガッカリさせないよう(なのか、多分)ドア前の床にほんの20センチ程度のフラットな縁石みたいのがあるのだが(ここの部分、建築用語ではなんというのかよくわからないが)そこは何も手を加えていなくて落書きが一部残っていた。


高い塀に囲まれていて中はまったく見えず2階部分だけがチラリと見えるだけなんだけど
ここでフレディは素敵なお庭に囲まれて紅茶なんかを飲みながらピアノを弾いていたのかな?
なんて優雅な想像をしてしまう…

そこを離れ歩き出して振り返ると、また別のフレディ崇拝者が佇んでいた。
まぁ、その前の週はフレディのお誕生日だったし、いまだに私たちのようなファンが
たまに訪れるんだろうな…。偉大な人です。
あなたが亡くなってから、あなたの名前も曲も、ものすごく売れたんですよ。
生きていた時は、あなたのファンだと言うと若干変態扱いされていましたが…
今ではライブに行ったんですかーなんて
尊敬に近い眼差しをみなさん向けてくれます。笑笑

さて、陽もだんだん暮れてきて、ここからノープラン。
ホテルに戻る前にピカデリーサーカスに行ってみるか?もしかしたらこの短い日程の中で見逃す可能性も大いにあるし…
ということで、またチューブを乗り継いでピカデリーサーカスへ!

がーん。真っ暗でした。
一応、証拠の写真を撮ってまたチューブでラッセルスクエアへ。
ホテルまでの道すがら、デリがあったのでそこでサラダとフランスパンのサンドイッチを購入。
ホテルで食すが…なんとも物足りない味。サンドイッチのパンはパッサパサ
そんな感じで第一日目にしてスーパーハードな半日ロンドンを過ごしたのであった。


・・・で、終わるはずが、「あ、明日の朝、部屋に置くチップがない」ということに気が付く。
でもホテルフロントにクレジットカードのATMがあったよね…
よし。そこ行くか?ついでに喫煙も…
と、いうことでホテルロビー横にあるATMで英文と苦戦しながらああでもない、こうでもない
と、やってみるがエラー。ん?じゃ、私のカードで…と姉と私のカードそれぞれ2枚ずつ試すがいずれもエラー。
後ろに人がいたので、いったん譲り、その人の操作をじっくりと観察。
その後再度トライするもはじかれる。ん、このカードじゃだめなのか?
特に私は暗証番号が、実は怪しかった。4ケタ数字の候補が頭の中に二つあり、
どっちも通らない。またいったん部屋に戻り、違うカードをもって再チャレンジ。(財布持って行った方が早かった。)
でもだめ。何十回とチャレンジするが二人ともATMに嫌われたようだ。
それでもあきらめきれず、風呂上りにもう一度、さらに寝る前にもう一度
夜な夜なATM前で怪しい女二人。の図。
結局「起こさないでね」の札をぶら下げて翌日のハウスキーピングはパスしてもらうことに…
<続く>




ここはロンドン。でも空港から出られない…

2017-09-25 22:17:18 | 旅行
いよいよ待ちに待ったヒースロー空港に到着。
アブダビ経由だったのもあり、アラブ系の方々が多い~~ターバンやら絨毯のような生地の服やら、
顔は土建屋さんの社長のように浅黒く(土建屋の社長、ごめん!)
陽気な方が多かった。それとアジア勢恐るべしチャイニーズ御一行様
ざっとみて400人位の長蛇の列。
ほんとはね、割と早めに飛行機から出られて普通に歩いていればこんなに後列じゃぁなかったわけよ。
姉がまさかのトイレタイム。その間100人位どどどっと押し寄せてきて
ほぼほぼ最後列に近い感じでした。しかし、生理現象は止められない。姉のおしっこを恨むほど
私は心が狭くない。

なんだかんだと1時間半くらい並んでいたか…
最前列に来たあたりで、コワモテのでっぷりした、でも顔小さいオバさん、人をサバく係りらしい。
(あんたあっち行って、次の人ほらこっち…みたいな誘導する人)
その方、なんとMr.ビーンに似ていて、ああ、イギリスに来たんだなぁ~と、変なところで実感した。

そして私たち入国審査。
ジャパニーズ、初めてのロンドン、我々シスターズ、憧れのロンドンで楽しむのよ!がもろ顔に出ていたのか
ごくごく簡単な質問、というかYESって言うだけで終わったような感じ。あっという間でした。
ボンボン!とハンコを押されてはーい、行っていいよ~
ああ、なんかこんなもん?イヂワルな質問とかさ、しないの?されても困るんだけど。
ってくらいあっさりと入国できました。

さてお次はお荷物。
お荷物2番から出ます~の紙を見て、2番に行くが、さっぱり出てこない。
あれ?ロストバゲッジかぁ~?
とちょっと青くなった時、2番はここの奥だった。。。ね、アー間違ったねごめんごめん。
疑心暗鬼になっていたのか、なぜか前半の私たち、ネガティブな発想をすぐしてしまうのでした。
多分ナーバスになっていたのね。反省…

無事に1日離れていたスーツケースに再会し
いよいよ
All you need is love♪パッパラパパ~
ラブアクュアリに出てくる到着ロビー~~
感激に浸りたかったはずなのに、私たちモタモタしてたもんだから
(だってさ、スーツケースにしまいたいものとかあって…)
旅行代理店の現地スタッフが私たち出てこなくて、ホテルまで送ってくれる人も次の仕事が入っていて
これ以上待てないよ…みたくなっていたようで
「あー!いた!良かった~~ささ、こっちこっち、乗って乗って」
とせかされてあわただしく送迎車に乗り込み空港を後にした。

助手席から現地スタッフの女性が、簡単な注意事項など色々話してくれていたが
私たちの意識はドライバーと道路に集中していた。
だって、2日後にはレンタカーで運転するんだからさ、色々見ておかないと
ラウンドアバウトとかさ。。。
でもスタッフさんに相槌打たなきゃならないしとか
結局両方とも集中することができなくて、ああ中途半端。
そして、車は
賛否両論の、あの、ロイヤルナショナルホテルへと向かうのであった…

9月9日~9月10日アラブ首長国連邦

2017-09-24 22:50:06 | 旅行

バッタバタで出発した時とは真逆に飛行機では揺れることもなく穏やかに過ごすことができた。
途中乗り換えのアブダビに向け、機内では晩ごはん(実は朝から何も食べていなかった…姉も同様~)
と映画に没頭。出国までの緊張と焦りでもはやどっと疲れていた私たちはもちろん1本の映画を
通してみることもできず途中で何度も寝てしまう…
夕食は、多分何か出たんだろうが、さっぱり覚えてない…
のだが、そういえば姉が行きの機内食カメラマン担当だった。
…のでお写真頂きました~


メインディッシュはチキンのトマトソースとターメリックライス、豆のサラダ
丸いパンはとってもおいしそうだったが、食べたらパッサパサで正直まずい。
デザートの抹茶ムースみたいのはそのまんまの味。抹茶は好きなんだけど抹茶味は変な甘さがあってあんまり好きではない私。
ふーん。って感じで食べた。でも本日最初の食事とあってペロッと食べてしまった。

観た映画は
エイリアンの最新作。これは日本語吹き替えも日本語字幕もなかったので
みてりゃ展開わかる系の映画をチョイスした。
途中睡眠を挟みながら2回観た。(笑)

そして着きました。エディハド空港~
飛行機は生まれてから多分2回目くらいのタラップ降りから~のバス移動。
タラップを降りてバスに乗り込む間とバスから空港に入る何歩かが
恐ろしく暑く、40度くらいあったらしい。ひゅ~っと水分取られた感じがした。
ドバイが近くにあるからなのか、この街もとってもお金持ちっぽく
なんとなくバブルな雰囲気があった。

大きなラクダちゃん
しかし…実のところ全く興味のない国で、多分今回たまたま経由したから来たけど、
そうでなかったら来るはずもない国。
空港に着いてお店やなんかパラッと観たが、なんせ気持ちがロンドン一直線だったのと
我々スモーカーにとって
朝から禁煙状態だったこともあり、まず探したのは喫煙ブース。
大雑把な案内板を観ながら1時間近くかけてようやくその「ブース」にたどり着くも
定員2名までの小さな小さな、一畳ほどのガラス張りの箱。だった。
そしてそこそこ長蛇の列…
我慢して並び、久しぶりにほっとする瞬間を味わった。多分こういう事がタバコに支配されているという事なんだろう。
ほかの事が楽しめない。必要がない人だったら良かったのに…とつくづく思ったが
これも思い出だ。

そしてわずかな休息のあと、いよいよヒースローに向けて飛び立つ飛行機へと乗り込む。
思いのほか(多分疲れていたのだろう)テンションさほど上がらずノソノソと…
飛行機は同じエディハド航空だったので、機内のアメニティも同じ機内食も同じ感じ。
なんか夜中に乗り換えで起こされた感じもあって最初のうち眠気もそんなになく
日本でクレンジングするちょっと前に買ったおやつ(じゃがぽっくると柿の種)が道中大いに助かった。
そして本日二度目の晩御飯

これは姉のメニュー。
トマトソース味のチキンとマッシュポテト
こんにゃくと山菜か何かのしそ梅あえ…みたいな味



私は魚をチョイス。
魚のフライと温野菜。豆のサラダ。ん。最初の機内食と同じだった。今思えば・・
魚は淡白な白身魚で日本食だとこれにダシ醤油のあんかけがかかっている感じ。でもこれは何もかかっていなかった。
温野菜も本来魚に書けたあんかけが混じって美味しいのだが。んんっ。ノド詰まる…そんな感じ。
付属の塩コショウをかけて食べたような気がする。ごはんもなんだかなーって味の米。
でもまぁ、わがままは言えませんわね。
そしてちゃんと完食したんだから…
姉と同じくキットカット抹茶味のデザート付き。だからー、なんで抹茶味なのかな~~っ!
長いフライトの中での大イベントともいえる機内食が終わり、
食ったら眠くなって~~~むにゃむにゃ…。
ふと起きて
観た映画は美女と野獣(わずかな日本語吹き替え版のあるうちの一本)
ぼんやりと途中寝たりしながら、最後野獣が人間に戻るところでパチッと目が覚めた
なんと野獣役は「ダウントンアビー」に出ていたマシューだった
おやまぁ~~~ビックリ。
この機内でも揺れることもなく何の事件も起きずだったので唯一のビックリネタだった。(笑)
そして機内食(朝食)

ハッシュドポテトとオムレツ、黒い物体はチョコマフィン
スイカとパインの缶詰(爆爆)
フルーツヨーグルトとオレンジジュース

そしてなぜかまた朝食?っていうか軽食ね。よーわからんわ。でも出されたもの黙って食うのが日本人。

チーズとトマトとレタスのサンドイッチにプロセスチーズとビスケットとリンゴ
リンゴが美味しかった~
サンドイッチのパンはパサパサだったがチーズが食べごたえあってなかなかおいしかったよ。

行きのエディハド航空のCAは男性が多く、とっても愛想が悪く(ドリンクや食事のサービス中も笑顔一つなくダルそう)不快だった。
ちなみに、あとで書くかもしれないが忘れるかもしれないので先に書いておこう。
帰りは真逆でさばさばしてるがとっても素敵なお姉さんとたどたどしいが日本語でちゃんと話してくれる優しいお姉さんだった。