Spirits of Charity

昨日のチリでの大地震。親を失った子どもの映像を見るのはつらい。

以前、仕事でメンバーが全員在住外国人というボランティアグループのお手伝いをしてました。
ちょうど10年前。2000年から2004年まで。若かったなぁ

活動のメインは、地域での活動。
市民として地域にとけ込むための活動と、同じ立場の外国人が地域の生活になじむための手助け。
今でこそ、メンタリティという点でも日本もだいぶ開かれてきたのだろうけど、
彼らが活動を始めた24年前はもっと村社会。今では100人を超えるメンバーも当初はほんの数人。
一口に外国人と言ってしまうけれど、国籍はさまざまで。それこそ世界中からのIt's a small world.
友人としてお互いに助け合うことが欠かせなかったんだと思う。

「やってあげる」「やってもらう」という、お互いが一方通行のベクトルじゃなくて。
みんなが対等に、ちょっとずつ自腹を切る感じというのかな。
ちょっとした面倒くささを分け合って、結果、ちょっとずつ楽しい思いもしちゃうような
ゆるい螺旋階段のような人との関わり方が、わたしにはとっても新鮮でした

活動のもう一つの柱は、テーマを子どもとした国際貢献。
戦争や、自然災害の犠牲になった子どもたちの支援です。
年間活動の中に必ずチャリティイベントが含まれていて。
プロの音楽家を招いて行う演奏会や、手づくりケーキやクッキーを販売するBake Saleなど。
計画外でも大災害があれば、その国の出身者などが、急きょイベントを企画したりする。
イベントにかかる費用は会や会員の負担で、収益はすべてチャリティに。
こういう考え方や行動の仕方が、自然とカラダの中に入り込んでいるのよね。
彼らから教わったことは、ホントーに大きい。

もちろん日本には日本の良さがあって。
阪神淡路大震災のとき、暴動や略奪が起きなかったという事実は、
世界中に大声で自慢してもいいことなんだと、ニュースを見ながら考えてました。
言わないのが日本人なのかもしれないけど。でもその事実は知っていないと。

今年の1月に行ったベイクセールの収益はハイチに送ることになってるハズ。
多分、今回のチリも何か考えるんだろうな。
あ、ベイクセールとは言っても、みんな、玄人跣です。実際プロも参加するし。
飛ぶように売れます。おいしい社会貢献 トーゼン、わたしも買います

ところで。
なぜかわたしはこのグループの人たちにとっても愛されてまして
いまだにイベントだけでなく、個人的な集まりにも声をかけてくれます。カラオケとかw
わたしは日本人基準からすると、ちょっとハッキリとモノを言いすぎるけど
外国人からすると、あやふや度少なめ、でもキツすぎなくてちょうどいい。
そんな塩梅なんだろうなw