最近の景気が気になる志村康太です、こんにちは。
1914年にオーストリア皇太子が暗殺されてしまう「サラエボ事件」が起こりましたね。
これを機に第一次世界大戦が開始、世界は戦争の渦に巻き込まれることとなります。
一方そのころアメリカでは、フォードモーターズ社がベルトコンベア生産を確立しており、重産業で世界トップクラスの利益を出していました。
そこで第一次世界大戦の“恩恵”を受けることになります。
第一次世界大戦の主戦場は、ヨーロッパが中心となって行われていました。そんなヨーロッパでは、物資の生産もままなりません、
しかし、戦争には絶対に物資が必要です。そこでヨーロッパに向けて大量に物資を売り出したのが、アメリカだったのです。
第一次世界大戦において好景気だったアメリカは、経営者も労働者も潤っていました。
その中で、世界で初めて「人事管理の教科書」が出版されることになります。それがオードウェイ・ティードの『人事管理~原理と実践~』です。本の内容としては、労働者が心地よく働ける環境づくりについてまとめられていました。
要約すると以下の様になります。
志村康太が要約!「人事管理~原理と実践~」
それでは、志村康太が要約した内容を見ていきましょう。
- 雇用…適材適所で従業員を配置してあげる。
人間には得意不得意があり、それを無視してはならず、適材適所を可能にするシステムの開発に全力を尽くさなくてはなりません。
- 健康と安全…健康診断や社内医療サービスを受けれるようにする。
当時は重機を扱う工場が多く現在のように安全システムも不完全だったため、労災が頻発していました。そのため医療の需要が高い傾向にありました。
- 従業員サービス…従業員が気持ちよく働けるように様々な問題を解決する。
社宅や食堂、運動場や談話室、従業員の学習サポートなどを作っていく文化が誕生。
- 従業員代表制度…労働組合ではなく従業員の代表を設けて経営者と話し合う。
徒党を組んで経営者のもとへ行けば、経営者はボイコットを恐れるため、従業員のやりたい放題になってしまいます。なので代表者を決めて、サシで話し合うという制度を推奨したのです。
しかし1929年に「世界恐慌」がやってくると、これらの従業員サービスが出来なくなりました。
この従業員へのサービスは、「お金が十分にあれば」の時しか考えられていなかったのです。
このような一連の流れから、「人事管理~原理と実践~」に記載されている『従業員代表制度』が見直されることとなり、「労働組合が必要」という考えに至ったのです。
これ以降、アメリカでは労働組合の存在を認める法律が出来たのです。
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いかがでしたでしょうか。
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以上、志村康太でした。