中学の同級生と会った。
1月から会おうと言われていたが、予定が合わず2月になってしまった。
料理よりも話がメイン。
安くて、長居出来て、ドリンクバーが充実している所になった。
数年ぶりに会ったのが昨年の冬。
1年ぶりということになる。
1年ぶりなら変わっていないのが普通だが、とても調子が悪そうに見えた。
彼女は膠原病を患っていた。
彼女の祖母が同じ病気で、重症だった記憶が残っている。
遺伝・・。発症するのが早かった。
それでも治療薬もいいのが出来て、症状は止めていられるだろうと思っていた。
なのに治療薬で間質性肺炎となり治療が中断。
薬剤で間質性肺炎、これも稀なはずなのに。
病気の事、家族の事、仕事の事、昔の事。
重い話もあり、楽しい話もあり。
話をしていたら4時間半も経っていた。
ドリンクバーは、わたしが運んでいた。
だが、WCに歩く姿を見て、とても歩きずらそうに見えた。
帰る時も一歩一歩注意して歩いているのを見ていた。
息もきれるようだった。
とても同じ年とは思えない姿だった。
また話をしようね!と笑顔で見送った。
空を見上げた。
薄っすらと月が出ていた。
なんでこうなったんだよ・・と、思って悲しい気持ちになった。
その月にカメラを向けた。
彼女はお酒も飲まないし、たばこも吸わないし、不規則な生活をしてる訳でもない。
好き嫌いだってない。どうにかして。
帰り道「仕事が出来ていいなぁ~」という言葉が頭に響いていた。