だんなさんと買い物に行った。
その時間は空いてるだろうと出かけたら
みんな考えることは一緒で
結構賑わっていた。
日本の美味しそうなハウスみかんが売っていたけれど5個で30ドル(2,400円ぐらい)もして諦めた。
木曜日に点滴した抗がん剤は1時間ほどの少量なのに、やっぱり副作用はあるようで、
なんとなく手足がチクチクする。
今まで乗り切ってきた副作用の辛さとは比べようがないほど軽い。
けれど、3週間に一回、約一年軽微であっても副作用と闘っていかねばならないのかと考えるだけで、ぼーっとしてしまう。
経口薬は2年間。
あまりに副作用が辛ければその時に相談することになっている。
未知のお薬。どんな感じかな〜。
来週末ぐらいから開始だ。
気がつけばガンにまつわることを考えているから
これじゃダメダメと
先日娘の定期便に入れてもらった
益田ミリさんの漫画
「スナック キズツキ」を一気読みした。
日々の小さなモヤモヤを
偶然入ったスナックで吐き出す。
ただそれだけなんだけど
自分のことと重ね合わせて笑ったり懐かしかったり泣きそうになったり。
おもしろかった。
人は生きてるだけで毎日何かしらの理不尽なことを感じたり小さく損をしたりするものだと思う、
でも、美味しいものを食べたり。友達と食事したり、お買い物したり、旅行したりして、また頑張ろうと元気をもらっていた。
コロナ禍の中、そういった元気になるたくさんの楽しみが奪われてみんなストレスを溜め込んでしまって苦しんでいるのだろうな。
この本でほんのちょっとだけど
心がスーッと軽くなった。
夕飯は昨日作ったミートソースでパスタにしようかと考えたが
私一人で昨日の夕飯に食べたので
ちょっと趣向を変えて
ピタパンを焼いて
中に野菜をたっぷりと
カリカリに焼いたチキンソテー
昨日のミートソースも加えて
自由に挟んで食べようということになった。
6枚焼いて
どうしてか一枚だけ膨らまなかった。
へそ曲がりだったのかな。
自分の好みでマスタードやドレッシングをかけたりして二人でモリモリ野菜を食べた。
だんなさんは後片付けを率先してやってくれる。
ガンになる前は
なかった風景だ。
夜暗くなってから45分ほど散歩した。
店内飲食が解禁になったシンガポール。
楽しそうに食べてる人を眺めながら気をつけて歩いた。
足の痺れ、無くならないかなぁ。
私が病気になってから
当たり前かもしれないけれど
夫婦の会話がすごく増えた。
前は
「察してくれ〜」と、言葉にすることを億劫がっていた私だけど
言葉にすることを面倒くさがってはいけないなと今は思う。
二人揃って元気でいられる時間は
意外と短いかもしれない。
だからなるべくお互いの考え、気持ちを伝え合うことにしている。
こんなにきれいな空でも
急に雨が降ることが最近多い。
出かける時は傘は必須。
日本は雨の被害が今回も大きく
ニュースで警報が報じられてる。
自分の命は自分で守るしかない。
コロナがまだまだおさまらないとしたら
一人一人がうつらない、うつさないようにするしかないんだよね。
そうは言っても厳しいね。
全く家から出るなとは言えないものね。
札幌の両親には
これから2年間抗がん剤を飲みますとは言えなかった。
髪の毛も生えてくるし、これからは元気になる一方だよ!とLINEした。
心配かけたくない。
母に元気になってほしいから。
両親は二人で近所の神社で私のことを祈ってくれているらしい。
そんな二人のことを考えてたら涙が出てきた。
メソメソしないで
12日に決意したことを胸に
前進あるのみだ。
日本の大切な人たちが
楽しい日曜日を過ごせますように。
雨が止みますように。