服部シンの日記(仮)

ただの日記ブログです。

花宮ゆりねさんの過去の艦これ配信をいくつか

2024-10-30 22:42:30 | VTuber

とりあえず目は通しておこうと思い、まず最初のを。(※1)
水本正先生の『艦艦日和』を少し思い起こした。(※2)
自分がいつ頃からプレイしていたのか、ちょっと記憶にないんだけど、ドキドキわくわくはしていたような気がする。
ゲーム側の受け入れ態勢が整わなくて、なかなかゲームを始められなかったし……。
初期艦娘の紹介文をじっくりと読みながら悩み様子は、なかなか初々しい。
私は電を選んだような気が。
私はいつの時点から攻略wikiを見始めたかなー。最初の時点では、まだ頼っていなかったような。
花宮さんは私よりも豪胆な進め方をしている……。轟沈の条件がよく分からなくて、私は中破したら撤退していたな。
最初の配信は1-2まで突破して演習を1回、か。
そうか、まだ「図鑑鑑賞提督」じゃないのか。
(ここまで、10月27日分の感想)
2つ目の配信を観た。(※3)
早くも「図鑑鑑賞提督」の片鱗が……。
第2艦隊が解放。未だに私は、遠征用の編成はいちいち確認するなぁ。紙にメモした方がいいな。
資材500も入れてギャンブルして、エンタメ性高いな。
最初の空母は隼鷹か。私は飛鷹だった気がする。
『艦艦日和』でもそうだったけど、空母が入ると一気に楽になる。
千代田はうらやましい。こんなに初期で来てもらえるのは凄い(ギャンブルの結果)。
花宮さんは図鑑鑑賞も出撃や建造も楽しんでプレイしているのが伝わってきて、好感が持てる。
私の場合は、もっと「作業」だったような気がする。延々と1-1出撃を繰り返したり、とか(安全な場所で地道にレベル上げするタイプ)。
ゲームを始めた時点で好きな艦娘がいたことがうらやましいな。私の場合は、キャラクターはほとんど知らなかったし(後に由良とか五十鈴とか好きになったけど)。
1-3突破、おめでとう! 今回の配信も楽しめた。良い配信だったと思う。
(ここまで10月30日分の感想)


※1 初めての艦隊これくしょん!新任提督赴任しました!
※2 水本正『艦艦日和①
※3 初めての艦隊これくしょん!新任提督赴任しました!

 


Sweet Painful Utopia

2024-10-30 20:03:58 | フリーゲーム

ハッピーハロウィン!(ちょっと早い)
私はこの時期は毎年プレイしているんだけど、ハロウィンを題材としたフリーゲームを紹介したい。
「Sweet Painful Utopia」。ハロウィンと百合を題材としたフリーのサウンドノベルである。
主人公は魔女の少女(女子高生)。
吸血鬼の少女、和風の妖精の少女、人魚の少女の、3人のヒロインが登場する。
エンドはそれぞれ1つずつ。バッドエンドはなし。

基本的な物語は、9月末、訳あって元いた世界に居づらくなり人間界に行きたがった3人のヒロインが主人公の家に来て、ハロウィンまでの1ヶ月間を一緒に暮らす、まあ同居もの、かな。
近い未来、確定された別れの時に向かって、一日一日、日常を積み重ねていく。何とも言えず物悲しく儚い雰囲気が魅力的。
透明感のある素直な文章が、文字フォント・音楽・背景をも一体となり調和している物語が、心に沁みてくる。
百合描写は3人とも、それぞれ耽美だったり官能的だったり。主人公、ドキドキしてる。
私は吸血鬼の少女のカーミラが一番好きかな? しかし妖精のサクラ、人魚のメロウ、それぞれ魅力的で捨てがたい。

総じて、かなり良作のノベルゲーム。
無料で遊べるし、ぜひ多くの人にプレイしてもらいたい。(以下↓にリンク)

Sweet Painful Utopia

 


片山杜秀『平成精神史 天皇・災害・ナショナリズム』

2024-10-30 16:45:52 | 読書感想

著者は日本思想史が専門、かな? 『大学入試問題で読み解く 「超」世界史・日本史』でも思ったんだけど、著者には歴オタっぽさを感じる。
冒頭は、まず「平成」と名付けたのは誰なのか? その心は? から始まる。
前半部分は、昭和を含めた日本近代史を語る中で平成の特徴を照射しようとする。語り口は分かりやすい。
平成のナショナリズムで日本会議の部分では、日本会議の前身である「日本を守る会」と「日本を守る国民会議」を結び付けた、作曲家の黛敏郎を取りあげる。この辺は「音楽評論家」でもある著者の面目躍如。

中盤部分の「天皇論」は面白く印象に残った。
男系を明文化したのは明治に入ってから。この理由は、幕府(将軍)に代えて天皇を上に据えるにあたり、当時の日本人の意識として女性は馴染みがなかったから(将軍に女性はいない)。また、ヨーロッパでも参政権を持っていたのは男性だけだった。新しく国民国家を作るにあたり「統治権を総攬」する天皇に女性を就けることはできなかった。
(戦後民主主義、そしてその後の)現代に合った形で女性も天皇になれるようにすると、「そもそも皇室と民主主義は相容れないだろう」という議論にも繋がり、また「旧宮家の皇籍復帰」は日本の伝統に反するので、いずれにしても、「天皇になれる資格があるのは誰なのか?」という議論に繋がる。(戦後の)昭和・平成の天皇は立ち居振る舞いや「お言葉」、人格などの面で国民の敬愛を集めていたが、今後もそうである保証はまったくない。最早「万世一系」は説得力を失っている(「天皇」の条件ではない)。みたいなことが書かれていた。(と思う)

終盤部分のポスト平成では、悲観的な見方が披露される。
AI開発・研究の結果は人間を阻害した資本主義の暴走で、「人間の虐殺」に繋がる。
①勉強の高度化・長期化にも関わらず、「現代」の急速な進歩に対応し得る能力は人間にはない。
②情報社会、あるいはSNSの発達は、流通する情報量の桁違いの増大を招き、人間の処理能力を超えてしまった。
③現代人は最早不可能な情報の幅広い摂取ではなく自分に都合が良い情報にばかり触れるようになっている。
以上、①・②・③により、民主主義はかなりの危機に瀕している。
平成の30年を通して、戦後民主主義的価値観である、平和主義・基本的人権の尊重・国民主権なども変質してしまった。

平成史を総覧するようなものではなく、副題にあるように「天皇・災害・ナショナリズム」を中核として昭和を含めて近代史から平成史を見るような構成になっている。
総じて面白い書物ではあった。


片山杜秀『平成精神史 天皇・災害・ナショナリズム』幻冬舎新書