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「唾液はね、なんだかんだで、超大事」
でおなじみのボクです。
もう今年も残すところ、あと11ヶ月になりますね。
今回は口の内のお話でございます。ハイ。
退院してから一年半。
退院当初はまったく唾液が出ませんでしたが、
ここ最近は3~4割位は回復した気がします。
水を飲む頻度や、口湿スプレーを使用する頻度がだんだん減ってきました。
ですが、ここに至るまでに虫歯には3回なりました。
1日三回食後の歯磨き+寝る前にフッ素のジェルを歯に塗っても、、、、虫歯(白目)
もう本当にどうしようもなかったので、去年の3月頃に電動歯ブラシを購入して、
高濃度フッ素入りの歯磨き粉を使うようにしてからは、虫歯にはならなくなったのですが、
ここ数か月、知覚過敏のような歯が沁みる現象が、頻発するようになってしまいました。
んで、会社の近所の歯医者で診てもらったところ、、、
「歯茎が何か所か、大幅に垂れ下がってるね」との診断。
原因は、、、
1)放射線の後遺症による歯茎の血行障害。
2)加齢によるもの。
3)オーバーブラッシング
のジェットストリームアタックでございました。
というワケで、「今度どうしたら?」と質問をしたところ、
「う~ん、もうウチで処置出来る事はあんまりない。ブラッシングの指導くらい」。。。的な
なんかもう凄い頼りない返事だったので、「この歯医者はアカン!」という直観が働いて、
友達の歯科医のKちゃんにメールで相談→四谷にある歯周病専門の先生を紹介してもらいました。
で、この前四谷の歯科に行ってきたのですが、歯のレントゲンを撮って歯茎の撮影をして、
自分の歯の状態を見ながら色々説明してもらいました。
結論から言うと、一番はオーバーブラッシングが原因で、歯ブラシの選定から、
歯磨き粉などを推奨してもらい、衛生士さんにブラッシングのやり方を教えてもらいました。
あと歯茎が下がって、出てきてしまった歯槽骨の部分には、知覚過敏と虫歯防止の為に
コンポジットレジンという歯科用のプラスチックでカバーを付けてもらう治療計画を
立ててもらうことになりました。
虫歯を気にして歯を磨きすぎると、歯茎にダメージが残る。
歯茎にダメージが蓄積すると歯周病になってしまう。
歯も歯茎も両方バランスよくケアするしかないのですね。
咽頭癌の経験者の方は、歯ブラシのブラッシング方法を歯医者さんでちゃんと、
教えてもらったほうが絶対に良いです。これ絶対必要です!!
下がった歯茎は放射線治療をやった僕らは、外科的治療をすることが出来ません。
セルフケアで歯と歯茎のメンテナンスをしていくという選択枝しか方法がありません。
なので、特に電動歯ブラシで適当に歯磨きをしてる人は気を付けたほうが良いです。
研磨剤が少しでも入ってる歯磨き粉は絶対NGだそうですよ。
一番良いのは、歯科推奨の歯ブラシで丁寧に手磨きするほうが良いみたいです。
僕みたいになっちゃうと、ホント大変ですからね。トホホホ。。。。
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※ちなみに、僕がいま使っている歯ブラシはKOデンタルのGVK3.07(柔らかめ)です。
この歯ブラシ、ホントに磨きやすいです。目からウロコでございます。
癌の後遺症は次から次へと出てきますが、「生きてるだけで儲けもの」と、
今回も考えるようにしつつ、前進あるのみです。
がんばれ!ワタシ!(OL風)
唾液が出ないっていうのは単なる地獄ですよね。
歯磨き粉も歯ブラシも大学病院に出されるまんまのを
使用し血ます。
最近は歯間ブラシと液体歯磨きも併用するようになりましたね。
抜歯が出来ない恐怖と戦いながらも今日も生きるのですよ。
唾液障害は、ホントにしんどい後遺症ですよね。
味覚はどんどん戻っているのに、唾液線はなんで
回復してくれないのか?と日々思いますよ。。。
抜歯も出来ないのは本当に困りものですよね。
これ以上歯茎を傷めないように時間をかけて
歯を磨くようになりました。
まーちんぐといいます。
よろしくお願いします。
僕も5年前、大学卒業直前に上咽頭がんが見つかりました。実はその9か月前から滲出性中耳炎を発症していて、耳鼻科で滲出液を抜いてもらっては再発を繰り返していました。そこの耳鼻科医は「何でこうも再発するのかねぇ」と言うばかり。
それから4か月後に頭痛が始まりました。がんが神経を圧迫していたのです。でもその時点では「単なる偏頭痛だろう」と思い、痛み止めを飲んでいました。
その後痛みに耐えられなくなり、大きな病院で精密検査を受けてがんが発覚しました。
がんの大きさは約5㎝で頭蓋内浸潤、左右頸部リンパ節転移で、もう少しで肺に転移しそうな状態でした。
治療は13週にわたりました。
1・2週目と4・5週目は化学療法のみ(タキソテール、シスプラチンに加え、TS-1という錠剤)
7~13週目は化学放射線療法(IMRT計35回+7・10・13週目にシスプラチン)でした。
ちなみに、通例は化学放射線治療を先に行うらしいのですが、入院始めのころは放射線科のスケジュールが一杯だっため、急遽変更になりました。「このほうが治療成績がいいという報告もありますよ」とフォローされたのですが、内心不安でした。そして副作用も大変でした(笑)でもなんとか治療を終えることができ、幸い現時点で再発はありません。
後遺症は、まず耳鳴りが四六時中あります。人混みだと会話があまり聞き取れません。話しかけられたら、適当に相槌を打っています(笑)
あとは、上咽頭の炎症です。蓄膿症みたいに膿がたまり、放っておくと吐き気がするので毎日鼻うがいをして排膿しないといけません。また、上咽頭に炎症があると風邪がなかなか治りません。完治するのに2~3週間かかります。
さらに、髪の毛が十分には元に戻っていないのでスキンヘッドにしています。
味覚や唾液はほぼ治療前に戻りました。とはいえ、パンなどは飲み物がないと飲み込みにくいです。
鼻への逆流は殆どありませんが、風邪を引くと何故か逆流することが多いです。
また、自分は求職中なのですが、がんという病歴があるとなかなか採用してくれません。でも、「生きてるだけで儲けもの」ですよね!頑張らないと!
ちなみに僕も、磨きすぎによる知覚過敏です(笑)歯医者には3か月に一度通うように言われています。歯周病にならないよう気をつけています。
しのりんさんのブログを最初から読ませていただきましたが、治療、本当に大変でしたね!そして後遺症と闘いながらのお仕事もまた大変だと思いますが、無理をなさらず、過ごしてください!
コメントありがとうございます。
上咽頭癌の経験者の方は咽頭癌の中でもレアキャラなので、
非常に嬉しいです。
放射線をやらずに、抗がん剤だけで克服されたという方は
初めてです。凄いですね。
耳鳴りや髪の毛などの後遺症がある代わりに、味覚や唾液は
ほぼ回復されているという点も、やっぱり違うんですね。
勉強になります。
後遺症は違えど、共に生きているということは共通点なので、
共にボチボチ頑張りましょう。
仕事、見つかるといいですね。
社会も癌と共存するのが当たり前の社会にはやくなって欲しいです。
僕も仕事はボチボチペースでがんばります(笑)