上咽頭癌&後遺症との戦いぃぃぃぃ!

2013年4月に突如の上咽頭癌ステージ4の告知を受けてからの入院闘病記と退院後の後遺症について、記録をしていきます。

入院開始~治療開始まで(2013.05)

2013年11月30日 | 上咽頭癌
GW明けの5/7。

とうとう、東大病院での闘病生活がスタートした。
ネットで色々と情報を調べていたものの、いざ入院生活が始まると恐怖は倍増した。
しかも入院生活は2か月以上と長期となる。

入院当日に、担当の主治医と研修医2名が挨拶にきて、今後のスケジュールを
色々と話し合う。


■癌治療の前に事前に行う事。
1)口腔外科での歯の状態確認
2)放射線科での問診&顔固定用のマスク作り
3)胃食道外科での胃瘻形成
4)IMRT治療用、CT及びMRIの撮影


1)では、虫歯の確認を行い、放射線治療前に
  虫歯になりやすい歯は抜歯となった。
  検査の結果、左側上奥歯の親不知を1本抜歯となる。

  放射線治療後は抜歯は出来なくなる。
  また唾液が出にくくなる為、虫歯になりやすい為、
  歯科での定期健診が必須との説明を受ける。


2)放射線治療(IMRT)の治療を受けるにあたり、
  照射中の顔固定用の網状のマスクを作成する。
  放射線はミリ単位で照射を行うため、患者それぞれの顔を
  固定する特注のマスクを作成する。
  (僕はこれを通称:デスマスクと呼んでいた)


3)放射線治療は平日5日、毎日2グレイづつを35回=合計70グレイを
  受けることになり、20回目あたりから、口の中が火傷状態になって
  味覚障害も出て、摂食困難になるとのことで、事前に「胃ろう」を作る事になった。


4)IMRT照射の為のデータ作成用に再度、CT及びMRIを撮影することに
  なった。人生の中でこんな短期間でMRIを撮ったのは始めて。




上記4つの事を行い、2週間後の5/21~地獄の放射線治療+抗がん剤治療が
ついにスタートをする。





告知~入院まで(2013.04)

2013年11月30日 | 上咽頭癌
はじめまして。
しのりんといいます。

私は東京で社会人をしながら、休日は趣味の英会話、DJ等をしながら
都内で生活をしていましたが、2013年3月に咳が止まらない、声がかすれるという
症状が続き、近所の耳鼻科を受診しました。

とりあえず、風邪だろうという事で2週間ほど咳止め&風薬を処方されていましたが、
一向に改善せず、再度受信したところ右首にしこりがあり&声帯の動きが悪いとの診断を受け、
急遽→大学病院にて検査→検査入院となり、その2週間後に「上咽頭癌ステージ4」の告知を
受けました。


父親の家系も、母親の家系もがんは殆どおらず、自分の両親も健康で暮らしているのに
なんで自分がいきなり癌でしかもステージ4なのか?と医師の告知の意味が理解するのに
時間がかかってしまいました。

自分は酒は飲むけど、ここ数年は晩酌はせず、タバコも飲み屋に行った時にたまに吸う位で、
毎年会社の健康診断では問題無しとの診断を受けていたのに。。。。


色々な事が頭をよぎりましたが、過去を振り返ったところで、告知という現実を捻じ曲げる事は
出来ず、検査入院をした大学病院では、放射線+抗がん剤を行わないと命が危ないから、
すぐに治療を始めましょうとの話になりました。


突然目の前に現れた「進行癌⇒死」という現実に目の前が真っ暗になりました。
その日の夜、このままでは「自分は確実に死んでしまう」という現実を受け入れるしかなく、
四人部屋のベットで泣きました。

そして、泣きながらネットで自分の癌のことを朝まで調べまくり、翌日も翌々日も一日中
病気のこと、治療のこと、後遺症のこと、を調べまくりました。
このまま死ぬわけには行かないと思ったのです。


3日後、耳鼻科の主治医、放射線医師と色々と話し合いをしましたが、治療方針と、
放射線機器が最新機器ではない事を知り、この病院での治療を拒否。
自分で色々調べた結果、癌治療は最初が肝心。医者任せではなく、自分で納得のいく
医療機関で治療をしないと一生後悔すると考え、自分の身体を委ねる場所を自分で選択する
ということを選びました。(時間はあまりありませんでしたが)


自分で調べた結果、国立がんセンター東病院、東大病院のどちらかで、治療を受けたいとの
希望を言い、セカンドオピニオンの資料とデータを作成してもらい、ひとまず退院。


翌日から自分で、問い合わせを行い、複合的に検討した結果、東大病院にて治療を
受けることになりました。
(IMRTでの頭頸部癌の治療件数と、アクセスの良さ、耳鼻科主治医の対応の良さ等々。。。)


入院日はGW明けの5/7で決定。
病室は闘病が厳しいと予測をしていたので、お金はかかるが、風呂とトイレが病室にある
2人部屋を選択(この選択は正解でした)
ベットから外が観たかったので、窓側のベットを強く希望して通してもらう。



そして、これから約3ヶ月半の入院生活が始まりました。
このブログを通して、同じ治療をされた方や、これから治療を受ける方、
今現在治療を受けている方などと色々な交流が出来ればと思います。


宜しくお願いします。