ほりでぃ・キッチン

たわいもない日常を暮らす中で感じた
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誕生日は、つつましく、ひっそりと

2009-08-13 22:50:53 | 家族のハナシ
今日は、息子の21回目の誕生日でございました。

久しぶりに家族揃って夕食でも…と思っていたのでございますが、

「今日は、中学時代の友達が誕生日会を開いてくれるって。だから夕食はいらない!」

…仕方のないことでございます…
21歳にもなって、家族で誕生会もないのでございますね。

ならば、娘と夫と夕食でも…と、思っておりましたが、
娘も、これまたバイトで家にはおらず、
夫と二人で、わざわざ夕食に出かけるのも、
家計費がもったいないのでございます。

というわけで、本日は、夫とふたり、
冷蔵庫にある物で、つつましく、ひっそりと息子の誕生日をお祝したのでございます。


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と、ここまでは、岸田今日子さんの「大奥」風のナレーションで…

ここからは、
「となりの芝生」泉ピン子姑風で!

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あんたねえ、そりゃあ、子どもはいつかは親離れしていくもんですよ。
でもね。せっかくご馳走をこしらえて、
家族でお祝いをしてあげるって言ってるのに、
友達と出かけてしまうとは、ああ、情けないったらありゃしない。
まったく、母親の(まあ、私自身のことですわな)しつけがなってないから、
こんな、ロクでもない事をしでかすんですよ!
そのうえ、また朝帰りってんだから、驚くほかないってもんですよ。
まったく、今の若いモンは何を考えてるんだか。

私たちの若い頃は、誕生日といえば、
母親がこしらえたケーキとご馳走を囲んで、
家族みんなでお祝いしたもんですよ。
それが、まあ、まったく。
自分ひとりで大きくなったような顔をしてからに。

情けないったら、ありゃしない。

こうなったら、もう知った事ではありませんよ。
勝手になさい!

その代り、
玄関の鍵もチェーンもかけておきますからね。

こっそり夜中に帰ろうったって、そうは問屋が卸しやしません。
帰るなら、お天道様が登ってから、
堂々と帰っていらっしゃい。

そして、母親も、いい加減で子離れしないと。
だいたい21歳で誕生会だなんて、子ども扱いもいい加減になさい。

まったく、子どもも子どもならば、親も親。
こんなことでは、立派な大人とは言えやしない。

いいわね? わかったわね?

はい。それでは、もう寝ましょう。
おやすみなさいませ。

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ここで、「ポン!」と鼓の音がして、
石坂浩二の「次回のお話は」というナレーションが入り、今回は終了。
(あ! これは「渡る世間~」でした。チャンチャン。

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