ときめ句ノスタルジッ句昭和親父の温故知新

思うままに、俳句と唄を、昭和の匂いをぷんぷんさせて。

落語一席するやうな秋なすび

2019-10-12 | 老いの俳句
     


     秋茄子や尻を下ろす藁座布団


     


     それぞれに身の上ばなし秋なすび


     


     秋茄子のひそひそ話聴く畑


     


     ぶら下がり生る秋茄子の孤独かな


     傷の痕これも味はひ秋茄子


     


     掴みたる老いのよろけて秋茄子