読み切れなくて、週末の京都行にまで持って行ってしまいました・・
感想。
万城目さんは、やっぱり甘い。
いい意味で。
小説家としては、悪い意味かも。
でも、それが万城目学と言う作家であり、魅力なんだとも思う。
私は、嫌いじゃない。
「力」関係の描写が今ひとつわかりにくい気もするけれど、とにかく、日出本家姉弟が面白すぎる。
凄すぎる。
ちょっと1冊じゃ描き切れない気もする。
琵琶湖相手と言うのも、さすがに相手がデカ過ぎる。
主人公が高校生で、のんびりした琵琶湖のほとりの物語だけど、『プリンセス・トヨトミ』以上のスケールの大きい、ホラ話だ。
どこに着地するんだろう、これ?
と思っていたのだけど、ああ、やっぱり、万城目さんは甘いんだな、と感じた。
だから、賛否両論あるだろうけども、私も甘い人間なので、私は『しゅららぼん』、好きです。