万城目研究

「鴨川ホルモー」とか「プリンセス・トヨトミ」とか「鹿男あをによし」とか

『偉大なる、しゅららぼん』読了

2011年05月16日 | 『偉大なる、しゅららぼん』

読み切れなくて、週末の京都行にまで持って行ってしまいました・・

 

感想。

万城目さんは、やっぱり甘い。

いい意味で。

小説家としては、悪い意味かも。

でも、それが万城目学と言う作家であり、魅力なんだとも思う。

私は、嫌いじゃない。

「力」関係の描写が今ひとつわかりにくい気もするけれど、とにかく、日出本家姉弟が面白すぎる。

凄すぎる。

ちょっと1冊じゃ描き切れない気もする。

琵琶湖相手と言うのも、さすがに相手がデカ過ぎる。

主人公が高校生で、のんびりした琵琶湖のほとりの物語だけど、『プリンセス・トヨトミ』以上のスケールの大きい、ホラ話だ。

どこに着地するんだろう、これ?

と思っていたのだけど、ああ、やっぱり、万城目さんは甘いんだな、と感じた。

だから、賛否両論あるだろうけども、私も甘い人間なので、私は『しゅららぼん』、好きです。


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