「鎮護国家」ということは
宗教家だけでなく
国を思うものは
たれしも念願していることであると
思います。
然し
時代の変遷に伴って
この願いは
もっと
拡げていかなければ
ならなくなりました。
国家を鎮護することが重大事であることは、
いつの時代に於いても 変わりはないのでありますが、
ただそれだけで 終わるものではなく、
一国は その国の安泰と繁栄の力をもって、
隣邦諸国のために尽くしていき、
国々は互いに 相睦(むつ)み 相たすけて、
地上の全国家が一つに和していくこと・・・
つづく