献花することは、JWでは異教の習わしとして行いません。
でも、何が献花で何が献花でないと言う明確な基準はありません。
王宣2011年5月の質問箱にはこうあります。
***以下引用***
■ 供花: 祭壇の周囲に置かれる花を供花と言い,これは死者の霊を弔うためのものです。当然ながら,棺の置かれている部屋や棺の中を花で飾り,場に明るさを添えるのは間違ったことではありません。
・・・,花を作ったのは異教徒ですか。異教徒が死人に対する犠牲として花を用いたからといって,葬儀などに関連して花を用るのはまちがっていると結論してしかるべきでしょうか。前述の著者ブラッシがさらにこう述べているのは興味深いことです。「こうした初期の由来はみな忘れられており,花輪には,魔術に類することは何もつきまとってはおらず,“思いを花で伝える”というのが西洋の習慣となっている」。
・・・ですから,花を贈るのは,その行為の背後にあるものが異教の信仰とは無縁で,正しい動機でなされるなら,さしつかえない ・・・
この様に説明されていました。
このことから、葬儀に花を用いることは問題なさそうなのですが、 異教の信仰とは無縁であれば良いとも書かれています。これは誰がどんな基準で異教徒とは無縁であると判断するのか述べられていないのでその場にいるJWがどう解釈するかになります。献花だと判断されれば献花をしたことになります。葬儀の当事者が「異教の信仰とは無縁」と主張しても受け入れられません。かなり曖昧で、見た人の感覚で決められてしまいます。
一般的に結果とは以下の手順で行われます。
● 献花の手順
- 1. 順番がきたら祭壇に向かって遺族に会釈します。
- 花を両手で受け取ります。 茎の部分が左側になっています。
- 献花台へ進み一礼。 ...
- 手を持ち替え献花台へ置きます。
- 手を組み合わせ、頭をやや下げ黙祷(もくとう)します。
- 献花後、信者は十字をきり、そうでない場合は黙祷または一礼します。
過去、JWの葬儀で棺に花を入れる行為は、まったく問題にされていなかったのですが、近年、その行為は献花とみなされるようになっています。いつ、どんな理由で変わったのでしょうか?
まったくわかりません。一般的には、棺に花をいれる行為は「別れ花」と言われているようです。この行為には宗教的な意味はないようです。
ある葬儀社のサイトには
花入れの儀とは、お葬式の最後の「出棺」の際に、参列した人たちが棺の中にお別れの花を捧げる儀式のことを言います。また、ここで捧げられる花は最期のお別れの花であることから、「別れ花」と呼ばれますが、儀式そのものを指すこともあります。
この儀式自体には宗教的な意味は無く、仏式、神式、キリスト教式を問わずに行われています。
ところが、JW組織では、「別れ花」は献花とみなし、それを行えば処罰の対象となります。しかし、献花に対する明確な判断基準がないのです。
まったく、その行為で処罰された人たちはたまったもんではありません。
今の自分にとってはもう、どうでもいいことですが・・・
いったいJW組織は独自の解釈をどこまで増やしていくのやら😞
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます