リゲイン狩猟日誌-頑張れマスターズ!

海外選手はこの五輪をどのように語り継ぐのか

連日、テレビやネットで話題になっている東京五輪、開催まであと1ヶ月程度、もうここまで来て中止は出来ないであろう

 

リゲインはアスリート側の目線でずっと考えてきたが、ここまで来ると違和感を払拭できないので自分の考えを整理しておきたいと思う

 

専門家からは無観客が推奨されているが、組織委員会はこの提言に歪んだ解釈を加え、開催する前提での対策も示されていると、、、

 

これは違う、どうしても強行するなら最低限こうしてくれと匙を投げたに過ぎない

 

リゲインはこの開催という問題より、開催以降を非常に懸念している。

 

何故ならば、パンデミックの中で強行される五輪は今までの五輪に対する国民感情を全く別のものに変えてしまう可能性があるからだ。国民にワクチンが行き渡らないのに優先接種されるアスリート、五輪と聞いただけで違和感、さらには怒りを感じてしまう人も少なくないだろう。

 

これは五輪に命を賭けて頑張ってきたアスリートにとって非常に不幸な話である、政府や組織委員会に応援されても意味がない、アスリートは国民に支援されてこそ意味があるのだ

 

またワクチンはドーピングコントロールで陽性反応を起こす可能性も指摘されている、選手のパフォーマンスにも大きな影響を及ぼす可能性も否定できない、接種を拒む選手も多数いるらしい

 

そして、最大の問題はこの大会に来る選手たちが五輪を終えて帰国した後、東京五輪をどう語り継ぐだろう、ワクチン先進国の選手たちをGPSで監視して選手村に囚人のように隔離したら選手たちはどう感じるだろう、ワクチン後進国のせいでこの憂き目を見るのある

 

おそらく「オリンピック史上最悪の大会」と語り継がれる可能性は高い

 

リゲインが住む葉山、毎日のように海に出ているが海外のセーリング選手の姿を見かけることはない、以前この時期は海外選手で埋め尽くされていたのに、

 

海面調査も事前合宿もなくぶっつけ本番の大会とすれば、もはやこの五輪はベストのパフォーマンスを発揮する場ではなくなってしまったのだ


数年前、海には海外のセーリング選手が沢山、海面調査や練習で来ていた

 

そして、まだ最悪のシナリオはある。万が一多くの海外メディアが自由に動き回り、新たな変異株が発生し、それが世界中にばら撒かれたら、、

 

この可能性を誰が否定できるだろうか?

 

このような事態が起きたら何の罪もない日本人が海外で危険にさらされる可能性もあるのだ、「hate crime」の対象がはっきりとJapaneseになるのである

 

現在ですら、五輪強行には海外で強い批判がある、そこで新たな変異株が発生して世界にばら撒かれる結果になったら・・・・・

 

とにかく無駄な心配で終わること祈るばかりである

 

 

今年はオーストラリアで「シドニーホバートレース」が再開される、過去3回オーストラリアチームとして参加し、皆と強い仲間意識で戦ったが今年は違う

 

もしこの「五輪博打」に負けた場合、もはや日本人は海外で心よく迎えてはもらえなくなる


気の良いオージー達ですら、もはや友達でいてくれなくなるかも知れない

 

五輪開催の可否、無観客開催、これらの議論はもう無駄のようだ

 

すでにサイは投げられてしまった、あとは丁か半かの賭けなのだ

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