丹沢での管理捕獲(有害獣駆除)が始まってから早くも1ヶ月が過ぎました。
今期は出猟日数が少ない上に昨年まで勢子(犬使い)を担当していた方が体調を崩して親方自ら勢子をやっている関係で犬の確保が結構大変なことになっています。
丹沢の鹿猟では猟犬を使うのが常となっています。
我々のグループでは屋久島犬のモネ(鼻は効かないが足が早い)ハウンドのアナとマロン(足は遅いが鼻が効く)の3頭を使っています。
我々の犬の静止画がなかったのでGoogle検索で見つかった似ている画像を使わせて頂いてます
それぞれ特性があって、屋久島犬のモネはモノを見つけると速い鹿を健脚を生かして追いかけて行きます。ハウンドは鹿の匂いを取るとその匂いを頼りに追跡を開始します。
我々の犬の静止画がなかったのでGoogle検索で見つかった似ている画像を使わせて頂いてます
いずれもモノを発見するととことんまで追いかけ、仕留めるまでは諦めません。
従って、鳥獣保護区に逃げ込んだモノを追いかけてしまうとそれはもう大山(1272m)の上の方まで追って行ってしまうのです。
先日はやはり同じような状態でした、幸い自分が走って2頭を確保、その後車で数キロ移動して秦野市から伊勢原まで移動して大山鳥獣保護区の上の方の崖で身動きできなくなっていた1頭を見つけて抱き抱えて下山しました。
こうやって考えると勢子ってのはつくづく大変な役割だと感じるのです。