コロナ禍家族に会いにシンガポールに行く

検疫隔離を初めて経験した。戸惑うことばかりだったので、レポートしときます。

振り返って

2021-02-20 11:46:32 | まとめ

このブログをきちんと完成させようと思っていたが、なかなかできなかった。自分でも理由がわからなかったが、今回の体験は海外経験が豊富な私でも、大変な体験だったのかと思う。単に歳のせいか?!

○シンガポールの免疫隔離

徹底していたと思う。シンガポールはコロナの押さえ込みに成功している数少ない国だが、これだけしっかりやればできるんだなと感じた。でも後で書くけど、抜けているところもある。

ともかく入国する人は全員飛行機に搭乗72時間前のPCR検査、14日の隔離を義務付けていた。

自国民の帰国者も同じだった。ただし、帰国者は隔離の費用、入国後のPCR検査は無料だった。(ある日時以降に出国した人からは、費用を払わなくてはならなくなった。)

 

◎ネットの力が大きい。スマートフォンが必須だった。

ここでは、全体を見て大雑把に説明するが、シンガポールの入国管理は、デジタル化が日本よりかなり進んでいて、私の入国の申請などは全てシンガポールに住む家族にやってもらった。彼らは全てネット(と電話)でやってた。私の側もスマートフォンとネット環境は必須だと感じた。その申請に自分のパスポートの写真を撮って送ったり、指定されたパスポート写真のアプリで自分の写真を撮って送ったりしないといけなかった。シンガポールは、諸手続きに紙で書いた書類や写真を必要としてないようだった。というか、デジタルでないと手続きできないような印象を受けた。

申請提出→OK出るとすぐに3日以内にホテル隔離SDG2000とPCR検査の費用を振り込む→振り込みが確認されたら許可証が出る(これもメールで送られてくる)でも本当の入国の際に必要な許可証は、入国前に向こうから来た健康状態に関する質問に答えた後で送られてくるものだったように思う。

実際にシンガポール空港に到着した時もスマートフォン上に表示された許可証を見せる。私は、日本で使っているiPhoneは使えなくなると思って、プリントアウトして持って行ったが、それではダメで、場所を移動させられて、ここでスマートフォンのメールを開いてと言われて開いたら、自分のgmailを開けることができて入国管理事務所から送られてきた許可のメールをスマートフォンに表示できて、それをまた戻って見せたら簡単に通過できた。

 

隔離には、シンガポールで使用できる携帯電話が必要と言われたが、隔離中は必要なかった。

 

シンガポールの検疫隔離は私が思っていたのと根本が違っていた。私の健康状態とかの確認は一切なかった。要するに14日間隔離するだけ・・・。体温をチェックする電話すらかかってこなかった。だから、私が、シャワーで滑って頭を打って意識不明でも誰も気がつかない。部屋に監視カメラがあって見張っていたというなら別だが・・・それは、いくらなんでもないだろうし・・・

 

シンガポール内でショッピングセンターなどに入る時は、コロナ用のアプリが必要でここで、シンガポール用の携帯が必要になった。これが無いと入れてもらえなかった。スマートフォンが無いと不便な世の中になると感じた。

 

携帯電話(スマートフォン)は重要だとなんども思った。海外出張のお多い身内に、ネット環境は整えて行ったほうがいいとアドバイスされた。自分でもネットは頼りだと思っていたから、行く前から確保しておこうと思って「いってQ」の契約をしようとしたが、1月以上なので、2万円以上かかり、私には、高価だったのでやめたが、やって行ったほうがよかったかも・・・海外についてから、私のiphoneにauから海外でもそのままiphoneを使えるプランの案内が来た。出発前に契約したら1日¥500弱、出発後なら1日1000円弱だった。1000円は高すぎるけど、500円弱だったら契約してくればよかったと思った。日ごろ自分が使っている携帯を海外でも使えるのはありがたい。

 

万一のことを考えて、海外旅行者用の医療保険に入った。万一どこかでコロナになったら、海外では、ものすごく高額になるだろうから、コロナ以外の病気でも高額になるものね。周りのものに大きな迷惑がかかる。海外経験は多いが、保険は所属先がやってくれていたので自分でやるのは初めての経験だった。時間もないし・・・ネットで簡単に入れる保険をネットで探した。

最初に出てきたのが損保ジャパンの保険でそれにしようかと思った。コロナにも対処していることが明記されていて、「いいなあ。」と思ったが、高価だったので、もう一度探して、三井住友海上火災保険の保険に入ったが、これは、失敗だった。帰りの便がキャンセルになって、5日間延長になったが、対処があまりに悪かった。すぐに24時間対応の電話が繋がって、さすが老舗だと思ったが、その後がいけなかった。人に情報を伝えるには、もっときちんと事実を伝えなければならないが、今の私には、その気力がない。私が、再度旅行者用の海外の医療保険に入らなくてはならなくなったら、三井住友海上火災保険だけは避けることだけは伝えておこう。

 

最初に書いたシンガポールの免疫隔離の抜けているところは、

シンガポールは、自国に入国する人には厳しけれど通過する人には全く注意を払っていないということだ。

行きの飛行機が私の専用機だったので少数だろうと予測していったら、帰りの飛行機は団体客(外国から日本で働くために団体でやってくる若者達)で一杯だった。彼らは、どこの国から来ているのかわからなかったが、シンガポール空港でトランジットだった。彼らの中には明らかに風邪の症状の人が数人いた。

私は、日本の入国管理の検疫に批判的だった。コロナの押さえ込みに成功しているシンガポールからの帰国者にPCR検査をしろと言ったり、公共交通網を使うなと言ったりするのは、アホやと思っていた。でもこれは私の間違いだった。コロナがないのは、シンガポールの空港のセキュリティーまでだけだった。

それでも、万一空港内、飛行機でコロナをもらったとしても、PCR検査も陰性になるだろうし、帰りの道では、まだ人には移さない。

空港から家まで公共交通網を使ってはいけない。タクシーもいけない。というのは、不当な扱いと思う。

地方の我が家は、空港から遠い。私は、運転できない。家族に頼んで迎えにきてもらうしかなかったが、その日は、寒波で雪とアイスバーン状況、空港への道に慣れていない家族にとってもかなりリスクが高かった。

到着時にPCR検査をして陰性がでたら、公共交通網で帰ってもいいと思う。飛行場飛行機の中でもらった可能性があるなら、その後の10日の自宅隔離は仕方ないと思うけど・・・。

飛行機に乗る前PCR検査を徹底すればリスクはもっと下がる。うつる病気の人は、飛行機に乗らないでほしい。私は、家族で海外を移動していたから、風邪とか移る病気でも乗らないといけない時もあったから言いにくいけどね。

 

私の人生は、海外生活ばかりだった。「それを発信して少しでも後に続く人のお役に立てたら・・・」と思ってやってきたが、それも終わった。今回のことは、予想しなかったおまけだった。

体験を発信することで、少しでも誰かの役に立てたらと思う。

 

2021年2月20日                              kbbb

 

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿