モノたちの輝き

緊張感の無い日々の眼に映る記録

回想(カメラと自転車と私)

2020-05-26 13:01:01 | 田舎暮らし

そもそも四十数年前カメラを始めたきっかけは安治川だった

安治川は大阪湾河口から上流へ向かい

中之島で土佐堀川と堂島川の二つに分かれ

中之島を過ぎたところでまた大川と言う一本の川となる

中之島をまたぐ天神橋から

天満橋 桜宮橋(銀橋) 都島大橋 源八橋 毛馬橋天神祭で賑わう

(日本三大祭のひとつ天神祭はコロナで中止となった)

そして毛馬の水門を抜けると淀川となる

もともとこの四つの名前を持つ川は明治40年まで淀川本流だった

思えば大阪に住んでいた50年

日々の暮らしの中に必ずこの川があった

1日一回はこのどこかの橋を渡らない日はなかった

生活も仕事も遊びもすべてがここにあった

1970年代後半PENTAX SPの中古を買ってからは

私の大好な場所となった

場末のノスタルジックな安治川河口両岸

カメラを下げてよく通った

そこには無料の渡し舟があり両岸のノスタルジーを楽しんだ

特にその頃は

錆びつき朽ちたものに魅せられていた

寂れていた場末は今では海遊館やUSJとなり華やかになった

1980年代自転車に乗り始めてからは

旧淀川から淀川を京都まで

その途中の鳥飼大橋 枚方大橋までは

毎日朝昼晩と自転車を漕いだ時期もあった

各地のロードレースにもカメラと一緒に参加した

その頃ツーリングで1日200キロは平気で走っていた

カメラ自転車は常に一体だったあのころ

私の大阪暮らしは淀川無しには語れない

この川沿い以外大阪を知らないかも知れない

今頃になってつくづくそう思う


回想

2020-05-26 01:01:01 | 田舎暮らし

大阪市内に約50年ほど住んでいた

大阪を離れようと準備をしている頃突然

安治川のほとりに派手に大漁旗をなびかせて漁港が現れた

新鮮な海産物が売られ

ちょっとした憩いの場となった

今はもう無い

 

 

 

 


伊賀上野城の石垣

2020-05-23 01:01:01 | 田舎暮らし

築城1585年

天守閣は完成間近に倒壊と言う伊賀上野城

しかし石垣は当時と変わらない

435年前石職人がこの隙間にこの丸い石を詰め込んだ

遥か昔に思いを馳せたら

ただの石ではなくなる

それは石職人ではなくただの人夫かも知れない

その人物は1日の仕事を終えて

どんな家族の元へ帰っていったのだろうか