SONY DATデッキ修理

ソニー製のDATデッキの修理をお受けしています。
長年、メーカーサービスでDATデッキの修理を担当いたしました。

DTC-A8 修理

2017-07-29 00:49:25 | DTC-A8

DTC-A8

DATデッキを修理させていただきます。

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DATデッキの修理のお問い合わせは次のメールアドレス mayuki_2001@yahoo.co.jp 

まで、お申し付けください。


お電話 TEL080-5246-9320 でもお受けいたしております。

 

メーカーサービスでDATデッキの修理を担当した経験を活かして丁寧に仕上げさせていただきます。

 

DTC-2000ES DTC-1500ES DTC-1000ES DTC-500ES DTC-77ES DTC-A8 も年数経過によりメーカーでのサポート(修理)が終了しましたが、当方では長年DATデッキの修理に携わった経験を活かして可能な限り修理の努力をさせていただいています。


修理のお問い合わせはこちらをポチっとクリックしてください。

 

重要 DATデッキの修理業者を名乗る悪質な自称修理、悪質な中古販売業者(転売業者)、ヤフオク、メルカリの悪質な危険な転売屋が存在します。

これらのデッキの中には、出鱈目なイジリー行為により、異常加熱を起こし樹脂製の部品が溶解する事故も発生しています。

ご自身の大切ないのちを守るため、必ず、こちらをポチっとクリックしてご覧ください。

 

こちらの姉妹サイトでDATデッキに関したお役立ち情報を発信していますので、お時間がございましたら、こちらをポチっとクリックしてご覧ください。

 

 

当方、世界一の修理品質を目指し、使用する部品(ピンチローラー)につきましても新規に製造していただいた部品を使用しております。

 

 

当方が修理に使用しているピンチローラーの詳細につきましては、こちらをポチっとクリックしてご覧ください。

 

 

 

私に修理をお申し付けいただいた機体には6ヶ月間の修理保証を設けさせていただいております

 

修理保証につきましては、こちらをポチっとクリックしてください。

 

 

 

 

DAT修理で最も大切なことは、お客様のテープを安全かつ安心して再生できるようにさせていただくことだと考えます。

 

お客様のマスターテープを安心して再生できるように、徹底した修理・調整をさせていただいております。

 

具体的には、新旧さまざまなテープ、クセのあるテープで調整を行っています。

 

場合によってはメカシャーシを交換させていただく場合もございます。

 

 

 

おかげさまで、世界的に有名な音楽制作プロダクション様、著名なアーティストの皆様、レコード会社様、お仕事でお使いになる企業様、音楽を愛し本質を求められる聡明な皆様に修理のご依頼をいただいております。

 

 

普段、お客様がご覧になれない箇所だからこそ、お客様にご覧いただく必要があると思います。下記は私の修理・調整の例です。

DTC-A8等に採用されている4D.D.メカは、テープパスに問題があり、T2ガイド、Fガイド等でテープがカールしたり、テープにしわができて走行している場合がありますので、修理でお預かりさせていただくデッキは、全数対策を行い、テープパスの再調整をさせていただいております。

DATデッキは、テープがカールしたり、テープにしわができて走行していても、きれいな音が出力されますので、お気づきになることが困難です。

修理前(お預かりさせていただいた時点)

 

修理・調整後

 

 

お預かりした時点(修理前)

 

 

 

 

DATデッキ(4D.D.メカ)修理・調整後

 

 

 

 

DTC-A8の修理の一部をご紹介させていただきます。

 

磁気テープは埃が大敵です。

メカデッキをすべて分解、クリーニングして、適切な処置と対策を講じながら再組み立てを行い、テープパス等の各種の調整を厳密に行います。

DAT修理の真のプロならではのメンテナンスで安全かつ安心してテープを再生することができるようになります。

 

メカデッキを全て分解して丁寧に清掃します。

 

メカデッキの裏面も丁寧に清掃します。

 

ローディングリングを清掃して適切なグリスを適量塗布します。

 

リミットスイッチを取り外します。

 

生産から数十年経過していますのでリミットスイッチの接点が真っ黒です。

ギア欠け、誤動作予防のため、リミットインスイッチの接点をクリーニングして適切な接点グリスを適量塗布して再組み立てを行います。

 

 

リールモーターのブレーキパッドを交換します。

 

リールモーターを清掃して適切な処置を行います。

 

キャプスタンモーターの軸受けの処置を行って、よりなめらかに回転するようにさせていただきます。

 

キャプスタンモーターの軸受けの処置を行って、よりなめらかに回転するようにさせていただきます。

 

 

カセットコンパートメントを分解して適切な処置を行います。

 

RFアンプ回路の基板の補修を行ってチップ電解コンデンサーを長寿命品に交換させていただきます。

基板の腐食が見られない場合でもチップ電解コンデンサーを長寿命品に予防交換させていただきます。

 

 

 

テープパス等の各種の調整を厳密に行います。

 

テープパス、DPG、FWDトルク、バックテンショントルク等の各種の調整を厳密に行います。

DPG調整はテープ上の記録の開始位置を決める大切な調整です。

 

FWDトルク、バックテンショントルク等の調整を行います。

トルク調整はテープパスにおきまして、とても大切な調整です。

 

 

DTC-ZA5ES DTC-A8 ID書き込み時(アフレコ時)のノイズ(修理前)

 

 

 

DTC-ZA5ES DTC-A8 の修理後のRF波形です。 

 

 

※DTC-ZA5ES DTC-A8はLPモード(長時間モード)で記録したテープにスタートID等のアフレコを行うと、IDをアフレコした箇所にノイズが入る持病(症状)が出ることがありますが、この症状につきましては、部品の供給ができなくなりましたので、現状のままとなります。(この症状につきましては、修理が困難です。)

 

 

 

 

経年変化で操作スイッチ(タクティルスイッチ)の接点が劣化していますので全数交換します。

 

 

生産から数十年経過していますのでスライドスイッチの接点が真っ黒です。

 

 

 

 

生産から数十年経過していますのでリミットスイッチの接点が真っ黒です。

 

スライドスイッチの接点をクリーニングして適切な接点グリスを適量塗布して再組み立てを行います。

 

 

スライドスイッチの接点をクリーニングして適切な接点グリスを適量塗布して再組み立てを行います。

 

 

 

 

 

回路基板の対策を講じながら劣化コンデンサーの交換および、予防交換を行います。

 

 

ご要望により、A/D回路、D/A回路のコンデンサーをオーディオ用高級グレード電解コンデンサーに換装させていただきます。

 

 

磁気テープは埃が大敵です。

デッキの内部をクリーニングさせていただきます。

シャーシの内部を清掃させていただきます。

 

シャーシの内部を清掃させていただきます。

シャーシの内部を清掃させていただきます。

 

電源トランスをクリーニングさせていただきます。

 

電源トランスをクリーニングさせていただきます。

余談ですが、電源トランスを水洗いしてヤフオク等に出品しているバカがいますので、ご注意ください。

絶縁が低下して事故につながります。

犯罪に近いと思います。

 

 
 
 
 
 
 
 
 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

DTC-A8の特徴

 

SBMを採用して高音質な録音を実現しています。

 

 

DTC-A8はパネルフェイスや外観は異なりますが、DTC-ZA5ESと双子のような関係です。


内部の主要回路、メカデッキ他はDTC-ZA5ESと、ほぼ同じ設計です。

 

セミプロ用に開発された機種がDTC-A8です。

 

その後、コンシューマーユースとしてDTC-ZA5ESが発売されました。



メインマウント基板のパターンは同じで、どちらの機種にも流用できるように合理的な設計がされています。

外観は前作のDTC-A7に似ていますが中身は全く別ものになっています。

DTC-A8は外観は異なりますが、内部はDTC-ZA5ESと酷似しています。
DTC-ZA5ESと同様に回路基板の対策が必要です。
この対策を行っていませんとサーボ回路、リールモーター等が故障してしまう恐れがあります。
その他、守秘義務がありますので、こちらに公開できませんが、DTC-ZA5ESと同様にメカデッキ、回路の対策が必須です。

私が出品させていただいています DTC-A8 DTC-ZA5ES は、これらの対策、処置を丁寧に行っています。
ご安心下さい。

デジタル録音機のアナログライン入力での録音の質を左右するのはA/Dコンバーターですが、DTC-A8はソニーのDATデッキの中でトップクラスの音質を持つ DTC-2000ES に採用されたハイデンシティリニアA/Dコンバーターシステムを搭載しています。

ハイデンシティリニアA/DコンバーターシステムはSBMを核とした高度なA/Dコンバーターシステムです。
PCM方式では恐らく最上のA/D変換システムになると思います。

ソニーではCD発売10周年の記念に合わせてCDの音質向上技術SBM(スーパービットマッピング)を開発しました。

20ビットサウンドデータをそのままCDに収録できれば良いのですが、CDのフォーマットは16ビットですので、従来は下位の4ビットを切り捨てるしかありませんでした。

SBMは20ビットサウンドデータを16ビットに変換する際、20ビットと16ビットの差分4ビットデータを切り捨てるのではなく、16ビットの中に織り込む技術で、16ビットフォーマットの限界を超えた、極めて上質なサウンドを再現します。

換言すれば、20ビットフォーマットに近似するサウンドを16ビットフォーマットで実現する技術です。

業務用機器では何百万円もするSBMレコーディングがコンシューマーモデルに安価に搭載されたことに大変驚きました。
音楽家、レコーディングエンジニアへのソニーからの贈り物と言わざるを得ません。

DTC-A8 は DTC-2000ES の後に開発されたモデルで、ハイデンシティリニアA/Dコンバーターシステムの回路構成も DTC-2000ES を踏襲しています。

ΔΣモジュレーター搭載のパルスA/DコンバーターIC CXD8493M)とデシメーションフィルター、SBM回路、A/Dダイレクトシンク回路を搭載したSBMデジタルフィルターIC CXD8482 で構成されています。 

CXD8482内のデシメーションフィルターから出力されるデジタルデータの量子化ビット数は20ビットではなく、24ビットの高精度で出力されます。
DATフォーマットの16ビットと比較すると256倍の精度の違いがあります。
これは特に微小振幅信号の再現性の差となってあらわれます。 

DTC-A8は24ビットと16ビットの差、8ビットを全て切り捨てるのではなく、上位の4ビット分を16ビットデータの中に織り込んでいます。(SBM) 

SBMはスイッチでON/OFFの選択が可能です。
SBMがOFFの状態でも極めて忠実度が高く他の録音機を凌駕し、CDを上回る音質で録音できますが、SBMをONにして録音すると、音楽がより一層滑らかになり、量子化ノイズも人間の耳の最も敏感な3kHz以下で最大10dB以上低減されます。 


再生時の音質を左右するD/Aコンバーターには、ゼロクロスひずみ、微分非直線ひずみを原理的になくした高精度アドバンストパルスD/Aコンバーター CXD8505 を採用しています。

CXD8505はフルフィードフォワード方式のデジタルフィルターを内蔵しています。
フル・フィードフォワード方式デジタルフィルター は CDP-777ESJ CDP-XA7ES 等でお馴染みだと思いますが、可聴帯域内の再量子化ノイズを軽減、余韻、ホール感等の領域で高い表現能力を持っています。CXD8505は、この空間表現能力と微小レベル信号がきれいに再現できる繊細でしなやかな音質を持っています。 

精度の高いD/Aシステムにより DTC-A8 はSBM録音の効果を充分に引き出します。 

CXD8505の採用によりDTC-A8 の再生時の音質は DTC-2000ESを凌いでいる部分があるかも知れません。 

DTC-A8 はA/Dコンバーター、D/Aコンバーター。SBMユニットとしても使用可能ですので応用範囲は広がると思います。

 

 

貴殿のかけがえのない大切なテープを安全かつ安心して再生できるように、
これまで長年メーカーサービスでDATデッキの修理に携わり、蓄積した修理技術を惜しみなく全て投入して、これが私の最期の修理になっても悔いのないように、そして何よりも私を使ってくださったお客様にご満足いただけるように、DAT愛と想いを込めて、必ずレイテに突入する決意と覚悟で丁寧に仕上げさせていただきます。

 

悪質業者の餌食になった方、ご愁傷様です。

もう、被害に遭わないように、よくお考えください。 賢明な判断をお願いいたします。

 

 

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