三浦しをん 「風が強くふいている」
箱根駅伝に情熱を傾ける、ギリギリ10人しかいない陸上部員たちの物語。
ほとんどの部員は陸上競技の経験がない。
しかも箱根を目指すのは彼らの昔からの夢なのではない。
青天の霹靂のようにある日一方的に宣言され、訓練に取り組むことを指示される。
この設定を目にして読み手の関心は、「随分と現実味が薄いけど、さあ、この物語は予定調和の結末に突き進むのであろうか?果たしてその過程は説得力のあるものであろうか?」
健康を損なうまでに無理をすることを美化・賞賛するのは受け入れられなかった
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