斎王子と黒猫タマのものがたり

「あ、たまねぇ猫さんの格好してる！」
「あぁ、夕霧の趣味でな」
「…………」


「むかーしむかし、あるところにとっても格好良い王子さまと可愛い黒猫がいました」


「へ？」
「面白そうだから付き合ってあげようよ♪」
「んー…仕方ないな」


「王子さまは、小さい頃に拾ったこの黒猫が可愛くて可愛くて…」
(捨て猫かよ！)


「可愛くて仕方ないので…」


「許嫁もいるというのに毎日毎日いつも猫を膝に乗せ、
寝食を忘れて愛でていました」
(なんだこの流れ！さてはひなこ、変な本読んだな！？)

「しかし！！」


(何だ！？)


「王子さまがメスだと思っていたこの黒猫、実はオスだったのです！！」
(いつも一緒にいるんだったら気づけよ！)

「驚いた王子さまはこう言いました」


「まぁ、いっか」
(は！？よくねーだろ！)


「それからというもの、ますます王子さまはその猫を可愛がるようになりました」


「タマ、愛してるよ……」

「めでたし、めでたし」

「………ってなんでやねん！！」
ボカッ！


「調子に乗んな」
「いや、俺はただひなちゃんのナレーション通りにしただけで」

今年も同じオチで頑張ります(苦笑)

では、出演者紹介ー。


ねこ。
愛称：タマ
黒猫なのに色素の薄い肌と絶対領域がチャームポイント。


斎王子。
庶民の間で「いやらしい顔の王子」と言われてるとかいないとか。
許嫁に「猫と結婚したら！！」と平手打ちされたことがあるほどの黒猫好き。


なんだか続編を書きたくなってきた(笑)



王子には双子の弟(上)がいたりして。
猫をめぐって三角関係に…。


兄。
すごく性格悪そうだけど私はこっちの方が好き。


弟。
病弱そうだ。(ありがち)

……そんなつもりで撮った写真ではないのですが
このスカート、似合ってるんだか似合ってないんだか。
ニュースのルカはあんなに王子様だったのになー。
ちなみに付属のショールは、やたらと生地が厚くて大きいので羽織らせにくく
その上、白シャツに繊維がすごく付くので封印しました

この記事で「環・雛・斎」カテゴリーが丁度１００件目になりました～。
思ったより少ないんだなぁ。
もっと頻繁に更新したいですが、なかなか