Soul 虎の穴

magictones



 マジックトーンズの70年のシングル。ウエストバウンドでの4枚あるうちの3枚目。曲はデトロイト・エメラルズの手により作られ、バック・バンドは後のチャプター8らによるそうだ。その辺りも実に興味深い。とにかくこのバンドの力強い演奏は秀逸であり、ファンキーなミディアム・アップのグルーヴに引き込まれること間違いない。また特徴的なのは、バスドラを表に出したミックスでよりリズムを強調している点だろう。ヴォーカル・グループ然とした楽曲というより、トータルのサウンドとして聴かせようという意図や、あるいは70年という時代をも感じてしまう。ファンクが席巻していた時代、そんなことをサウンドから感じながら、デトロイト・ソウルとして違和感なく聴ける曲である。
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