真っ赤なスイフトスポーツと暮らす with Dream50&Bianchi

FIAT PUNTO SPORTING ABARTHより軽自動車3台を経て、真っ赤なSWIFT SPORTに乗り換え

三菱純正ナンバーフレーム

2015-11-10 16:04:10 | 三菱 i(アイ)

 ということで、プレオでもR2でも毎回やっている小ネタ。三菱純正のナンバーフレームを入手しました。オークションで1,300円ほど。この手のナンバーフレームは、新車で買ったときに値引きしてもらいつつ、ディラーオプションでおまけで付けてもらうというのが一般的だと思います。メーカーでも販売時に、あれもこれも付けてサービスしますよというような、お得感を演出するために出しているのでは。カー用品店だと、2枚で1,000円~2,000円程度で売っていますが、ディーラーオプションの純正品の場合だと、後から買おうとすると1枚約3,000円、2枚だと6,000円というそこそこの値段になります。


 量販店で売っている社外品でもいいのですが、純正品は品質が良いということと、やはりこの社名の入ったエンブレムがポイント。オークションだと、1,000円~2,000円もあれば入手できます。安めの中古品なので、買ってからピカールで磨こうと思っていましたが、なかなか綺麗なものが届きました。


 ということで、休みを待って取り付けを行います。


 ついでに手持ちの後付けミラーも付けてみる。カーメイトのもので、10年位前に買ったもの。


 ミラーはこのような感じ。カー用品店に行くと、シンプルなものが800円~、ブルー鏡のものが2,000円~程度から売っている。シンプルな角型ものが良かったが、丸くてポップな色合いが合っているといえば、合っているかも。


 ナンバーを外してフレームにはめ込む。軽自動車の場合、封印がないので手軽にできる。普通車の後付フレームは、どうやってやるのでしょうか。昔は、アルミ製のものが多かったが、軽いプラスチック素材にメッキが施してある。この方が、軽いし扱いやすいので、取り付けもしやすい。


 所要時間10分ほどで完成。ドレスアップとしては、これほどお手軽で簡単なものもない。ついでにマフラー交換は出来ないので、マフラーカッターでもつけようかと思ったが、i(アイ)は、排気口が下を向いているため取り付けられない商品も多いよう。i(アイ)の純正品だと5,000円ほどで、あまり見栄えも大きく変化しないので、これは保留にします。


 小春日和の秋空が素晴らしく高いため、せっかくなので町を軽く散策します。


 ということで、街中のイエローハットに。割と大型店のため、品揃えも良くて見ているだけでも楽しめた。今時は、車によく積んであるようなぬいぐるみまで売っているんですな。結構、駐車場には車が止まっていたが、スポーツカーみたいな車種は一台も見かけなかった。


 太陽光の下だと、ナンバーフレームはメッキが光ってなかなか綺麗。


 軽自動車に高級感も何もないと思いますが、やっぱり少し高品質な感じは出る。


 別になくても良いが、あったほうがよい車のアクセサリーとしては一番かな。価格、取り付けの簡単さを含めて、お手頃さ、コスパの良さが光る。


 もうすぐ10年落ちとなる車ですから、やはりやれ感やくすんだ感じ、古臭さは出てくる。高価なパーツはいらないけれど、なるべく小奇麗にして乗っていたいものです。


 続いて電化店や雑貨店を見て回る。ネットで買うほうが安いし、欲しい品も確実なので、実店舗ではほんとうに買わなくなった。そもそも電化製品自体にも買う必要があるものがなくなりました。


 続いてブックオフに立ち寄ります。昔は、勤務先が街中だったため、仕事帰りにブックオフやらハードオフやら、雑貨店やらあちこち巡回して帰っていました。職場が郊外へと変わったりたり、忙しかったり、節約志向だったりといろいろありますが、こういうところにも、あんまり行かなくなりました。


 100円だったため、Tipoのイタリア車特集とフランス車特集を購入。Tipoは、創刊号あたりからずっと購読していたのですが、いつからか読まなくなった。情報はネットでいくらでも取れるため、このような情報を売る雑誌も大変でしょうね。あらためて調べてみたらナビが廃刊になっていたり、カーグラフィックも二玄社から別会社に移っていたりかなり変動があったよう。カー用品店の売上高も2005年頃がピークだったみたいです。少子化が一番大きいようですが、ここのところずっとワゴンやミニバン、エコカーの時代でしたからね。


 スーパーやらゲオやらを回って帰ります。軽自動車だと、このような買い物などをする時が実に楽ちんで、まさにそのような用途に特化した車だと実感します。


 数日前に洗車したばかりですから、まだまだ綺麗。やはりシルバーの車は、光が当たっていないと写真をとってもつまらない。冬になると日差しが弱くなるので、鮮明な写真を取れる機会が少なくなります。


 付けた本人すら付けたことを忘れてしまうくらいの小さなパーツですが、太陽光が降り注ぐ下では、車体とともにメッキが光っていい感じ。


 この車は趣味車でなく足車ですが、スーパーでの買い物に使えて、荷物も普通に積めてしまうミッドシップというキャラクターがいいです。まさに日常と非日常の同居。日常の使い勝手、経済性は大切ですが、非日常の部分も少しは欲しい。


 とりあえず、次の小ネタはもう取り寄せてあります。マフラーやアルミは高いし、アイの場合ストラットタワーバーも数が少ないので、ピラーバーなんか良いですね。ポータブルナビやドライブレコーダー、GPSレーダー付きレーダーなんかも、安いものがあったら入手したい。中古の車にそこまで金を掛けてもしょうがないという面もありますから、抑制しつつもパーツ選びをあれこれ考えている時間は楽しいものです。


 ということで、三菱純正ナンバーフレームと、秋の日の街中散策でした。

ラリーアートシートパッド&純正Turboエンブレム

2015-11-07 15:51:14 | 三菱 i(アイ)

 ということで、小ネタです。i(アイ)で遠出をして結構な距離を走ったのですが、写真が多いためそれは後日に。意外だったのは、600キロほど走って、4千円ほどと結構燃費が良かったこと。これは、SOHC4気筒ノンターボのベースグレードのR2とあまり変わらない。3000回転で最大トルクが出るようになっているため、あまり回転数を上げないようなエコドライブをすると、そこそこ伸びます。また、シートが合わないのか尻が痛くなった。やはり軽自動車で長距離は疲れるというのが感想。


 長距離を走ったため洗車しておきたいなと思ったのですが、あいにくの小雨。降ったり止んだりの天気。ネットで取り寄せた小ネタも届いたため、それも付けたいのですが様子見。


 ずっと晴天が続いていたのですが、ここのところ少し雨模様が続く。


 モーターファン別冊増刊の新型アルトのすべてを手に入れた。別にアルトに興味があるというわけではなく、ブックオフで100円だったため。スーパーオートバックスにて、新型のターボRSの新車をまじまじと見る機会があったのですが、写真より精悍でちょっとしたプレミアム感もあって、なかなかかっこよかった。ターボRSに続いて5速マミュアルのワークスが出るという話ですが、RSとはスズキのスポーティなモデルにつく記号だそう。スイフトでも一番スポーティなグレードはスイフトRSで、より特別なモデルとしてスイフト・スポーツがある。アルトの場合も、そういう位置関係なんでしょうか。


 そうこうしている内に雨が止んで時折晴れ間ものぞくように。早速、とどいた小ネタを取り付けます。ひとつ目は、ラリーアートのシートベルトパッド。アマゾンで1,280円。本物のラリーアート純正シートベルトパッドは5,000円もするため、もちろんパチもの。この手のものは、各メーカーともアマゾンやオークションでも数限りなく出回っていますが、あんまり安かったんで購入。


 刺繍は綺麗にしてあるし、パッドも薄めだがそんなに悪くない。糸がほつれたりしているので、耐久性は?だが、車内のワンポイントにはなる。サベルトの純正パッドは昔買って持っているが、そういうのをi(アイ)に付けるのもあんまりなので、ちょうどいいくらいかも。


 かっこはいいですな。ただ、こういうパッドを付けると装着時には窮屈だし、外した時はベルトがたるんで邪魔になる。社外品は、結構劣化するのが早く、汚くなるという難点が。とりあえず、どのくらい耐久性があるのか、見てみたいと思います。


 続いてTurboエンブレム。昔は、Turboということが高性能の証だったため、メーカー純正でボディサイドに巨大なTurboのデカールが貼られていたり、Turboエンブレムが付いていました。今は、Turboの意味合いが変わり小さな排気量で馬力をだすダウンサイジングのために用いられるようになり、このようなエンブレムが付くことも稀になりました。あまり流行らなくなったTurboエンブレムですが、オートバックスやオークションなどでは、社外品のものが数多く売られています。


 とりあえずi(アイ)が初めてのターボ車で、これまでターボエンジンに縁がなかった。せっかくターボ車を手に入れたなら、どうしても付けてみたいということで購入。これは、ホンダ純正のTurboエンブレムで900円ほど。ネットでは、Turboエンブレムを流用する際の有名な定番みたいです。メーカー純正のTurboエンブレム自体が少なくなっていることと、1,000円前後という価格自体の安さと入手のしやすさがポイントなのでしょう。雨風に晒される車外パーツはやはり純正品に限ります。なによりMADE IN JAPANだし。


 他メーカーの純正品だし、すでに他のエンブレムも付けているため、場所決めとフィット感に苦労する。i(アイ)エンブレムの下か、後から付けたMIVECエンブレムの下。エンブレムの厚みも書体も異なるため、一体感に欠けるがMIVEC Turboということで、MIVECエンブレムの下に決定。脱脂をしてマスキングテープで位置決めをして貼り付けます。


 このような感じ。一体感に欠けて微妙な感じですが、なんかえらく高性能車のような気になる。エコの時代に逆行した馬鹿そうな加減もいい。エンブレム自体は、さすがホンダ純正だけあって、質感は抜群。


 このエンブレム自体は、メッキがかなり綺麗なので、他のエンブレムとの相性やフィット感しだいだと思います。


 快晴にはならず曇天模様ですが、一応洗車を行った。機械洗車ですが、月一くらいのペースで定期的にやっておくと、車の傷みが全然違う。週末の割引料金でコーティングまでやって500円。コーティング700円で半額350円のところも見つけたが、そちらは少し自宅より遠いため、近場で済ませる。


 ターボ車も初めてなのですが、実はシルバー塗装車も初めて。クリア層が傷付きやすいため、ワックスやコンパウンドなどはソリッドカラー用とメタリック車専用と分かれていますが、そのためメンテが難しい(面倒くさい)という印象を持っていた。ソリッドカラーのように色褪せは少ないと思うが、艶が維持できる期間とかはどうなんでしょう。


 この車、フルノーマルなため、どうもおばちゃん臭い。ホイールをそれなりのアルミのものに変えてやれば、見た目もそれなりに引き締まると思うのですが。


 中古でもいいので、ナビも付けたいところ。ほとんど使わないため、なければなくてもいいのですが。


 次の小ネタは、もう目を付けてある。シフトノブを革製のものに変えたい。純正でも高グレードのGとTは、ハンドルとシフトノブが革製になっていて、それなりに質感が高い。ハンドルは、ハンドルカバーで対応するとして、問題はどのメーカーのものを使うか。革で編みこむという製品もあるのだが、それは面倒だしできあがりが不安。


 ということで、戻ってきました。i(アイ)は、ボンネットのプラスチック部分が巨大なため、ここが劣化して白けやすい。中古の低年式のものはほとんど白けている。純正品で交換すると15,000円とかかかるみたい。車屋で聞いた良い方法とは、つや消し黒のスプレーで塗装してしまうことだそう。ただ、それだと部品を外す必要があるため面倒だし、外し方がわからない。ネットでは、メラミンスポンジを使う方法と、熱するという方法も見つけた。それぞれ、表面を削る、溶かすということで、効果の程もわからない。ホルツあたりから劣化したプラスチックの艶出し剤とかも出ているみたいだが、とりあえずシリコンスプレーで対応する。溶剤が入っていないため、塗装にかかっても安心だし、タイヤも含めどんなとこでもいけるため、これが万能だと思う。雨で落ちてしまうのが難点。


 ターボエンブレムは、少し浮いている感じ。しばらくすれば慣れるかも。後で気に入らなければ、プラスチック製で丈夫そうなため、外して場所を移すなど再利用とかも可能だと思う。


 ということで、小ネタのラリーアートシートパッド&純正Turboエンブレムでした。

三菱i(アイ)プチインプレ・室内装備

2015-11-02 18:07:11 | 三菱 i(アイ) インプレ

 ということで、三菱i(アイ)のプチインプレ、インテリア編です。インテリアで一番目に付くのは、赤い装飾を施されたインパネとレッド地のシートでしょう。個人的には、スポーティで良いと思いますが、好き嫌いが分かれると思います。これは新車時にはグレー地と選択できました。またメーカーオプションで、ブラックインテリアを選択することも可能で、それらだと印象はまたかなり異なります。


 基調となっているのは、濃いグレーとグレーで、ドアの内側など広い面積がグレーで構成されていることから、グレーの印象が強いでしょうか。最近の軽だと柔らかい感じや高品質感を表現するためにベージュが多用される傾向にありますが、あまり女性受けするような柔らかい感じやファンシーな感じはしない。


 一応、車体高が1600㎜あるステーションワゴンなので、リア席は広くはないが狭くもない。室内長 x 室内幅 x 室内高は、 1,790 x 1,270 x 1,250なので今どきのハイトワゴンと比べると狭いと感じるだろうが、ミッドシップやRRの車だと、後席はあってもエマージェンシーシートというのが普通なので、そう考えれば十分な広さは確保されている。ただリアエンジンの上に乗っかっている関係で、シート位置が高かったりする。


 それでは、i(アイ)に乗り込みます。フロントガラスの面積が広いため、かなり開放感はあって窮屈な感じはしない。特にフロントにエンジンがない関係で前席は足元が広くなっているので、ドライバーの視点からだと広いと感じると思います。


 インパネの質感は、プラスチッキーであまり高いとはいえない。カラーの問題もありますが、この2006年頃という年式を考えれば、軽自動車の内装の質感は今ほどには求められていなかった。今時の、N-BOXカスタムとかデイズルークスなどのように、内装に普通車並みの質感を持った車から比べると、いかにも軽自動車というような質感。後付のナビとかモニター類を付ければ、多少はましになるのでしょうが。ただこれは普及グレードMの内装なので、高グレードG、Tだと本革ハンドルや本革のシフトノブが付くため質感が上がる。


 この車では、スパルコのレザーのハンドルカバーとカシムラの本革シフトノブ、社外品の革製のハンドブレーキカバーを装着している。


 メーターは、全グレードアナログのタコメーターにデジタルのスピードメーターを重ねたコンビネーションメーター。このようなタイプは、S660とかCR-Zアバルト500など、スポーティなモデルで最近良く使われている。まだ液晶モニターとかが軽自動車に使われる時代でもなかったため、こちらも質感はいまいち。100均のデジタル時計みたいだと評したインプレもあった。ただ、写真で見るよりは実際は立体的で、スポーティな感じはある。


 スイッチを入れると徐々に明るくなり、遅れてデジタル表示が浮かび上がる演出がなされている。液晶モニターで装飾された今時のものと比べるとシンプルすぎるけど、夜間見るとそれなりに綺麗。水温計は省略されており、燃費計もない。定期点検の時期を知らせてくれるという機能はついているけれど。シンプルなシングルメーターは、夜間だとレーシングカーみたいですな。



 L、LX、M、G、Tのグレードには、キーレスオペレーションシステムが装備されている。この時期くらいから、軽自動車にも一般的になってきました。


 ワイパー、ウォッシャースイッチは、短めのものが付いている。ワイパーには、速度に反応して間欠時間を自動で調節してくれる、間欠モードが備わっている。


 ウインカー、ライトのスイッチも短め。グレードによっては、ヘッドライトの消し忘れを自動で消してくれるヘッドライトオートカットの機能が備わっている。


 電動ミラーのスイッチと、ヘッドライトの光軸調整用のダイヤル。i(アイ)には、車を降りてからキーレスのUNLOCKスイッチを3回押すと自動でミラーが格納される機能が付いている。またパワーウインドウも車の外からキーレスで操作可能。ミラーを収納したまま走り出しても、自動で展開する機能も付いている。小技というか小ネタというか、説明書がないと気付かない裏技のような機能が色々付いている。


 ハンドルの右下辺りに給油口を開くレバー、その下にボンネットを開けるレバーがある。その上にカード入れが備わる。駐車券とか、高速の半券とか入れるためのものでしょうか。


 センターコンソールと一体型の標準装備のCDプレイヤー。Sグレードだとオプションになる。デザインはよいとしても、シルバー塗装がプラスチックっぽくて質感はいまひとつ。一般的な1DINと2DINの規格ではないため、社外品に代えたりナビなどをつける場合には、オプションのセンターパネルに付け替える必要がある。メーカ独自デザインのカーオーディオは、こういった場合に不便。


 ダッシュボード上に3.5㎝ツイーター。


 前席ドアに16cmスピーカーが付いている。音は、純正品なりのもので特に良くもなく悪くもなく。ツイーター+スピーカーという組み合わせなので、スピーカーのみのものと比べると良いか。オプションで8つのスピーカーとアンプ、ドアのデッドニングを含めたハイグレードサウンドシステムが選べた。


 エアコンのスイッチ類。全グレードフルオートエアコン付き。スイッチの感触は、なかなか質感が高い。ミッドシップレイアウトの関係で冷却水が多いため水温が上がりにくく、温風は時間がかかるらしい。


 エアコンの吹き出し口は丸型。このタイプは、閉じることも出来るし構造がシンプルなのでよい。


 エアコンスイッチの下に、カップホルダーとユースフルトレイ+アクセサリーボックスなるものが付いている。これ使い道が分からなかったのだが、カタログを見るとペットボトルのキャップを置いたりできるとある。アクセサリーボックスは、小物などが入れられる。深さがそれほどないので、キーレス用の予備電池を買いだめして入れている。


 助手席側にもカップホルダーが備わる。これは、デザイン的にちょっと可愛い。ちなみに後席にはカップホルダーが装備されておらず、オプション扱いとなる。


 グローブボックスとグローブボックスアッパートレイ。アッパートレイの中にインパネシークレットボックスというもうひとつのボックスが隠れており、ティッシュの箱を逆さにして入れると、グローブボックスアッパートレイからティッシュを引き出せるという機能が付いている。インパネにティッシュの箱を収納して外から引き出せるというアイデアは、他社でもあったと思う。


 ゲート式の4AT。i(アイ)には、マニュアルやCVTは存在せず、全車この4ATになる。Gグレードでは、シフトノブが本革製になる。オプションでMOMOのシフトノブも選べた。


 マニュアルがないのは残念ですが、このシフトノブが超ショートストロークで、ちょうど座席に座って手を伸ばした位置に配置されていて、意味もなくシフトノブを操作したくなるほど、カチカチと節度よく決まる。4ATも変速ショックがある昔の3ATのイメージからすると、かなり洗練されている。


 最近ではインパネシフトが多いですが、オーソドックスなフロアシフトが採用されていて、スポーツカーのシフトを操作しているような気分になる。収納ボックスなどもついておらず、ステーションワゴンっぽくない簡素さでよい。


 パーキングブレーキも軽自動車に多いフットブレーキではなく、オーソドックスなサイドブレーキ。質感は、そのままプラスチックそのもの。ここもオプションでMOMOのサイドブレーキレバーが選べた。


 前にエンジンがないため、FF車と比べると足元の空間が広い。他の一般的なワゴン車と比べて後席は狭めだが、運転席は広めでゆったりとしている。そのため足を前に投げ出すようなポジションが取れる。


 足元に謎のスペースがある。カタログを見るとフック付きのフロアコンソールということで、買い物した袋などをここに置けということみたい。またシフトレバーの前にもカップホルダーが備わっている。


 ドアは、円をモチーフとしたデザインがされていて、ドアトリムには物入れが備わっている。ドアハンドルも同じように円をモチーフとしている。プラスチック丸出しで質感もいまひとつだが、デザイン上で上手く処理して安っぽさを感じさせないという方向性みたい。


 運転席のシートには、シート高を調整できるアジャスター(リフター)が付いている。運転席の下に燃料タンクがあるため、シート下にスペースはあまりない。


 後部座席は、特に狭いというほどではないが、今どきのスペース効率を優先したワゴン車に比べるといまひとつ簡素で、特に工夫したと感じさせる部分は見当たらない。物を収納したり、置いておくスペースもない。エンジンが後ろにあるため、座席を下げることが出来ない。


 ドリンクホルダーも付いていないし、それほど重要視はしていないようにも見える。ごくシンプルで清潔感があるのは、好感が持てるけれど。


 ミラーは、まったく飾り気のないかなり簡素なもの。ミニカやekワゴンから流用しているかもしれない。 今のekワゴンには、アラウンドビューモニターやバックカメラモニターなんかが付いていますから、ここはものすごい進化を遂げている。


 バニティミラーは運転席のみ。Gグレードにはマップランプも付く。ここもすごく簡素な作り。オプションのブラックインテリアを選ぶと助手席にも付く。


 アシストグリップは、助手席のみ。軽自動車だとこんなものだと思いますが、今どきのハイトワゴン系だともっと立派な、ちゃんとしたものが付いているのかも。


 天井のランプはオーソドックスな作り。こちらもミニカやekワゴンから流用しているのかも。天井は消臭天井になっていて、匂いの元を吸着、分解してくれるという素材が使われている。そのためかはわからないが、何気に室内の匂いは良い。


 1600mmの車高があるため、天井はそれなりに高い。ただ、ボディ形状がラウンドしているため、後ろに行くほど窮屈になってくる。材質は明るい素材で、なかなか質感のよいものが使われている。この辺は、質感を売りにした高品質軽というだけある。


 ガラス面積が広いため、光が差し込み車内は明るく開放感がある。


 ただし、ボディ形状の関係で後方の視界はそれほど良いとは言えない。リアウインドウもリアドアも小さめ。


 エンジンがリアにある関係で荷室には深さがない。FF車だとこの下に、収納ボックスがあったり、スペアタイヤや工具などを収納しているが、i(アイ)では、そのようなスペースもない。一応、横にすればベビーカーが収納できるとカタログには謳われている。


 シートは倒すと水平な面が作れるようになっている。倒せば自転車くらいなら積めるか。一応リアシートには16段階のリクライニングが付いているが、この辺りが弱かったことが、デザインでは好評だったi(アイ)の販売台数が伸び悩んだ原因のひとつでしょう。その辺りを徹底的に分析したから、今のekワゴンとデイズの好調があるのでしょうが。


 防音、断熱を兼ねたシート。運転手とエンジンが同一のキャビン内に同居する構造のため、これはどうしても必要。スポンジ状で隙間を設けることで、表面積を稼いでいるそうで、メーカーとしても開発には力を入れたらしい。荷室に乗せた荷物にエンジンからの熱が伝わらないようになっているらしい。


 防音、断熱材の下には鉄板の蓋がしてあり、道具を使わず手で簡単に外せるよう、蝶ネジで4箇所を留めてある。しかし、今時むき出しの蝶ネジというのもどうなんでしょう。ここは蝶番を付けてボンネットのように開くようにして欲しかったところ。


 鉄板の蓋を開けると三菱・3B2型エンジンがのぞく。このエンジンは、燃費などを改善する改良を施されてekワゴン・デイズに引き継がれている。i-MiEVだとここにモーターが搭載される。ミッドシップとはいっても、床下収納のそれはほとんどワンボックスかキャブオーバーのバンか軽トラのよう。 せっかくの高性能エンジンなのに、もう少し見せる演出が欲しかったところ。普段は、ほとんど開ける機会がないと思います。女性だと開けたこともないという使われ方をするのかもしれません。そういった意味では、この床下に収納されたエンジンは、縁の下の力持ちというか黒子に徹している。騒音は、防音財のおかげかかなり抑えられているし、運転席とエンジンの距離が離れているというリアエンジン車の物理的な構造からも、振動、音ともに有利。またそもそもリアエンジン車は、走り出すと音を後方に置いていく(音から遠ざかる)という構造なため、高速時もかなり静か。むしろ信号待ちやアイドリング時のほうが、3気筒エンジン独特の音や振動は伝わってくる。


 荷室の右側にジャッキが収納されている。前オーナーは女性であったため、全く使用していなかったのか埃がたまっていた。スペアタイアもないので、あまり使うこともないでしょう。


 パンク修理キットは、リアシートの下に収納されている。こちらもまったく使った形跡がなかった。前オーナーが女性だったためか、こういうところを開けると色んなところから買い物のレシートが出てくる。おまけにパンク修理キットをどうやって取り出せばよいかわからず、これでは緊急時には役に立たないような気がする。


 ということで、この車の評価は、このリアエンジン、リアドライブに価値を見出せるか否かで、全く変わってくるように思います。エンジンやシャーシなど見えない部分にコストを掛けすぎたためか、内装は割をくった感じで質感はあまり高くありません。乗り心地も2000ccクラスの車に乗った後にこの車に乗ると、静寂性、走りの安定性、エンジン音や振動の滑らかさの全てに及ばないことを実感する。ピッチングは抑えられているとしても、横方向にぴょこぴょこ動く。ただ、エンジンを掛けたときに後方から聞こえてくるエンジン音というのは、走り出す前からわくわくさせられます。後は元気でやんちゃな走りもできるスモールと捉えるかどうか、この後ろから聞こえてくるエンジン音をやかましいと感じるのか、わくわくするかどうかで決まってくるんじゃないでしょうか。


 ということで、三菱i(アイ)のプチインプレ・インテリア編でした。

参考:wiki 三菱i(アイ)、三菱・3B2型エンジンの項、三菱i(アイ) CBA-HA1W/DBA-HA1W型 2008年7月版 カタログ

三菱i(アイ) プチインプレ・エクステリア

2015-11-02 17:35:14 | 三菱 i(アイ) インプレ

 ということで、三菱i(アイ)のエクステリアのプチインプレをやります。ほぼフルノーマルの2006年製のグレードM型で、走行距離は約61,000kmのもの。i(アイ)の生産・販売は、2006年から2013年にかけて7年行われており、こちらは初期型になります。


 もっとも特徴的なフロント。フロントにエンジンを持たないためデザインの自由度が高くなり、グリルなどを持たない独特のフェイスを持つ。兎やハムスター、蛙とかピカチュウなどに例えられることも。


 四角型のボディが多い軽自動車において、異例とも言える曲線で構成されたボディ。未来の車に例えられることもあるが、クラシカルな雰囲気も醸し出している。2006年度のグッドデザイン大賞を受賞(軽自動車としては初)をしており、カービュー・カー・オブ・ザ・イヤー2006〜2007を国産部門で受賞、2007 日本自動車殿堂カーデザインオブザイヤーを受賞している。他には、2007年次 RJCカー・オブ・ザ・イヤー受賞、第27回日本カー・オブ・ザ・イヤー特別賞「Most Advanced Technology」受賞、第1回あなたが選ぶカー・オブ・ザ・イヤー大賞・K4オブ・ザ・イヤー同時受賞など、登場時には話題となった車だった。


 デザインの自由度を増すため、軽自動車としては異例な大きさのフロントガラスが新規に開発されている。原型となった2003年のフランクフルトモーターショーに出展されたコンセプトカーでは全面がガラスだったが、市販車では上端が樹脂製となり、ブラックアウトされて視覚上の効果をもたらしている。これだけの広いガラス面積を持つため、紫外線や太陽光への対策としてUV&ヒートプロテクトガラスを採用している。大型のフロントツインアーム・シングルワイパーも、この広い面積を拭取れるように新規に開発されたi(アイ)専用のもの。


 ウインカーなど一体となったフロントライト。低グレードのモデルでは、ハロゲンヘッドライト(ロービームは光軸調整付きプロジェクタータイプ)、ターボモデルの高グレードG、T、NAの高グレードLXでは、ディスチャージヘッドライトが標準装備となる。


 エンジンを床下に収納するなど、ワンボックスやキャブオーバー型の軽トラやミニバンにも似た構造ですが、ちゃんとボンネットの下にも空間がある。RRのポルシェなどでは、ここはラゲッジスペースとなっており荷物が積める。軽ミッドシップのホンダ・ビートではスペアタイア、S660では外した幌などを収納できるスペースがある。


 i(アイ)の場合だと、ラジエターやウインドウウォッシャー液、バッテリーなどが積まれており、物を入れておくスペースはない。ここは、衝突時にクラッシャブルゾーンとなり衝撃を吸収する。普通の軽と違って狭いと錯覚してしまうが、エンジンがないためクラッシャブルゾーンとなるスペースは広く、JNCAP衝突安全性能総合評価では星五つ★★★★★を獲得している。リアにエンジンがあることで、衝撃を前方に逃がせることから、国内の軽自動車では唯一後面オフセット衝突にも対応していて、後方からの衝突安全性も実は高い。


 伸びやかなワンモーションフォルム。デザインイメージは、繭、ウサギ、そら豆。こんなにも曲線、円を多用した軽自動車は、珍しいと思います。エンジンをリアに持って行き、タイヤをボディの目一杯に四隅まで追いやったことで、ホイールベースは軽自動車最長となる2550mmを得ている。これは、普通車である同社のコルト、同年式のフィット、ヴィッツなどよりも長い。これが、直進安定性やピッチングの少なさなど、この車の独特の乗り味にも貢献している。


 i(アイ)の車体形状は車検証では、ステーションワゴンとなっている。あくまでも使い勝手や実用性を重要視したモデルのため、フロントドアは結構大きく開く。エンジンがないため、フロントタイヤの横まで運転席のスペースが伸びていることがわかる。スペース効率優先の軽ワゴン車では、乗員をアップライトポジションで座らせることによって、車内スペースを稼ぐ方法を採っているが、i(アイ)のドライビングポジションは、ソファにもたれて足を前に投げ出したような姿勢になる。感覚としては、前席の足元が広い。


 リアドアは独特な形状なため、開口部もそれなり。乗り降りのし易さもそれなり。それでも、このようなデザイン優先のドアでウィンドウが一番下まで降りることは立派。


 リアはフロントに比べると、腰高感のある平凡なデザイン。先行していたスバル・R2にもちょっと似ている。三菱のエンブレムと、そら豆のような形をしたi(アイ)専用のエンブレムが付く。リアドアの開口部も、ライバル他社に比べると狭め。


 i(アイ)のために新規開発された、直列3気筒DOHC12バルブの三菱3B2型エンジンを後輪車軸の前に置く。設計が新しいだけあってシリンダーブロックやオイルパン、ヘッドカバーなどはアルミ製で軽量であり、耐久性と静寂性に優れるタイミングチェーンを採用。三菱の可変バルブ機構であるMIVECが採用されている。ラジエターやバッテリーがフロントなど別に積まれているため、エンジンルームを開けなくてもある程度のメンテナンス性は確保されている。冷却に不利なリアに置かれているため、一定温度で作動する冷却ファンが設けられている。後輪車軸の前方に、シリンダーブロックが45度傾斜した状態で置かれるため、ミッドシップ(リア・ミッドシップ)と言われているが、i(アイ)は車体構造的にリアオーバーハングがほとんどないため、エンジンはほぼ車体最後部の位置であり、RR(リアエンジン・リアドライブ)といってもよいように見える。


 エンジンがリアに積まれているため、ちょっとだけデカ尻という雰囲気もある。軽にしてはグラマラスなボディと言えるかも。


 ノーマルでは、三菱エンブレムとi(アイ)専用エンブレムのみで寂しいため、この車では三菱純正のラリーアートのエンブレムと社外品のアルミのMIVECのエンブレムを足してある。


 純正マフラーは、しょぼい感じがするが触媒入りなため、買うと54,000円もする。社外品も数が少ない上に高価なため、排気管の出口にマフラーカッターでも付けるのが現実的でしょうか。エンジンがすぐ側にあるため、排気系の管が伸ばせないため、音色もそれなり。


 ミッドシップと並んでi(アイ)の機構の特徴的なポイントとして、フルアンダーフロアカバーがある。BMWやポルシェ、フェラーリならともかく、軽自動車でフルカバーしてある車種はほとんどないのでは。これは、フロア下の空気の流れを整流して安定性と燃費の向上、風切り音の低減のため、エンジンまで冷気を導くために設けられているらしい。エンジンルームの冷却ファンといい、ほとんどポルシェ並み。ここまでしてミッドシップを採用したかったのか、三菱の技術者の魂を感じる。見えないところにえらくコストがかかっている。


 i(アイ)は、誰にどのような使われ方をするかわからない軽自動車で、ミッドシップ、RRの挙動の不安定さを出さないため、前後のタイヤのサイズが異なっている。フロントは、145/65R15でほとんどスペアタイア並に細いものが付いている。この前後サイズが違うということから、ローテーションができずタイヤサイズも特殊なため高コストになる。またスペアタイアも積まれておらず、パンク修理キットで対応することになる。ほとんどの場合、JAFを呼ぶことになると思うので、それで何とかなると思う。


 リアは、175/55R15と普通車並みの大きなものが付いている。駆動輪がリアのため、こちらが減りやすいかとおもいきや、タイヤサイズが細いフロント側が減る傾向にある。ミッドエンジン、リアエンジンのメリットのひとつにトラクションが掛かりやすいことがあるため、この太いタイヤは視覚的にもそれを表現していて頼もしい感じ。ただ量販店などによく置いてある、4本で9,800円などの軽用の廉価なタイヤは使えない。


 サスペンションは、フロントがマクファーソンストラットの独立式、リアがトレーリングアーム付のド・ディオン式。エンジンがフロントにないメリットのひとつとして、フロントの自由度が増したことで、傾斜角をかなり寝かせてストロークを稼いでいる。ここも、ミッドシップレイアウトの恩恵のひとつであり、i(アイ)の特徴のひとつでもある。


 ホイールは、ターボの高グレードモデルG、T、NAの高グレードLXでは、i(アイ)専用の15インチアルミホイールが付く。それ以外のモデルでは、アルミはメーカーオプションとなり、i(アイ)専用の15インチフルホイールカバーが付く。このホイールカバーには、横から見たi(アイ)の意匠がデザインとして入れられている。


 リアエンジンのため後ろが重そうに見えるが、前45:後55の重量配分を得るため、関連特許を持つホンダからの技術供与により、運転席下に燃料タンクを置くセンタータンクレイアウトを採用している。スポーツカーでない、軽のステーションワゴンだとしたら、ここまでする必要があったのだろうか。シャーシも新規に開発されたi(アイ)専用で、EVを作る前提があったためかボディ剛性も軽自動車とは思えないほど高いそう。もちろん、これらの要素は走りにも良い影響を及ぼしている。


 燃料の給油口の位置に小さなエアインテーク(ファンの吸気口)が設置されている。ミッドシップスポーツのエアインテークは、視覚的にもミッドシップであることを見せるために大きな開口部が設けられていることが多いが、i(アイ)では言われなければ気付かないほど控えめ。i(アイ)がターゲットとした女性や一般の人には、大きなエアインテークは逆効果になっただろうから、デザインの一部として目立たなく溶け込ませているのでしょう。


 リアランプは、凝ったデザインをしているが、今どきのものと比べると地味で控えめ。車体上部に付いているので、視認性は良いと思われる。


 ハイマウントストップランプ付きのルーフスポイラーが、デザインの一部として標準装備されている。メーカー純正の大型ルーフスポイラーが、オプションとして準備されていた。


 i(アイ)は、車体価格が128万円~162万円と高価だったことから、2006年度の発売当初の目標販売台数も、同社の主力であるeKワゴンの半分ほどの月間5000台とされた。最初こそ話題となり販売目標台数の倍以上の受注があったようだが、徐々に伸び悩み梃入れとして同年の10月24日に要望の多かったNAエンジンが追加されている。大きなモデルチェンジ等もなかったことから、2006年が37,330台(月平均3111台)、2007年が18,926台(月平均1577台)、2008年が11,308台(月平均942台)と徐々に下がり続け、最終年度の2013年には1,038台と月販100台以下にまで下がってしまっている。これは、補助金を使用しても200万円ほどかかるi-MiEVよりも少ない。発売当初のデザインの目新しさも薄れ、中古市場ではどちらかというと不人気車の部類に入る。


 軽自動車の開発には、コストを押さえることが強く求められるため、シャーシやエンジンは既存のものを使って、上物だけを変えて車種を増やすという方法が一般的とされていますが、ここまで見てきたようにシャーシやエンジンまで新規開発、専用設計として、新しいものを作り上げようとした開発者の情熱は熱いものを感じます。コストを掛ける場合でも、普通はフロントグリルにメッキを入れたり、内装をゴージャスにしたりという見栄えを良くすることに費やされますが、見えないところにえらくコストを掛けているという、非常に贅沢な作り方をしています。


 何よりも4人乗りの軽のステーションワゴンで4ATなため、車遊びの障害とされるほぼすべての要素を易々とクリアできてしまうことが、素晴らしい。経済的な面でも、家庭的な面でも、仕事に通勤で使っても、冠婚葬祭に使っても、ご近所からの目も何ら問題ない。そのくせ、ここまで見てきたように見えないところにコストを掛けられたインタークーラーターボ付き4輪駆動も選べるミッドシップ車ということで、足としても趣味車としても使えてしまう。ここが、この車の最大のメリットであり、特徴だと思います。車体価格が200万以上というS660が話題となっていますが、あれは余裕のある大人のセカンドカーでなければ、価格も含めてなかなか現実味はありません。中古車も豊富でかなり選びやすいというメリットも含めて、おもちゃ車としてもなかなか良い選択肢のひとつかと思います。


 ということで、三菱i(アイ)のプチインプレ・エクステリア編でした。インテリア編に続きます。

参考:wiki 三菱i(アイ)、三菱・3B2型エンジン、ミッドシップの項、三菱i(アイ) CBA-HA1W/DBA-HA1W型 2008年7月版 カタログ、RX-7とか、プレマシーとか、マツダとか

ラリーアート&MIVECエンブレムチューン

2015-10-31 18:44:56 | 三菱 i(アイ)

 ということで、三菱i(アイ)関連の小ネタです。もっともマフラー変えたり、足回りを変えたりとか、そういう大きな弄りはしない予定なので、常に小ネタOnlyになります。


 昨日から明け方まで天気が悪かったのですが、正午前になってきて天気が回復してきました。雨が降っていたり、曇っていると車を弄るのには向いていないし、写真を撮っても綺麗に写らないため様子見していたのですが、ネットで取り寄せたものが届いていたため、早速作業に取り掛かります。


 このようなボディの写りこみがないと、写真をとってもつまらない。雨で大分汚れましたが、まだ洗車するほどではないか。フロントバンパーは、こすり傷があったのを車屋で再塗装してくれているため、色褪せもなく綺麗。中古車を買う際に気になるヘッドライトの曇りも、今のところまだありません。


 これは、イエローハットで購入したフロアマット。半額セールのもので1,200円→600円。以前は、2~3千円するマットや座布団を何枚も購入していたのですが、今はこれで十分。


 このような感じ。この車には、三菱純正のi専用のディラーオプションのフロアマットが装着されていますが、これは7~8,000円程度はするものだったと思いますので、泥除けがわりに。これがあると、掃除が楽と言うのもある。


 座布団と合わせて半額セット。ネットだともっと安く買えるかもしれませんが、送料まで入れると大差ない値段になる。


 ここからが本題。エンブレムチューン用の三菱純正のラリーアートエンブレムと社外品のMIVECエンブレム。どちらも1,000円ほど。ラリーアートは、ホンダの無限やスバルのSTIなどと同じく、メーカー系列のチューニングメーカー。三菱がWRC世界ラリー選手権に出場していた頃は、ワークス活動を一手に担って、三菱のモータースポーーツの象徴みたいな会社でした。今は、経営状況の悪化から業務縮小をして存続しているよう。車社会が熟成した日本では、以前のようにはレースで勝利→高性能の証明→車が売れるという図式は成り立ちにくいのかも。ただ、アジア市場や欧州でのブランドイメージの向上には役立つはずなので、なんとか活動再開してもらいたいものです。とにかく、三菱のスポーツといえばラリーアートということで購入。


 ラリーアートエンブレムはソフト樹脂製で綺麗、MIVECエンブレムはアルミ製。ラリーアートは、パーツだけではなく以前は市販車の企画も行っていて三菱・コルトRALLIART Version-Rなどがありました。i(アイ)のチューニングバージョンやパーツは販売されていないのですが、勝手にリスペクトします。


 脱脂をしてマスキングテープで位置決めを行って、思い切って貼り付けます。位置的には、バランス的にこの位置しかない感じ。ボディ色がシルバーの上に、アルミのMIVECエンブレムや黒の樹脂のラリーアートエンブレムという組み合わせのため、なんだか非常に地味な感じ。MIVECエンブレムは、その地味さが元から付いている純正のよう。オリジナルの状態だと、三菱エンブレムと小さなアイのエンブレムしかなくて、少しリアが寂しい感じなんですね。ちなみにこれらは2つとも、アマゾンで買えます。


 ラリーアートはもうワンサイズ大き目のものか、ステッカーがバランス的には良かったかも。MIVECエンブレムは社外品なので、耐久性が心配ですが、アルミ製で値段の割にはいい感じ。この車はMIVECターボなので、Turboエンブレムもいけると思いますが、それは検討中。


 と、小ネタをすませたところで、スーパーオートバックスにウィンドウショッピング。昔は、チューニングカーみたいな車に乗った走り屋っぽい若者とか、少し前だとワゴン車を飾り立てた若者が多く集まる場所というイメージだったのですが、今は年配者が多かった。バイクに乗る人の平均年齢が40何歳~とライダー高齢化が言われていますが、車好きの高齢化も進んでいるような気がします。


 街中を車で散策するのが目的のため、特に何も買わなかったのですが、運転していてこのショートストロークのATのシフトが気持ちいい。スポーツカーのマニュアルシフトのようにスコスコ入る。ATの軽ワゴン車なため、街中ではストレスもたまらず走りは楽。


 今どきのATは、インパネシフトが多かったりしますが、この車はオーソドックスなフロアシフト。昔のATだとフロアの床から長いシフトノブが生えていましたが、わざわざドライバーの手の位置まで持ってきてある。シートに座って手を伸ばした自然な位置にシフトノブがあります。こういうさりげないところも、スポーツを感じさせてくれる演出のひとつだと思います。

 
 大型のショッピングセンターに。このような場所は、平日の人があまりいないときの方がゆっくりと散策できます。駐車場は、ほぼ満車と、人多すぎ。


 と言うことで、ブックオフなどに寄り道しつつ戻ります。昔は、大型書店とか定期的にチェックにいってたり、ブックオフやハードオフ、リサイクルショップ、雑貨屋などは巡回コースで仕事帰りによく通っていたのですが、すっかり行かなくなりました。情報はネットで取れるし、買うのもネットが安くて便利なため、実店舗はウィンドウショッピングが多くなった。


 毎日、通勤の足に使っていますので、あらためて街乗りの使い心地を確かめるまでもないのですが、休日に車で散策、ウィンドウショッピングやショップ巡りも悪くないかなと思いました。


 ということで、三菱i(アイ)の小ネタ、ラリーアート&MIVECエンブレムチューンでした。