真っ赤なスイフトスポーツと暮らす with Dream50&Bianchi

FIAT PUNTO SPORTING ABARTHより軽自動車3台を経て、真っ赤なSWIFT SPORTに乗り換え

1年点検とNEW スイフトスポーツ

2017-10-14 01:21:31 | SUZUKI SWIFT SPORT

 ということで、超久々の更新。ここは、車ネタを中心としてますので、特にネタがないと更新は滞りがちになってしいます。スイフトスポーツは、特に変化もなく通勤や買い物など、毎日の足として使用しています。


 車を購入したときに、スズキのメンテナンスパックというものに入っていますので、1年点検の案内が来た。料金はすでに払っていますので、点検やオイル交換、タイヤのローテーションなどをやってもらいに行ってきた。


 もうひとつのお目当てがこちら。新型の4代目スイフトスポーツ。あちらこちらで試乗記が書かれていたり、インプレ記事が紹介されている。とにかく評論家や専門家からの評価が高く、久々に注目を集めているモデルになります。一番のトピックスはフェンダーを広げ3ナンバーのボディサイズとなったということと、180万円くらいからというその価格。同じくらいのボディサイズで、同じ1.4ターボを積んだアバルトが300万円超というところから、いくらスズキでも1.4ターボに変更になったということから200万は超えてくると予想されていた。それが2代目スイフトとほぼお値段据え置きの180万円台。今時、軽のカスタムモデルを買ってオプションを付けたら、そのくらいの値段にはなります。


 3代目スイフトスポーツは、この2代目スイフトスポーツのキープコンセプトでしたが、4代目からは大きく変えてきた。個人的には、すごくかっこよいデザインに思え、この今回のモデルチェンジは成功していると思います。 


 まったくイメージが変わりました。迫力が出てスポーツカーっぽい。


 元々は、この3ナンバーのボディとは欧州など海外仕様で使われていたボディ。日本でコンパクトカーとして売る場合、5ナンバーの枠に収める必要があるということから、トレッド幅を狭めたものが使用されていた。ということから、これが本来の4代目スイフトのデザインということになります。新型スイフトのデザインは、賛否に評価が分かれていましたが、それはそういった事情から来ているのかも。


 昔のランエボとかラリーカーを連想させるような、押しの強いアグレッシブなデザインだと思います。


 直線基調になり、屋根も低く見えることから、まったく別物という印象になった。


 旧スイフトは、円基調で丸っこいかわいらしい方向性を狙ったデザインでした。


 リアは、旧スイフトのイメージを残していますが、横幅が広くなり屋根が低くなったように感じる。2本出しマフラーも健在。唯一、気になったのはエアロの黒い部分。2代、3代目とも黒の艶あり塗装だったものが、カーボン調の模様が入った艶なしの無塗装の樹脂パーツになっており、ここがコストダウンを感じる質感になっている。この黒い樹脂製パーツは、ボディ下部をぐるりと取り囲む、大きなパーツであるので目立ちます。無塗装の樹脂製パーツだと劣化してくると白けてくる心配もありますね。


 お尻のデザイン、質感としては、先代3代目スイフトスポーツのものが一番好き。この2代目だとバンパー部分が出っ張っており、ここに泥や埃が溜まるし、デザインそのものの古さも感じます。


 乗用車ベースのモデルだと平坦になりがちですが、結構抑揚の効いた複雑なデザインになっています。リアのドアノブがCピラーに隠されているのもスポーティに思えます。個人的には、スポーツモデルだったら2ドアでも良かったと思いますが。


 アルミホイールのイメージも一新。流行のデザインだと思います。


 評価が高いポイントの一つがインテリア。値段を思わせない高品質感があります。派手ではないのですが、外車っぽい。ただシートなどの質感は普通で、室内全体としてはそれほど高級感はない。


 シートはレカロではなく、3代目のものとそれほど変わらない印象。アルトワークスのようにレカロを使って価格が上がるよりは、あえて使用せず価格を抑えるというのは良い選択だと思います。オプションなり社外品なりで、欲しい人は別途つければ済みます。


 内装関係は、旧スイフトスポーツではまったく太刀打ちできない。10年という歳月の違いもありますね。


 ノーマルのスイフト(ハイブリッド)も置いてあった。こちらで約170万円。スイフトスポーツがいかに驚異的な価格で出されたかわかります。トレッド幅が狭められ、開口部も小さくなっている。ノーマルスイフトの上級グレードであるRStだとセーフティパッケージ装着で180万円とさらに価格差が縮まる。スイスポは、ダウンサイジングターボで1.4リッターのため1リッターターボのRStは税金は少し安くはなりますが、あえてRStを買った人の立場が微妙なことになる。この辺、アルトRSターボとアルトワークスの関係を思い起こさせる感じがします。スイフトスポーツは派手すぎて嫌という人の選択肢なのでしょう。


 同じカラーということもありますが、旧スイフトスポーツのイメージに近いのはどちらかというとこちらかな。


 スイフトスポーツを見た後だと、大人しい感じに見えます。特にリア周りが寂しいですね。このスイフトスポーツ、試乗車で試乗してくることもできたのですが、仕事終わりに行って、疲れていた(睡眠不足だった)ため用心して断念。ディーラー営業の人の話では、やはり走りのほうもぜんぜん違うということでした。まあ車両の重量もスズキの新プラットホームHEARTECTを使用し970kgということで、2代目1060㎏→3代目1050kgから80~90kgも軽量化し、トルクも1.5倍近くになっているということからも想像できます。一応、カタログだけをもらってディーラーを後にしました。


 おまけの小ネタとしては、ナンバープレートホルダーが500円で売ってたので買ってきた。ナンバーフレームも良かったけど、旧スイフトの場合、ボディ形状の関係でナンバープレートが若干上向きになるように感じる。いったん気になりだすと、そこが結構目につくようになる。


 ボディ側にもナンバーを直角に保つようなベースがあるのだけれど、その上にナンバーホルダーを装着。500円ということからすれば、その費用対効果にも満足。


 古くなってしまった旧スイフトスポーツですが、中古で安価にマニュアルミッションのスポーツモデルに乗れるという存在価値は健在だと思います。 ヴィッツやマーチNISMO、フィットRSなど選択肢はありますが、どれもなかなか価格が高く、しかも中古で探すと思いのほかATやCVTが多い。気軽に選べるマニュアルの遊び車が欲しいという人の選択肢であり続けています。

MONSTER SPORT M16A Monster Tuningステッカー&スイフトどうでしょうステッカー

2017-05-17 12:59:54 | SUZUKI SWIFT SPORT

 またしばらく間が開いてしまいました。写真を撮って、修正してブログにするのは、結構な手間がかかってますので、どうしてもおっくうになりがち。ミニカーやラジコン、スズキの書籍なども手に入れて、更新のためのスイフトネタもいくつか溜まっているのですけど。

 
 ということで、前回に引き続きの小ネタ。MONSTER SPORTのM16A Monster Tuningステッカーと水曜どうでしょうならぬ、スイフトどうでしょうステッカーの貼り付けを行います。


 MONSTER SPORTが出しているM16A Monster TuningステッカーとMONSTER Motorsportステッカー/362×75.5mm。どちらもAmazonからで、送料無料の一枚1,080円。M16Aというのは、スイフトスポーツ用のエンジンの型番で、1.3リッターのM13Aをボアアップして排気量を増したもの。1.5リッターのM15A、1.8リッターのM18Aなどがある。今回の本命は、このM16A Monster Tuningステッカーで、もう一枚の方は2,000円で送料が無料になるため調整用として購入した。届いてみたら意外と大きくて、貼りどころが限られてきますね。


 もう一枚は、水曜どうでしょうならぬスイフトどうでしょうステッカー。こちらは、ショップ製のものがイベントなどで販売されたようですが、今となっては手に入らないためヤフオクにて個人製作のもの。500円+メール便送料。いまさら水曜どうでしょうでもないという気もしますが、最近動画サイトで日本縦断スーパーカブの旅を見て個人的に良かったので。


 とりあえず、位置決め。ステッカーの正しい貼り方というのもあるようで、まず文字部分を擦って台紙に密着させる。その後で、位置決めをして、上の写真のようにステッカーの端を固定する。このように手順を踏まないと、ひとつに一体化していない切り文字ステッカーの場合、台紙に持っていかれたりしやすいらしい。


 アルコールで表面を消毒…ではなく脱脂。


 台紙に文字が持っていかれてないかを確認しつつ台紙を外して、その後シートを剥がしていく。


 出来上がり。エアが入ったりしたけれど、小さなものなので気泡を押し出す。大きなステッカーなどの場合は、デザインナイフなどで切り込みをいれ空気を逃がしたりする必要があるそう。


 このような感じ。ステッカーに統一性がないというか、まとまりがない気もするし、いまどき水曜どうでしょうもどうなんでしょうという気もするけど、まあOKポッキー。


 後ろについたドライバーはスイフトどうでしょうといわれても、別にどうもなあという感想を抱くんじゃないでしょうか。


 ミンカラなど見ていると、スイフトオーナーの定番でもあるようなので良しとします。


 続いてメインのM16A Monster Tuningステッカーを貼り付け。スズキスポーツが健在だった頃には、ここにはスズキスポーツレーシングのステッカーを貼るのが定番だったみたいですが、そちらはもう廃盤になっていて入手できない。とりあえずの位置決め。


 マスキングテープで位置を確定する。実はこれ、一度失敗してもう2枚目。位置決めでもたもたしていると、ちょっとしたことでシートがガラスに触れて文字を持っていかれる。一度こうなったら、修復は不可能。


 2度目なんですけど、また予定していた中央位置より、少しずれたところで文字を持っていかれた。なんとか平行には貼れているし、そこまで違和感もないので、とりあえずセーフとする。


 ステッカーの配置的には、3角形になって安定しましたけど、ますますまとまりがなくなったかな。


 ごちゃごちゃうるさいという気もするけど、それほど派手でもないので良しとします。


 車いじりをする場合、ステッカーチューンというのは一番お手ごろで、金がかからずイメチェンできるので好きなのですが、あんまり貼り過ぎてもあれなので、もうこんなものでしょう。次は、Amazonでも3,000円~くらいからあるお手頃なドレスアップのひとつドライブレコーダー設置を考えています。


 ぐるっと回って、側面には何も貼っていないので物足りないといえば物足りない。なんか車にステッカーを貼っていると、冷蔵庫にシールとか貼っていた頃の感覚を思い出す。


 ということで、無理くりの小ネタ、MONSTER SPORTのM16A Monster Tuningステッカーとスイフトどうでしょうステッカーの貼り付けでした。

スズキ半年点検&Suzuki sports mindステッカー、プチいじり他

2017-04-23 21:38:45 | SUZUKI SWIFT SPORT

 ということで、かなり久々の更新。足として毎日使用しているのですが、特にいじったりといったことがないため、車に関するネタがなかったというのもあります。


 車を購入した時にスズキのメンテナンスパックというのに入っているので、半年点検の連絡が来た。半年点検とオイル交換、洗車をしてくれるというのでディーラーへ。新型スイフトも店頭に並んでいて、点検を待つ間、1時間ほどの時間があったのだけれど写真を撮りそびれた。営業マンに聞いたところでは、新型スイフトの評判は、賛否両論といったところらしい。デザインが元のスイフトイメージからは、ちょっと離れてしまったこともあるのでしょうか。


 どこもいじらないまま半年ほど乗ったので、せっかくなのでディーラーでSuzuki sports mindのステッカーを注文してみた。スズキの純正部品でスイフトのアクセサリーとして取り寄せができる。本体1,800円、取り付け工賃込みで2,400円といったところ。


 このような感じ。ちょっとやんちゃというか、若々しいイメージになった。昔は、ワゴンRとかいっぱい貼っていましたが、最近はあんまりみなくなりました。文字だけが残るものではなく枠があるタイプで、最初は空気が入って白くなっているのが気になったが、しばらくすると空気は抜けてしまい枠は目立たなくなった。


 赤はスイフトスポーツらしくないカラーでちょっと地味で落ち着いた感じがあったのだが、それは薄れた感じ。飽きたら剥がせば元に戻るので、しばらくはこのままでイメージチェンジを楽しみます。


 そこからスーパーオートバックスへ。特に欲しいものはないのだけれど、ウインドウショッピングというかカー用品を眺めに来た。買わないのだけれど、カー用品を物色しているのは結構楽しい。


 スイフトスポーツには、最初から本皮のハンドルやシフトノブ、アルミのペダルなどが装着されており、後付のドレスアップ商品などはあまり買う余地がありません。買うとしたら、ポータブルナビ、ドライブレコーダー、車用のレーダーくらいでしょうか。


 とりあえず、モンスタースポーツのステッカーが置いてあったのでゲット。無限やSTIなども置いてあった。昔は、オートバックスにもこのようなチューニングメーカーのパーツがたくさん置いてあったのですが、最近はめっきり減ってしまった。それと前回買ったモンローのステッカー。


 モンスタースポーツは、昔はスズキスポーツとして活動していた。もともとスズキとは直接の関係のない独立したチューニングメーカーで、一時期はスズキの資本も入っていた。スズキのワークスという扱いでスイフトのラリーなどで活躍し、その名を上げた。スズキスポーツのステッカーも欲しいところですが、その多くは廃盤になっている。


 気になっていたのが、古くなったこの低排出ガスステッカー。これ新しいものは、ディーラーにいってももらえないようで、古くなると見栄えが悪くなってあまり気持ちの良いものではない。ただし、普通のステッカーと違ってそう簡単には剥がれないみたい。本当は、スポーツマインドステッカーを貼るついでにディーラーで剥がしてもらうことにしていたのだが、すっかり忘れていた。ネットで検索すると、ヒートガンやドライヤーで暖める方法、専用のステッカー剥がし剤、ステッカー除去用のカッターやスクレーパーを使う方法、ブレーキクリーナー、洗剤、(プラモデルの)うすめ液、55-6、消しゴムを使うなどあれこれと紹介されている。


 車用のステッカー剥がしは、どれも500円以上していたので、汎用のステッカー剥がし(100円)とマスキングテープを買ってきた。塗装部分であれば、車用のものを使ったほうが良いと思うけど、今回はガラスのためこれで試してみる。


 とりあえず、ステッカー周りや上からステッカー剥がしを塗り、しばらく時間を置いて爪で剥がしていく。スムーズにするっと剥がれるということもなく、ボロボロと削れ落ちていくのを爪で擦るという、結局持久戦になりました。それでも30分ほどと、思っていたよりはスムーズに除去できた。


 低排出ガスステッカーのあった位置にモンスタースポーツステッカー。


 その反対側にモンローステッカーを貼る。


 こんな感じ。なんか微妙。極小のモンスターステッカーは使い道がないため、とりあえず保留にした。


 まあ、ボロボロの低排出ガスステッカーよりはすっきりしたので良しとします。


 続いてイタリアSabelt社のシートベルトパッド。本来は、4点式シートベルトに装着するためのものですが、アクセサリーのひとつとして。Amazonや通販だと、送料を入れて2,800円~3,000円ほど。パチもののシートベルトパッドだと、1,000円から売っているのですが、せっかくなのでメーカーの正規品をということでこれにした。オークションで1,900円(送料定形外で200円)ほど。以前、SPARCO CORSAのハンドルカバーを装着しましたが、SPARCO CORSAのシートベルトパッドもあってそちらだと1,400円ほど。本物のSPARCOだと4,000円ほどする。これ以外だと、英WILLANS社製のものも有名で、そちらも4,000円ほどします。


 定番だと赤なのですが、この車の場合ボディも赤、シートも赤ということで、ワンポイントとしてブルーを選択。


 感想としては、特に悪くもなく、そんなに良くもなくといった感じ。


 4点式シートベルトだと車検には通らないとかハードルが高そうなので、これで良しとします。


 写真だと綺麗に見えますが、毎日の足に使っているので小傷だとか、ヘッドライトのくすみだとか、ちょっとずつやれてきています。それは、道具として使う以上仕方がないのですけど。


 ということで、久々の車いじりとブログの更新でした。もう4月だし自動車の税金が来ますね。軽と違ってこれはちょっと頭が痛い。

スイフトスポーツ関連資料編

2016-11-19 13:35:00 | SUZUKI SWIFT SPORT

 ということで、スイフトスポーツに関する資料(特に2代目であるZC31S型のもの)に関してまとめてみました。掲載している価格は、定価ではなく購入した際の価格です。


スズキ・スイフト (ハイパーレブ 121 車種別チューニング&ドレスアップ徹底ガイド)・(古本/三栄書房) 350円

 三栄書房から出ているハイパーレブの車種別チューニングガイドです。これは旬のスポーツカーやスポーツモデル、バイクなどのチューニングやチューニングカーなどについて詳しく解説してある定番のもの。発行は2007年の4月。これは現在でもわりと入手しやすいと思われます。


 スイフトスポーツの第一弾は、発売された時に登場した1型についてのもの。巻頭の解説は、ビートたけしの義弟でもあるレーシングドライバーの松田秀士氏。2型が出る直前あたりの出版なので、2005年にスイフトスポーツが発売されてから、そろそろパーツやチューニングカーが出揃ってきた時期のものだと思います。


スズキ・スイフト No.2(ハイパーレブ 135 車種別チューニング&ドレスアップ徹底ガイド)・(古本/三栄書房) 500円

 ハイパーレブの車種別チューニングガイドのスイフト編の第2弾。発売は、2008年8月。前作と色が変わっただけで、ほぼ同じ表紙。ただしマイナー後の2型を扱っているため、ウインカーミラーなど細かなところは変わっています。


 2007年にマイナーチェンジされた2型について、詳しく取り上げている。解説は、コボちゃんことレーシングドライバーの桂伸一氏。時期的にもZC31S型スイフトの円熟期に入り、パーツやチューニングカーも出揃って、一番この車が楽しかった時期ではないでしょうか。


NEWスイフトスポーツパーフェクトガイド (News mook)・(古本/ニューズ出版) 280円

 こちらは、2005年9月発行の新車徹底ガイドみたいな本。スイフトスポーツが発売されてすぐのものになります。解説は、初期ベストモータリングでもお馴染みのレーシングドライバーの大井貴之氏。


 上記2冊と異なる点は、発売時のものなので、チューニングパーツやチューニングカーはほとんど扱っておらず、ノーマルスイフトスポーツ自体の解説がほとんどを占める点。スズキ開発者へのインタビュー、JWRCでの活躍、非常にまんべんなく載っていてバランスが良い。


 特にラリーカーのメカニズム解説などをしてある点はポイントが高い。2005年のムック本なので、掲載されている情報は古くなってますが、先代のスイフトスポーツ本としてはお勧め。


エンスーCAR本 STRUT ISSUE〈06〉特集 スイフトスポーツ/2代目パンダ・(古本/エンスーCAR本「STRUT」編集部) 198円

 こちらは、2007年8月に発行されたエンスーCAR本という雑誌のスイフト特集号。雑誌の特集号なので、スイフトだけではなく第二特集としてフィアット・パンダ、ホンダ・ビートなども掲載されている。


 チューニングとかそちらよりではなく、開発者のインタビューなど素材としてのスイフトスポーツそのものを掘り下げてある。モノクロページで読み物中心の作り。


スズキ・スイフトスポーツ (エンスーCARガイド)(古本/エンスーCARガイド) 600円
 
 こちらは、2009年2月に発売されたエンスーCARガイドのスイフトスポーツ特集本。このエンスーCARガイドは、S660やスズキ・アルトワークスなど旬のスポーツカーから、ホンダ・ビートやスズキ・カプチーノ、マツダAZ-1、フィアット・パンダ、マツダ・ロードスターなど、根強いファンがいるエンスー好みの旧車やネオクラシックカーみたいなところを取り上げたシリーズ。2009年だとまだ2代目スイフトスポーツが現役の頃ですが、この時点ですでにエンスーCARガイドに取り上げられているというのは、市場での評価がすでに固まってきていたことの証明だと思います。


 内容は、前出のエンスーCAR本 STRUT ISSUEを再編集して、より詳しく取り上げたもの。開発者へのインタビュー、市場での位置、ノーマルのメカニズム、JWRCでの活躍など、ZC31S型スイフトスポーツの教科書を目指したような作り。オーナーであれば、持っておきたい必携の一冊かと思います。


 ムックではなくソフトカバーの単行本なので、作りもお洒落で携帯にも便利。


 山本マサユキ氏らによる、スイフト漫画入り。オーナーのためのファンブックですね。


 内容が重複しているため、エンスーCARガイドがあればエンスーCAR本 STRUT ISSUEはいらないかと思いますが、装丁も洒落ていてアマゾンでも安いので、手に入れておいても損はないかと思います。


ベストモータリング2005年3月号リトルダイナマイト炸裂!!・(中古/ベストモータリング社) 100~200円くらい
Hot Version 83 WRCスイフトvsストリートマシン ・(中古/講談社) 50円

 どちらも、スズキのワークスマシン、イグニス1600とJWRCスイフトスーパー1600を取り上げた特集号。ベストモータリングの方では、スズキのワークスドライバーによる運転と、ベストモータリング大井貴之氏によるインプレッション。初代スイフトスポーツも参戦した筑波バトルも収録している。


 Hot Versionの方は、2006年度のもので、JWRCスイフトスーパー1600を群馬サイクルスポーツセンターに持ち込んで、土屋圭一氏の乗るチューニングマシンのAE86とシーカー・シビックとのバトル。飯田章氏によるノーマルスイフトスポーツとJWRCスイフトスーパー1600を比較しての解説も収録されている。


 どちらも動画が上がっていますのでネット上で見ることも出来ますが、アマゾンでも1円~から入手できるので手に入れておきたい一本。同じ時期にCGTVで松任谷さんがスズキのワークスマシンに試乗するラリーカー特集もあったようですから、スズキがPRのためにワークスマシンを積極的に露出させていた頃のものなのでしょう。


ランチャ・デルタHF栄光のラリーヒストリー (中古・リーガル出版) 1,000円

 ここからはスイフトスポーツとは関係ありません。ランチャ・デルタHF栄光のラリーヒストリーは、Gr.A時代の初期に君臨したランチャのラリーカーランチャ・デルタの1987年から1992年までの歴史を追ったもの。元ネタが分かりませんでしたが、おそらく当時VHSか何かで発売されていたもののDVD再販版ではないでしょうか。1987年~1992年のラリーシーンより、ランチャ・デルタの活躍のみピックアップした編集版みたいな感じのもの。


 ラリーのDVDは毎年発売されているのですが、最初から最後まで見るわけにもいかないので、特にランチャ・デルタに焦点を当てたものが欲しかった。ランチャの歴史だとか、デルタ市販モデルとの比較や解説などあればなお良かったのですが、年度ごとに勝敗を淡々と紹介している。値段も安いし、企画ものとしては、こんなものでしょうか。


 デルタに限らず、ストラトスやルノーサンク、アルピーヌなど、往年のラリーカーについて編集されたものがあれば欲しいですね。スズキのJWRCでの活躍をまとめたDVDなども発売してもらいたい。


頭文字D ファンブック (Motor Magazine Mook)・(古本/モーターマガジン社) 820円

 こちらは、モーターマガジン社より2016年に発売された頭文字Dのファンブック。70年代~90年代の往年の名作漫画をムック形式で振り返ろうという企画本。同じシリーズでバリバリ伝説、キリン、ナナハンライダーなどが発売されている。個人的には、あいつとララバイのファンブックが欲しい。


 頭文字Dは、1995年30号から2013年35号まで少年マガジン誌で連載され、単行本は48巻を数えるという車漫画の名作。何度もテレビアニメ化され、OVA,劇場版アニメ、日本、香港合作による実写映画など、現在に至るまで繰り返し作られている。家庭用やアーケードなど、ゲーム化も何度もされている。


 個人的には、秋名の無名な豆腐屋の息子に各地の走り屋が挑んだ初期の高校生編辺りまでしかみておらず、その後はわからないのですが、総集編としてまとめて見れるのは全体を知るのに分かりやすくて丁度いいかなということで購入。ガンダムと一緒で、ファンが付いて多くの派生作品が作られて、その世界観が膨大に膨れ上がった作品ですから、後からそれを追いかけるのは結構大変。


 このムック本には、漫画に登場した車も実車で解説がしてあるのですが、あらためて思うのは、90年代はスポーツカーの宝庫だったということ。同じ時期には、ベストモータリングも発行され、毎号に渡って新車を筑波サーキットに持ち込んでバトルを展開していました。スポーツカー冬の時代といわれたここ10年くらいからは、想像も付かないような豊潤な世界。当然、中古車も豊富でMR-Sやロードスターの中古がディーラーで50万円くらいで簡単に手に入った。


 イニシャルDは、アジア圏でも熱狂的な人気を獲得したみたいです。米国でも日本製の中古スポーツカーをチューニングしたワイルドスピードがシリーズ化されるほどの人気を博すなど、この頃の日本車の熱気は凄かった。


 もう峠などに走りに行く年齢ではないですけど、今見ても楽しいと思える車漫画の傑作だと思います。


 ということで、現実のスイフトスポーツの方はスズキの無料点検の期間中ということもあって、ディーラーに行ってきた。買ったばかりなので、別に点検などしなくてもよいのだけれど、ディーラーの営業マンが熱心に電話をかけてきた。この無料点検は、実施するとメーカーからディーラーに工賃が入るという仕組みになっているらしい。それならば、特に遠慮をする必要もないので点検をお願いすることにした。


 点検は分解の必要のない簡単なものだったのですぐに終わった。洗車をしてもらったことがありがたかったかな。ディーラーにも置いてあった、スズキの世界戦略車のひとつでもある小型SUVのイグニスを発見。このイグニスは軽自動車よりほんのちょっと大きいくらいの大きさ。解説しているサイトを見ていたら、軽自動車やスマート、VW UPよりほんのちょっと大きく、スイフトやフィットなどBセグよりもほんのちょっと小さいという微妙なサイズをあえて狙ったらしい。SUVは大きな車がほとんどだが、この微妙に小さいサイズが魅力的。マニュアルを詰んだイグニススポーツがあればなお魅力が増すと思う。


 あいにくの曇り空のため、せっかく洗車してもらったがあまりより写真が撮れない。


 ということで、スイフトスポーツの資料編とスズキの無料点検でした。

スイフトスポーツ購入顛末

2016-11-10 20:40:44 | SUZUKI SWIFT SPORT

 ということで、久しぶりの更新。スイフトスポーツを買ったはいいが、まとまった休みが取れなくて、特に走りにいったりだとか長距離を走ったりだとかはありません。ただ、毎日の通勤に使ったりスーパーに立ち寄ったりと、使用状況としては毎日稼動しています。


 買うときに気になったのが、ハイオク使用ということで日々の維持費。片道25キロくらいの通勤に使用して、これまで一日あたり400円程度だったものが、500円いかないくらい。450円~程度だと思います。さすがにテンロクということで、低速トルクがあるためまわさなくても日常の使用には支障がない。NAエンジンというのも大きいでしょう。任意保険料のアップも気になっていたが+5,000円くらい。スズキのディーラー保険で計算しなおしてもらったら、4,5000円くらいだったのが3万円台にまで減ったので、実質安くなった。


 特に何かをしたということはありませんが、Amazonなんかでスイフトスポーツ関連の資料などは少しずつ集めています。もちろん現行型の3型のものは今でも数多く出版されていますが、2型のZC31Sの場合だと登場が2005年と11年も前なため古本に頼らざる負えない。ネット上のインプレッションやオーナーのブログも現行のZC32Sが中心で、ZC31S型は少なめ。それでも、モータースポーツにも使用され、数多くのオーナーから愛された車種なので、今でもわりと集めやすいことが救いでしょうか。


 特にいじったり、ドレスアップしたりということもありませんので、わりと普通に実用車として使用している。ということで、今回はスイフトスポーツを選んだ理由などを書いてみます。


 元々このブログは、2007年にFIATのPUNT Sporting ABARTHを入手したことから始まっていて、(当時でも)10年落ちの中古イタ車を通勤や仕事の足として、日常使えるかということがテーマだった。自分が輸入車自体に慣れていなかったこともあって、水温上昇が止まらなかったり、クラッチペダルを踏んだら床まで抜けたり、クラッチ版の交換、ブレーキ類のオーバーホール、燃料ポンプを交換したりと、期待に裏切らず壊れてくれた。この車は1.2ℓのプントのスポーツモデルに、イタリア本国で売られていたABARTHのエアロやアルミホイールなどのドレスアップキットを組み込んで、日本のみでSporting ABARTHとアバルトの名前を付けて売られていたなんちゃってモデルで、アバルトでもなんでもなく馬力も86psしかなかったけれど、低速からトルクがあって走りは楽しかった。


 幸いにして近くに安く修理してくれる車屋を見つけて、維持は楽になった。アッセンブリー交換ではなく溶接や中古部品でなんとかしてくれるなど、車選びと同じくらいにショップも大切だと思ったものです。そこには、フェラーリやアルファだけではなく、旧型のチンクエチェントやバイクなんかも置いてあって、趣味全開というショップだった。


 そんなこんなで次に欲しかったのがプントの2型で、2000年にHGTアバルトが発売されていた。このHGTアバルトもアバルトキットを組み込んだ日本だけのアバルト仕様に違いはなかったのだが、こちらはノーマルプントの1.2~1.3ℓエンジンに対して、フィアット・バルケッタと同じ1.8ℓDOHCエンジンを積んでいた。1.2ℓが前提の小型車の車体に、1.8ℓと大きめのエンジンを積んだことで走りは結構良かったよう。成り立ちとしてはスイフトスポーツに近いですね。この車はイグニススポーツなどと同時期にS1600クラスのラリーにも参加していて、それがきっかけでスイフトを知った。


 その後2005年には、プントはグランデ・プント(GRANDE PUNTO)として3型に移行。2009年にはプント・エヴォ(PUNTO EVO)として現行まで続いている。グランデ・プントは、2006年からスーパー2000クラスにグランデ・プントS2000アバルトとして参加しており、翌2007年にはフィアットの一部門でしかなかったアバルト社がいよいよ会社組織として復活した。アバルトが復活した際のプロモーションビデオもラリーによるスポーツイメージを強調したものだった。後、ラリー車といえば自分の年代的にはランチャ・デルタインテグラーレ。これは憧れました。


 トヨタがヤリス(ヴィッツ)で2017年よりwrcに復帰するそうですから、ランチャやスズキも検討して欲しいものです。


 そんなこんなで、ラリーのベース車両になっているスイフトというのは、当時から欲しい車の一台だった。現行のZC32S型は検討もせずZC31S型に直行だったのも、この頃のイメージでこの車が欲しかったから。スイフト・スーパー1600は、スイフトスポーツではなく、標準型のスイフトの車体とエンジンを使用して製作されているそうですが、ラリーイメージの強いZC31S型が欲しかった。


 そんなわけで、今では絶版となっているトミカのスイフトスポーツやスイフトスポーツラリーカップカーなんかも、当時から買って持っていた。


 もうひとつ個人的な理由としては、スズキの自動車はこれまで所有したことがなかったが、バイクは過去一台だけ乗っていた。1991年に発表された350ccのGoose(グース)という車両で、翌1992年に発売された250cc版に3年~4年ほど乗っていた。これは、水冷4気筒のレーサレプリカ全盛期だった当時、空冷単気筒エンジンを積んだシングルレーサースタイルで登場し、余分な部品が付いていないことからシンプルなバイクだった。デザイン的にも洗練されていて、大変乗りやすかった。当時、イタリアジレラ社の往年のモデルを復刻したジレラ・サトゥルノというバイクが売られており、デザイナーは日本人で同じ方だった。スズキは、ドイツ人デザイナーハンス・ムートを起用した刀のように、意外に柔軟性があって斬新なものを作る。個人的なスズキのイメージは、この時のバイクの使い勝手の良さに起因している。


 今だとHGTアバルトでも50万以下、グランデ・プントでも80万しない程度で買うことが出来る。物がないけれど、グランデプント・アバルトでさえ100万~120万程度から売っている。ただ、通勤車として毎日の日常に使える(滅多なことで止まってもらっては困る)ということから、自宅から自転車で行ける圏内にディーラーがあるスイフトスポーツとなった。自宅近くにフィアットディーラーがあって、グランデプント・アバルトが100万~くらいで売っちゃってたら、後先考えずにそっちに行っていたと思います。


 デザイン的には、フェンダーが張り出して見える前から見たところが好み。スイフト・スーパー1600はスイフトのボディから50ミリ/50ミリ拡大されおり、10センチほど拡大して3ナンバーサイズになっているそうです。ランチャ・デルタも、実用車だったオリジナルのデルタからインテグラーレになって、冷却のための穴がボコボコ開けられたり、ボディ幅が大幅に拡大されて迫力を増していた。スイフトスポーツ自体は、ボディのフロント側には手が入っていないため、幅はノーマルスイフトと同じだと思います。


 そのような流れで考えると、この純正のホイールデザインも、いかにもラリー車っぽいデザイン。欧州で人気が出たというのも、ラリーで活躍できたことによるラリーイメージが大きかったと思います。


 2型からは、1~5速がクロスになりESPが標準装備化された。外観は、ウインカーがミラーになった以外には変更されなかったのは、デザインに関しては最初の段階でやり尽したからということらしい。


 これはスイフトスポーツに限ったことではなく、ノーマルのスイフトでも同じですが、ドアは平坦ではなく微妙なアールが付けられ、空と地面とを映りこみさせるように計算されているらしい。そんなにかっこよい車とも思えないのですが、なぜか惹かれてしまう理由は、ディテールに凝って細部まで計算されつくしたところから来ているみたい。


 ステアリングのセンターにラインが入っているのもラリーのイメージから、あえて入れたものだそう。ボディ剛性が高いことから、ドアを閉めたときに密閉感があって、軽自動車みたいに部品点数の少ないインパネやダッシュボードなのに、意外に高級感が感じられる。その反面、小物入れやカップホルダーのようなものは極端に少なく、リアや荷室もコンパクトカーにしては狭い。スズキは、軽でそういった部分は知り尽くしていると思われるが、そのような車ではないためあえてやらなかったのだとか。軽のスズキのイメージからすると、(良い意味で)かなり肩透かしを食らいます。


 最初のPUNT Sporting ABARTHと同じ位置、構図の写真から。ソリッドの赤ではなく、メタリックの入った赤なので、色褪せには多少強いか?カーポートがある部分が駐車スペースの一部分だけなので、この車は基本的に青空駐車となります。実用でも使う車なのでこれは仕方がない。


 前から見たときに安定感があるというか、押しが強い感じがする。スイフトは、ホイールベースに対してトレッド幅がわりと広めらしい。直進安定性よりも旋回性を重視した方向性ということのようです。ホイールベーストレッド比といえば、軽自動車より短いホイールベースにGTR並みのトレッド幅を持ったランチャ・ストラトスが思い浮かびます。


 ブレーキローターなんかは小さめでわりと地味め。キャリパーもブレンボみたいな派手な色のものを付けて欲しかったところ。


 スイフトがベースなので、地味なコンパクトカーみたいな外見なのにスポーツモデルというところがたまらない。羊の皮をかぶった狼ならぬ、アドレスの皮をかぶった隼みたいな。スズキは、日本だと軽自動車のイメージですが、海外だとバイクのイメージもあって意外とスポーティイメージでもあるらしい。全世界生産台数300万台中、日本でしか売られない軽自動車は60万台ほどと、実は普通車メインのメーカーで、俺は中小企業のおやじと言ってる会長に惑わさがちですが、販売台数でも国内3位、世界10位と知れば知るほど奥の深いメーカーなんですね。


 リアも意外と複雑な曲線から構成されています。一目でスイフトだと分かるデザイン。


 ということで、スイフトスポーツの購入顛末でした。少しずつスイフトスポーツに関して調べて、また紹介ネタをやりたいと思います。